五十の山と風を豊に和む

EKIDEN、TRIATHLON、TRAIL-RUN、SNOW-SHOES、春夏秋冬、海や山のレースに挑戦中!

↓クリックいただけたら、幸せです^^

にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ
にほんブログ村へGO!全国のマラソン仲間へジャン プ!

2015福島潟駅伝競争大会

2015-07-26 15:19:47 | レースリポート
今年初の駅伝レース。初の参加となる福島潟駅伝に参加しました。第21回?!歴史があります!



自宅から25km先の会場まで、ウォームアップを兼ねて自転車で向かうことに。

朝のチャリは久しぶり。曇りがち。気温が低くて気持ちいい。ペダルがよく回り、テンションが上がる。身体の調子がいいようだ。

新潟市北区の方は土地勘がないので、途中、道を間違う。

やってもうた!!

気づいた時には、時、既に遅し!
結局、かなり遠回りして、35kmくらい走ってようやく到着(^^;;



300人位?!会場は賑やか。プラスのオーラで満ち満ちている。

同じ職場のなっちゃんもいた。



FBで募った急ごしらえの6名の編成チーム。初対面が大半でしたが、ご挨拶してマラソン談義してリラックス^ ^

新潟市役所の広報担当の方とお知り合いになり、トレイルランについて情報交換を‼︎

駅伝大会はいいなあ。知り合いがたくさんいるし、新しい知り合いも出来るし‼︎‼︎‼︎‼︎


一周だけコースの下見をして、コース特性を把握。

たった3kmの間に6個のUP・DOWNのある難コース⁇

距離は3kmと短いので、2km地点で頭打ちになるように、残り1kmはもがくように。レースプランを立てる。

(レースリポート)



8:30スタートのはずが10:05に変更。ウォームアップをやり過ぎた?ので休めて良かった。

気温がグングン上がってきた。30度は軽く超えてる。頭と背中、腕に水を掛け続け気化熱を利用。冷やし続ける!

1走のSさんが9位で来た‼︎

駅伝でタスキをもらうのは、人生でほとんどなかったので、テンションが異常に上がる。時計のstart忘れてた(^^;;

2kmで頭打ちになるように、ピッチを調整する。

登りは、腕振りと接地の感覚重視。下りは、体幹の傾きとピッチ重視。苦しい時ほど、基本に帰る。

4、5人パス。

あっというまに、2km地点!

予定どおり、身体が乳酸のため、動かなくなりモガキTIMEのstart‼︎‼︎‼︎‼︎

何とか、もう一人パスして、モガいて、あがいてタスキをつなげた。



全力を絞り出し切れて満足。自己満足(((o(*゜▽゜*)o)))

1時間後の個人タイムトライアルに備えて、横になる。

個人TTも同じく3km。全く同じプランで走り、ほとんど同じタイムでフィニッシュ‼︎‼︎

全力3km2本走って、かなり良いトレーニングになりました。

帰りは、道を間違えないように帰りました(笑)

Nさん↓温海トライアスロンで40歳超えてから2回優勝した私の目標です。そして、ゴズッチョよりチャーミングです。


(結果)
一般男子の部 56チーム中
2区3km 10分03秒(区間2位)
団体 総合4位入賞
個人タイムトライアル3km10分11秒(2位)




(装備)
シューズ:アディゼロ匠戦
靴下:ナイキ
ランシャツ:クラフト ノースリーブ
ランパン:アシックス トランクス
アームクーラー:クラフト 白
キャップ:ミズノ


(補給)
ポカリスエット 薄め1.5l
メダリスト 500ml
カロリーメイト 3本
塩タブレット2個

おもてなしの温海トライアスロン大会

2015-07-20 21:47:21 | レースリポート
今年初の海レース。

10年ぶりに前夜祭からの参加。

旅行を兼ねて、家族を連れて山形温海に乗り込みました。

お楽しみの前夜祭。

お料理は、エネルギーになる炭水化物がメインのため「豪勢!」とまでは言わないけれど、ビールは飲み放題だし、ご当地の枝豆や肉や魚介は格別においしい。自分はレースに備え、ウーロン茶で我慢!!!奥さんが代わりに大瓶2本を完飲!!





