Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

TM動員なんて当たり前だろ

2006-11-25 01:01:00 | つぶやき
 タウンミーティングが動員をしたヤラセであった、なんていう報道で、教育基本法改正論議に影響があるのでは、と野党は期待していたのかもしれないが、まさに野党も民主党あたりの主張は自民党との差が見えないからヤラセ問題もなんら影響なく通り過ぎている。国も県も、そして市町村も含めてこうしたお役所が主導で行なわれる会議への動員は当たり前のことで、今更問題にしても「あなた、そんなことも知らなかったの」という印象が強い。お役所ばかりではない、企業だって意図通りの流れを創りだすためにヤラセをすることだってあるだろう。そういうものである。ただ、お役所の場合はわざわざ意図通りにならなくても、その責任問題だって曖昧だし、銭勘定は二の次なんだから、ヤラセ度は低いのではないか、と思うのだがどうだろう。ただ、そのヤラセの会議のために、くだらない銭を出してることは確かに勘弁ならないことではある。しかし、企業ならもっと銭をかけるような部分だってあるのだろうから、どこかの女性国会議員ではないが、細かい数万円のことでぐちゃぐちゃ言って「節約できるのではないか」と指摘しているのも茶番のように見えてきて、「何をするべきか」という視点で捉えると、この国の政治も片方では核保有なんていうだいそれた議論をするのに、いっぽうでは幼稚な議論で本気に与野党で言い争っていたりして、「平和だなー」とつくづく感じるわけだ。

 我が社でも動員というやつがたまにある。昔は頻繁にあった。「こんなくだらないことに銭をかけるな、時間を費やすな」なんてしょっちゅう思っていたものだ。松山市のタウンミーティングを主催した県教育委員会は「呼びかけに応じた教員らは実際に出席したと考えられる」と認めたうえで「応じたのは自発的意思のはずだ」と言っているが、「絶対嘘だね」とわたしは思う。マジメな教員の方々だから、自発的と言うかもしれないが、もし本当に自発的にこんなくだらない作られた会議に、それも100人も出席していたら笑ってしまう。さらにはその内容が教育基本法改正のために創られたものだったというから、その場にいた人たちはもしかしたらほとんど身内だったのかもしれない。さすがに国のやることだと納得してしまう。地方には銭がなくてこんなヤラセなんかしている余裕はなくなったというのに、国には埋蔵金が眠っているわけだ。

 お役所はなんでこんなくだらないことに時間と銭を使うのか、とあきれるというよりも役所なんて無くしてしまえ、と思ったりする。世の中が厳しさを増すほどに、「おまえたちは税金で食いながら、人の上に立って〝検査〟とか〝審査〟なんていって偉そうに物語を語っているが、悩みがないねー」と言いたくなる。
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