もっちぃーの宮崎暮らし

宮崎在住の私が、焼酎を飲みながら気ままにやってます(旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」をリニューアル)。

長期熟成(その1)

2008-04-16 00:14:15 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
古酒とか長期貯蔵とか最近多い気がします。
これも焼酎ブームにより消費者の嗜好が広がったおかげなんでしょう。

さて、この長期貯蔵による「熟成」について色々なところで語られていますが、
はっきり言って「よくわからない」というのが実際のところなんじゃないかと。
私もよく分かりません(w。

そんな私が勝手に想像(妄想?)して書いてみます。科学的根拠は薄いですが。
(実は某掲示板で話題になってたので、自分なりに書いてみようかと…。)


まず、一番初めに区分しておくべき事は「生酒」か「蒸留酒」かということ。

「生酒」は文字通り発酵したまんま、蒸留せずに絞ったお酒です。
例えば日本酒、ワイン、ビールなど。

これらの生酒は酵母菌も生きています。
だから、そのまま置いておくとさらに発酵が進んで味が変わっていきます。
これは明らかに微生物の働きによる変化ですから、確実に味が変わり、
「熟成された」と言える様な状態になりますね。

ちなみに20度くらいでしたっけ? それ以上の温度になると発酵の化学変化が
変わってしまうため、高い温度は厳禁ということになります。
洞窟の中やワインセラーは確実に10度代をキープするので、まさに熟成に適した
温度ということになりますね。逆に低すぎるのもよろしくない。

一般家庭で冷蔵庫に入れると5度前後ですから、悪い変化が起こらない代わりに、
熟成も進みはしないことになります。普通の家での生酒の貯蔵は向かないという
ことですね。

ちなみに生酒でも熱処理されているものは酵母も死んでいますから、酵母菌による
熟成は起こりません。その意味では貯蔵する意味はないのでしょう。

あと、日本酒も蔵元によっては丁度よい位の熟成を経て出荷しているところも
ありますから、下手に家庭で熟成させるより買ってすぐ飲んだ方がおいしいものも
ありますし、逆に若いものは家で(手間はかかりますが)熟成させた方がおいしく
なるものもあります。
購入する際に酒屋や蔵元に聞いてみるのも面白いかもしれません。

余談ですが、私がいままで飲んだビールで一番おいしかったのは、
「那須高原ビール」ですね。(折角なのでリンクを→コチラ
他のビールとは段違いに旨かった記憶があります。
酵母が生きていますので、それを生かして長期熟成(ビンテージ)も存在します。
値段が高いので飲んだことはありませんが、余裕ができたらぜひとも試してみたい
逸品ですね。

生酒は結構変化しますから、それを楽しむのもビールや日本酒、そして当然ワインが
好きな人の興味を引くところなんでしょう。
同じお酒でも熟成に向くもの向かないもの、熟成の方法や期間により味が大きく
変化するもの…、奥が深いですよね。


ただ…、ただですね…、私は生酒があまり体に合わないんですよ…(泣。
飲みすぎると体に発疹がでます…。特にワインは…。
それと、やはり生酒は悪酔いしますから、その辺も含めて私は「蒸留酒好き」と
言えるんじゃないかと。
ウイスキーやブランデーも好きですし、たまには松ヤニ臭いタンカレー(ジン)とか
を舐めてる時もありますから…。

なんだか話が脱線してきたので、とりあえず残りは後半に…。