余興1は、地元子供たちの和太鼓!凄い迫力

余興2は、踊り!ヒップホップ系、インド系、ハワイ系、荻野目系?!で大盛り上がり。ここは日本?いや、もはや竜宮城か??



余興3は、大抽選会で子供が奇跡の米5kgGET!



帰り間際、若い女性が、「(前夜祭は)他にないよ。最高だね。海外みたいなノリだよね♪」といっていたし、日本中の大会を転戦している栗原選手が昨年のブログで書いているとおり。

「温海のトライアスロンは、おもてなしダントツ日本一」の大会なんだろうなと私も思う。


車で宿に戻る。

ほとんどの民宿が満室状態で予約が取れなかった。

なんとか、勝木の民宿を素泊まり予約。

床がギィギィいう。女将さんの愛想が悪すぎ、枕が臭過ぎ、電車うるさ過ぎ、壁が薄すぎ、風呂が古すぎ、狭すぎ、など色々あれど、エアコンとテレビがあったので、車の中で寝るよりはマシでした(笑)

今回はカーボローディングなし、前日前夜よく眠れるように2日間カフェインアウトだけ行いレースに備える。

熟睡出来ました。

4時起床。朝ご飯を食べにチャリでローソンへ。食事がとれるスペースがあり、パスタと3日ぶりのコーヒーを飲む。格別旨い。

軽くJog、シャワー、チェックアウトの支度をして7時に会場へ向かう。

8時開会式、8時半にスイムチェック。スカーリングして、背泳ぎして、体調を確かめる。



(レースリポート)

天候は曇り、風は少しある。暑すぎない。波は全くなし。コースコンディションはいい。





苦手の水泳。

トライアスロン始めて10年以上経つけどだんだん遅くなってきてる。

それでも、海練習を2回、プール練習は週1回程度やってきた。今年は山練習が多かったので、あまり泳いでないけど、水泳フォームを改良出来たので何とかなるはず!

スタート10秒前のカウントダウン。笛の音!

バトルがいつになく激しい。左右に挟まれ、ボディ・コンタクトが多い。肘や腕が頭にヒットする(^^;;後ろから、どんどん抜かれているのが分かる。

マイペースを心掛けて、自分のフォームを守り通す。700m一周目が終わっても疲れがない。楽をし過ぎたかもしれない。

キャッチとプッシュは、しっかりと水を捕らえるように。

2週目は多少ペースアップしたつもりが、幾人もの選手に抜かれていく。

うねりがあり、左に流されていく。目標のブイを視線の中央に置いて、疲れないように、大きい泳ぎを心掛ける。

水の中で揚力と抗力が使えるように、前腕を出来るだけ精密に動かす。

キックは、サッカーのキックのように脚の付け根からしならせてダウンキック!

ほとんど疲れないで全体の29位でスイムUP。

28分台だったけど、これでも去年より3分以上速くなっていた。上等上等。

でも、次回はもう少しピッチを上げたい。

さぁ、得意のバイクPARTに突入だ!!


着替えで、ヘルメットのあごヒモがはまらずに少し慌てる。

バイクスタートで、体の疲れを確認。異常なし。イケル。

序盤から、選手を抜けるだけ、抜いていく。

でも、決して、踏ん張らない。力まない。一気に抜かない。

ランニングに備え、筋力を温存しながら、じわじわ順位を上げていく。

残り1周のところで、前との差が縮まらなくなってきた。

それも「そのはず」である。

マーシャル(審判)がいないことをいいことに、5人ほどのドラヲとドラコが集団走行している。

すれ違い間際、「ドラ!ドラ!ドラ!」と叫んで、相手をけん制するが、効果あった??

