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つんちゃと夜の散歩に出かけていた頃に
グラウンドでウォンウォン言ってたのを懐かしく思い返したのは、
夜中にテレビで、映画「鴨川ホルモー」を見たからだった。


夜の公園の闇の中に、何かいるのかと思うくらいに
つんちゃが吠えるので、あの頃読んだ万城目学の
「鴨川ホルモー」に出てくる小鬼たちが
きっとつんちゃにも見えるんだ❗️と思ったりしたものだ。


荒唐無稽なあのストーリーにつんちゃのことを重ねて思い出すのも
あの頃、つんちゃが誰もいない暗闇の中で吠えていたからだ。
ワタシにとって「鴨川ホルモー」がつんちゃの声を思い出すスイッチみたいなものだ。



つんちゃがホルモーを叫ぶ、いや吠える声を
聞けなくなって、静かすぎる部屋の中、
忘れてしまわないように、つんちゃの声を"反芻"してみたりする。
つんちゃの声は、たくさん聞いたのに。
「ワンワン言わないの」っていうほど聞いたのにね。


今日はオコ坊がつんちゃにトリさんケーキを持って来た。

つんちゃがいないお正月

2017年も昨年同様のお正月の食卓。
ここ数年、おせち料理は茶懐石のお店に頼んでいて、
お肉を食べないワタシがここを選んだポイントは、
食材にお肉がほとんど使われていないから。


でも、１つだけ入っているのが鴨肉。
京都だからね・・。
それをつんちゃが引き受けてくれていた。
今年はテーブルの下で待ち構えているつんちゃはいない。
でも、やっぱりつんちゃに食べてもらうね。


お年賀にいただいた甘い物もつんちゃに。


つんちゃの花は、カサブランカを入れてちょっと贅沢にお正月用アレンジ。

静かな年明け

年の初めは・・・
さだまさし！




を見ていた昨年。
つんちゃの姿がそばにあった。
幸せな風景だったな。

つんちゃと迎えた新年は１４回あったはずなのに、
2016年の年明けのつんちゃの寝姿が恋しくて仕方がない。
きっとあの姿を毎年思い出すことだろう。

年明け早々に、涙で湿っぽくなってしまう。
と、思っていたら初笑い。
やっぱりさだまさしはスゴイな。
笑わせてくれた～。
"PPAP和風　さだまさし"だって。　




「遥かなるクリスマス」の♪いえいっそ世界中が不幸ならと願う僕がいる♪という歌詞について質問していた中学生に
幸せというのは不安定なもので、不幸がなければ幸せを計れない、というさだまさしの説明に
「がってん！がってん！がってん！」を押していたワタシ。

悲しみがあって、喜びがあって、それが生きているってことなんだよ。by　さだまさし

喜びばっかじゃ、幸せばっかじゃ、生きていることにならないんだナ。

とすると逆に、あの世は極楽浄土。幸せONLYってことか。
つんちゃは幸せにしているだろうか。
どうか、極楽で「ごくらく・ごくらく」って言いながら、ほよよ～～んってしていてほしいな。

こちらは、つんちゃのいない悲しみに耐えながら、
つんちゃが居たことの幸せを改めて感じているヨ。