歌舞伎座 昼の部 3階1列46番 夜の部 1階17列15番
一、玩辞楼十二曲の内 碁盤太平記(ごばんたいへいき)
山科閑居の場
大石内蔵助 扇 雀
岡平実は高村逸平太 染五郎
大石主税 壱太郎
医者玄伯 寿治郎
空念実は武林唯七 亀 鶴
妻およし 孝太郎
母千寿 東 蔵
二、六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)
僧正遍照
文屋康秀
在原業平
小野小町
喜撰法師
大伴黒主
〈遍照〉 僧正遍照 左團次
小野小町 魁 春
〈文屋〉 文屋康秀 仁左衛門
〈業平小町〉 在原業平 梅 玉
小野小町 魁 春
〈喜撰〉 喜撰法師 菊五郎
祇園のお梶 芝 雀
所化 團 蔵
同 萬次郎
同 権十郎
同 松 江
同 歌 昇
同 竹 松
同 廣太郎
〈黒主〉 大伴黒主 吉右衛門
小野小町 魁 春
三、玩辞楼十二曲の内 廓文章(くるわぶんしょう)
吉田屋
劇中にて襲名口上申し上げ候
藤屋伊左衛門 翫雀改め鴈治郎
吉田屋喜左衛門 幸四郎
若い者松吉 又五郎
藤屋番頭藤助 歌 六
おきさ 秀太郎
扇屋夕霧 藤十郎
夜の部
一、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
星合寺の場
梶原平三 幸四郎
俣野景久 錦之助
梢 壱太郎
梶原方大名 由次郎
同 松 江
同 廣太郎
同 松之助
六郎太夫 錦 吾
剣菱呑助 桂 三
奴菊平 高麗蔵
大庭景親 彦三郎
二、成駒家歌舞伎賑(なりこまやかぶきのにぎわい)
木挽町芝居前の場
四代目中村鴈治郎襲名披露 口上
翫雀改め鴈治郎
扇 雀
虎之介
壱太郎
藤十郎
○
木挽町座元 菊五郎
太夫元 吉右衛門
芝居茶屋亭主 梅 玉
茶屋女房 秀太郎
男伊達 左團次
同 歌 六
同 又五郎
同 錦之助
同 染五郎
同 松 江
同 権十郎
同 團 蔵
同 彦三郎
女伊達 魁 春
同 東 蔵
同 芝 雀
同 孝太郎
同 亀 鶴
同 高麗蔵
同 萬次郎
同 友右衛門
役者寿治郎 寿治郎
二引屋倅 進之介
二引屋主人 我 當
道頓堀座元 仁左衛門
江戸奉行 幸四郎
心中天網島
三、玩辞楼十二曲の内 河庄(かわしょう)
紙屋治兵衛 翫雀改め鴈治郎
紀の国屋小春 芝 雀
江戸屋太兵衛 染五郎
五貫屋善六 壱太郎
丁稚三五郎 虎之介
芸妓小糸 歌女之丞
河内屋お庄 秀太郎
粉屋孫右衛門 梅 玉
四、石橋(しゃっきょう)
獅子の精 染五郎
同 壱太郎
同 虎之介
碁盤太平記、扇雀の内蔵助は貫禄不足だが、まあまあの配役。
六歌仙、襲名らしい華やかな舞台。ただ、三津五郎がいないのがさびしい。菊五郎や吉衛門の舞踊は久しぶり。
吉田屋、鴈治郎は馬鹿げた男を演じるのはそこそこかもしれない。哀愁のようなものはまだまだ。
石切、壱太郎はしっかり。幸四郎は好きな演目なんだろう。
歌舞伎賑、両花道で見事。ただ、男と女の数のバランスで、亀鶴、友右衛門等まで女形というのは。。。
河庄、虎之介が光る。壱太郎も、女形以外でこんな芸ができるとは凄い。
芝雀も雀右衛門襲名に先駆けて大役をこなしていくんだろう。
石橋、将来が楽しみ。ただ、毛ふりはあってなかった。