(ルール違反は言い訳できませんからね。誰がドラフティングしたか選手は見てますよ!!)

俺はダサイことはしない。

気にしない。ムキにならない。理にかなった走りを心がける。

きつくなった時ほど、基本に忠実に!

正しい動き方に徹する。

上体とペダリングの動きを連動させて、リズム良く。

ペダルの軌道は、真円を描くように、かつ、力強くだ!!!

全体の12位でバイクフィニッシュ。

さあ、ここからが勝負のランニング対決!!

エネルギージェルを補給。体の不調を確認。異常なし。イケル。

「イケルゾッ!!」

胸をたたいて、己を鼓舞して、前を追いかける。

600m地点で1人パス。

山で鍛えた足は、弱くなかった。

1.3kmで2人パス。

呼吸は余裕があり、苦しくない。

2kmで2人パス。

暑い。気温が上がってきた。エイドで、水を飲み、頭に水を掛ける。

猛暑のレースでは、体に水を掛け続けるのが鉄則。気化熱を利用だ。

アクシデント発生、水の重みでバイザーが外れて、かぶりなおせない。

仕方なし、ウエアの胸部分に挟める。

3位まで追い上げるぞ!気持ちは乗っていた。

残り4km地点で1人パス。

少し足が攣りはじめてきたけれど、生薬甘草湯を飲んでおいたので症状は軽い!

そして、残り2キロ地点で、4位に上がった。

前の選手は、以前から知り合いの井上選手。

少しずつ差を縮める。じわりじわりと。

カーブで後ろを振り返った井上選手。

「バレタッ!!」

井上選手はペースを上げた。

こうなると難しい。

でも、諦めずに、さらに差を縮める。

また、カーブで後ろを振り返った井上選手。

近づいていることに、気づいた様子。

さらに、スピードを上げた。

「今回練習していないからダメデスゥ。。」

って、スタート前に言ってた彼。

大人の言うことはシンジラレナーイ。

彼なかなか速い、、負けじと自分もスピードアップ。

いよいよ、ゴール残り1km!

3位の選手との差は50mまで迫る‼︎‼︎

ここで、沿道の奥さんから喝が入った!!!

「もうちょっとだッ!!イケッー!!!」

知ってる。でも。。モウ、アシ、ウゴカナイ・・・

限界に近づいていた。

3位に入ると地元特産のベーコン、ハム、温海カブ、米など、ゴージャスな副賞がもらえる。

私も奥さんも知っていたので、中途半端な気持ちで大会に臨んでいないのである(笑)

ニク、カブ、コメ、ホシイ・・・

残り500m。

最後の力を振り絞る、限界点突破。

50m差。

追いつくか!?

まにあうか??


が・・・・


力およばず、9秒差でフィニッシュ。

互いに追い込んだ、激アツな展開。

知る者にしか知らない2人だけの領域。

フィニシュ後に、井上選手と健闘を讃え合った!!

(結果)総合4位/完走241人
タイム 2時間7分15秒



装備

ウエットスーツ:上テツジンダマシイ(フル)+下シロモト
トライスーツ:アシックス ワンピース
バイク:フェルト B12(2007)
ホーイル:前シマノDURA+ZIPP808(結線)
RUNシューズ:アディゼロ匠戦
バイクシューズ:シマノTR51
バイザー:アンダーアーマー(次回、安全ピンが必要)

補給

ZEN虎 3錠
ウイダー180 2個
生薬甘草湯
ポカリ 薄め1.5l
メダリスト 1袋


次は、9月の村上国際トライアスロン。
今年は2大会のみの出場機会。

寂しい。

「遠征したくても遠征出来ないお父さんランキング」で自称・全国1位目指そう!!!


昼食は道の駅シャリンにてラーメン!

辛からず、甘からず、うまからずっ!






