VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

ビリッケツ

2013-01-27 | ワンピース・仲間たち
マラソンシーズン真っただ中である。

陸上競技の中でも、あっという間に終わってしまう短距離と違って、
観客は応援する”時間”を与えられるのがマラソンだ。
沿道からの拍手と声援という手段で。

一等賞は賞賛の拍手で迎えられ、
ビリッケツには暖かい拍手が送られる。

つんちゃがマラソンランナーだとしたら、
もちろん後者に属する。

勝負の世界は結果を出してこそのものなのだろうけど、
それでもひたむきな姿を見れば声援を送りたくなるのが心情。

犬が何か動作をするだけで、、
ついつい声援を送りたくなってしまうことがある。
自分の犬がかわいいのは、
優秀な技能を持つからではなく、
見映えのいい外見だからでもなく、
ただただ一緒にいることがヨロコビなのだ。

だから猟犬の処遇を聞いたときには驚いた。
猟に役に立たなくなった年老いた犬は
山へ捨ててくる。
そんなハンターばかりではないのだろうけど、
そういう扱い方をされてきた事実はあるのだろう。

近所のワン友が昔、土佐犬を扱う人から聞いたというのは
闘犬として使えそうなものを選り分け
他は生まれてすぐに”つぶされる”という話。

”犬気公園”で出会った人が保護したダックスは、
いわゆる生ませ犬として役に立たなくなって
捨てられていたようだ。
ボロボロになって植え込みの中でうずくまっていたという。

そういう人間の都合は自然淘汰とは全く別次元。
怒りのすぐ後にどうにもならない悲しい気持ちにさせられる。

ビリッケツで、
ドンくさくても
我儘でも、
年老いていても、
なんでも、
拍手なのだ、我愛しの犬は。

今朝の”犬毛公園”前。
ラブといたら、マフィンがやってくるのが見えた。


なんだか嬉しい三匹。



陽射しが暖かいウッドデッキでみんなとおしゃべりしての帰り道。


みんなに遅れながらやっとこさ歩くつんちゃ。


(陰の声:がんばれ!あと少しだ!)


みんながずっと待っていてくれた。


ゴールは近いぞ!


もみママが暖かく迎えてくれた。
つん:うち、がんばってん!(涙)
もみママ:つっきー、頑張ったねー。エライ、エライ!


来るとき、公園入口でマフィンがすんなり小走りに渡った広い道路を、
1回の青信号で渡りきれないつんちゃに、
チェリーままがそっと言ってくれた。
「急ぐ必要はないよ。ゆっくり渡ろう。足を怪我したら大変だよ。」
マフままも、先に渡り切っていたくるみママも、
みんな優しい目で見守ってくれた。
ありがたいね。
つんちゃはビリッケツでも拍手してもらえる。











コメント
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つっきーの木