Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

通勤時間帯の高速道路

2006-11-12 02:12:24 | つぶやき
 通勤時間帯の高速道路は通行量が多い。それは「追い越し車線を走りつづける車」や「混雑する高速道路」などでも触れたが、ETCの割引制度の導入によるところが大きい。金曜日、いつものようにその時間帯に高速にのる。現場からの帰宅ということで、豊科インターから入るが、掲示板に「塩尻北―塩尻間事故渋滞」と表示されている。せっかく入ったのにこういう表示があると嫌なものである。果たしてどの程度の渋滞なのか、どれほど時間を要すのか、そんな思いがめぐらされるのである。もともと高速道路であるならば、時間の計算ができるわけだが、ひとたび事故でも起きるとそういうメリットはまったくなくなる。加えてせっかくの割引も意味もなくなるのである。

 「3キロ渋滞」という表示にそれほどでもないのか、という判断をするが、しだいに近くなると、「3キロ45分」などという表示が目立つようになる。渋滞距離が3キロのまま増えないのに、通過するにはずいぶんと時間を要すようだ。ということはほとんど停まっているといった方がよい。にもかかわらず渋滞が伸びていかないのは、塩尻北インターで降りる車が多いということである。動かない高速にいても仕方ないので、結局わたしも塩尻北インターで降りることにする。しばらく高速道路沿いの側道を走り、高速の東側の県道へ入る。ちょうど高速が少し低いところに見えて、ほぼ平行して走る。だから高速の状態がよくむ見える。若干動いているのかもしれないが、ほとんど停まっている状態である。塩尻北から塩尻まで一般道を走ってせいぜい15分程度。だからこんな事故渋滞でなくとも、時折塩尻北で降りることもあったから、どうということはないのだが、せっかくの割引時間帯なのだから、ある程度長く走らないとお得さはない。だから損をしたような印象は否めない。もちろん所要時間もかかるのだから、気分はすぐれない。

 安全を確保するのなら、この時間帯の高速は走らないのが一番、と言いながらも、結局はお得感を味わいたい自分がそこにはいるのである。いや、好んで走っているわけでもないし、好んでお徳感を味わおうとしているのでもないのだから、そんな無駄な時間は短いにこしたことはない。だからどんなに危険でも、その危険空間を走ることが、わたしにとっては不遇な仕事環境に対する抵抗になるわけだ。
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