この度、レース中の海で、48歳男性、地元の医師の方が亡くなられました。心よりご冥福お祈りします。

<了>

全国のチャリダー、胎内「坂バカコース」へおいでやす

2015-07-10 15:20:32 | 雑音
名付けて(胎内~関川)坂バカ一周コースを勝手に策定‼︎



胎内観音スタート・フィニッシュで一周約46km、高度上昇量743m‼︎

2周すれば、累積標高1500m‼︎(当たり前ですが…)

新潟県内の弥彦山ヒルクライム5.3km標高差420mや枝折峠ヒルクライム14km標高差750mに引けを取らない激坂コースです~

信号は、わずか3箇所‼︎

土日の交通量も少なく安全です。緑にも囲まれてますし爽快。胸躍るコースです。(心臓が口から飛び出る程に…)


スタート地点の樽が橋「道の駅」は設備充実。ウォシュレット付きトイレは最高に綺麗だし、軽食も取れますよ(。-_-。)/

余裕のある方は、樽が橋遊園でアルパカと戯れても結構‼︎


全国のチャリダーさん、ヒルクライマーの皆さん、トレーニングにいかがですか?
(↓56さんのブログより転載)


<胎内市PRでした>

痙攣しないためのナトリウム補給方法

2015-07-09 19:33:49 | 身体理論
痙攣予防のためにできること。耐久レースで気持ちよく完走するために。

るみおかんさん、八田さんのブログに触発されたので、ココにまとめます。

発汗で出て行くナトリウム濃度は0.33%。

もともと体内に備わったナトリウム濃度は0.9%で、過不足がある場合に、身体は0.9%を維持しようとナトリウムや水を欲する。

失う食塩水(汗)=補う食塩水のバランスが崩れなければ低ナトリウム症にはならないはず。



実体験から考える。

先日の黒姫トレイルレースで痙攣が起きたのは、携帯していた食塩水(薄いポカリ)がなくなったのが原因かもしれない。

私が携帯していたのは、ポカリの粉一袋520mgのナトリウムを1500mlの水で割った食塩水。濃度は0.34%。
(ちなみに経口補水液OS1は0.29%)





この数字は、汗から失うナトリウム濃度とほぼ同じ!
この食塩水を携帯して補給出来ていた時は、身体に変化はなく順調だった。

喉が渇いたと感じた時だけ0.33%の食塩水を補給する。体内のナトリウム濃度が0.9%に維持し続けられれば、痙攣等の症状が発生しないということになる。



食塩水がない場合には、塩そのもの!

塩をゴクンと飲めば良いけれど、摂り過ぎると体内のナトリウム濃度が高くなり過ぎて、今度は水を執拗に欲するようになる。身体が異常をきたし、パフォーマンスも落ちるだろう。

もしレース中、痙攣した後には、時すでに遅し!回復に時間がかかる。

実際に、レースでそうだったように、固形物の塩タブレットでは20分ほど経過しないと吸収、症状が回復しなかった。

(食塩水ならもっと早く回復するかもしれないが)

これらのことから考えて、長距離の耐久レースを楽しくフィニッシュするために、

1、身体の声に従って、食塩水(適正ナトリウム濃度水)を摂りたい時にだけ摂る
2、ナトリウム補給の計画を立てて準備する
3、身体に水をかけ続ける(気化熱が身体の熱を奪ってくれる)



<了>


『スラムダンク』の山王工業高校は、実在した!?

2015-07-08 21:44:50 | 身体理論
「スラムダンク世代」必読のよいお話です^^↓

「負けたことがある」というのが、いつか大きな財産になる…
『スラムダンク』の山王工業高校は、実在した!?




2015/07/07 YAHOOニュースより抜粋

--------------------------------------------

 今年も夏がやってきた。3年連続3冠(高校総体/インターハイ、国体、全国高校選抜/ウィンターカップ)を成し遂げた能代工業高校を率いた田臥勇太は、この季節が来ると思い出す。「あの夏、もうコテンパンにやられましたね」。無敗を誇った『必勝不敗』の軍団が連戦連敗を喫した、あの夏の、夜の憂鬱(ゆううつ)がよみがえる――。

 秋田県北部、海沿いの町――能代。能代工業バスケ部に入部直後、神奈川県横浜市からやって来た、まだ少しほほのふっくらした少年はつぶやいた。

「高校の練習って、こんなに厳しいのか」

 繰り返されるフットワーク練習、いつ終わるやも知れぬシャトルラン。

「どんなにキツくてもやるしかない。この練習を代々、先輩たちもやってきたんだ」

 もちろん当時の田臥勇太は、その練習の先に、史上初となる3年連続高校3冠を獲得することも、自身が日本人初にして唯一のNBAプレーヤーになることも知る由(よし)はない。そもそも、コートサイドの加藤三彦監督が叫んでいる秋田弁の意味すら知らない。

「こいこさ!」

 フリーズする田臥に、チームメイトが慌てて駆け寄って教えた。

「早く行け! 監督が『こっちに来い!』って言ってるぞ!」

 夏休みに入り、練習は午前・午後の2部練習となった。午前は9時から2時間~3時間。午後は3時から再び2時間~3時間の練習を部員はこなした。

「夏の練習が一番キツかったですね。2部練なんで、単純に時間がいつもの倍。当然、フットワークもいつもの倍。能代の夏がさほど暑くないのが、せめてもの救いでした。そのかわり、冬はものすごい寒さでしたけど」

 午前中は個々のスキルアップや体力アップを主目的とした練習、午後は戦術寄りの練習が多かった。

 キツかったメニューのひとつが、3選手でパスを交換しながらコートを往復するスリーメンだ。何往復するかは、監督が黙ったまま差し出す指の本数が合図となる。

「3往復くらいまでは想定内なんですけど、先生の指が4本、5本となると、内心もう、『マジか!?』って。もちろん、驚いた顔なんてできませんでしたけどね」

 ただ、「もっとキツかったのがシャトルラン」と田臥は続ける。

「ボールを使った練習は、やっぱりバスケなんで、なんだかんだいって楽しめるんです。でも、ボールを使わないシャトルランは……」

 フロアを5往復。真夏の体育館に、バスケットシューズがこすれる音だけが響き続ける。

 しかし、中には巧妙に、ライン手前でターンをする上級生もいたという。

「サボるのがうまい人がいるんです。下級生はちゃんとラインを踏まないと、後でとんでもないことになるんですけどね(笑)。基本的には小さい選手のほうが速いんで、大きな選手でズルをする選手がいたりすると、『なんで大きい選手より遅いんだ!』って先生が怒り出すんです。だから、下級生はもう死に物狂いで走ってましたね」

では、はたして上級生となった田臥は、ちゃんとラインを踏んでいたのか?

「僕は遅くてもちゃんとラインを踏んでましたね。『ちゃんと踏んでるんだから遅いんだよ』って開き直るタイプでしたから(笑)」

 当時、「全国優勝するよりも、能代のレギュラーになることのほうが難しい」と言われた時代。ただ、田臥には遠征で他校を訪ねた記憶がない。そのかわり、加藤監督の言葉を今も鮮明に覚えている。

「『俺たちが行くんじゃない。他のチームが来たくなるのが、能代工業だ』ってよく言われました。選手にも、そういうプライドがありましたね。だから、夏だからといって遠征することはなかったですし、近くに寮があったので、『おまえたちは毎日が合宿のようなものだ』って言われてました」

 もちろん、厳しい練習に耐えられず、逃げ出す部員もいた。

「学年にひとりはいましたね。僕らの代もいました。でも、逃げたら必ずバレるんです」

 能代駅のあるJR五能線は終電が早いため、夜中に逃げ出すことはできない。授業中に逃げ出せば、すぐに教師に気づかれてしまう。必然的に、逃げるなら一般生徒に混じって下校時刻に、ということになる。しかし、そこはバスケの町・能代。「駅にデッカイのがいたぞ。この時間にいるのはおかしいぞ」と、すぐに学校に連絡が入る。結果、逃亡者は能代駅の構内、もしくはとなりの駅でマネージャーに捕まる。

「寮にみんなが集まって、逃げ出したヤツを囲んで、『もうちょっとがんばってみようぜ』って励まし合いましたね。僕ですか? 逃げたいって思ったことはありますけど、逃げる勇気がなくて(笑)」

 能代市民の多くがバスケ部のファンだった。ほとんど交通量のない交差点だったとしても、信号無視をするバスケ部員がいると、すぐさま学校に連絡が来た。「強いのは当たり前。部員は人としても立派であってほしい」。その期待を背負うことが、能代工業のバスケット部員になるということだった。

 代々語り継がれる都市伝説があるという。

「(加藤)三彦先生も能代のOBなんですが、先生が高校生だったころ、全国大会で負けた後、店に行くと商品を売ってくれなかったそうです。『買い物をする暇があるなら練習しろ』と。反対に、僕たちが全国大会を連覇しているとき、食堂でラーメンを頼んだら、一緒にカツカレーが出てきたりしました。『これも食べな』って。いち高校のバスケ部に、これほど興味を持ってもらえる町なんて、能代以外、全国のどこにもにないだろうなって。町全体が能代工業バスケ部を応援してくれていた。なんて素晴らしい環境だって思いながら、3年間を過ごしましたね」

 ただ、夏休みが始まり1週間が過ぎたころ、田臥は最も厳しい練習がスリーメンでもシャトルランでもないことを知ることになる――。能代工業から巣立ち、全国に散ったOBの面々が、続々と体育館に戻ってきた。

「最初は大学生、その後に実業団でプレーしているOBが来てくれるんです。しかも、OBたちはチームメイトを誘って来てくれる」

 インターハイ直前の最終調整として、まさに大学選抜、そして日本代表といっても過言ではない面々とのOB戦が行なわれた。しかも、夏の夜の一大イベントとして、この試合は大勢の市民で客席が埋まる。

 田臥は1年生のとき、OB戦でマッチアップした選手を強烈に覚えている。長谷川誠――。能代工業OBで、1994年、松下電器に入社した1年目にチームをリーグ優勝へと導き、新人王とMVPを同時受賞。1995年、福岡ユニバーシアードでアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・76ersなど)率いるアメリカ代表にこそ敗れたものの、日本を準優勝に導き、自身は大会得点王に輝いた名選手だ。高校1年生の田臥がマッチアップしたのは、長谷川の全盛期といっても過言ではない1996年のこと。

「どれだけ押してもビクともしない、岩のようでした。でも、少しでも弱気になったら客席からブーイングが起こるし、先生にも怒られる」

 能代市民で埋まる体育館に、監督の「田臥、こいこさ!」の怒声が響いた。

「相手が誰であろうと、勝たないと怒られる。そこが能代のすごいところ。気持ちで負けるなんて話にならない。『だから、おまえと長谷川は違うんだ!』って何度も怒られましたね。本当に試合をするのが嫌でしたね」

 あの夏の、夜の憂鬱――。連夜の敗戦が、田臥たちを強くした。まさに、漫画『スラムダンク』の山王工業、堂本監督の名言のように。

「負けたことがある、というのが、いつか大きな財産になる」

 田臥は言う。

「敵わないし、コテンパンにされた。ただ、あのOB戦で負けたこと、稀(まれ)に好勝負できたり、もっと稀に勝てたことが自信につながった。インターハイやウィンターカップ、高校生同士の試合で負けるはずがないって自信を持って臨めたんです」
 
 最後に聞いた。あの夏の練習メニュー、今、もう一度やれと言われたらやりますか?

「どうしても、と言うなら……。もちろん、嫌ですけどね。ただ、あのときよりも、もう少しシャトルランでうまくごまかせるようになっているかもしれないです」

 そう言って笑ったが、おそらく、田臥は今もラインを踏むはずだ。あの真夏の一歩が、今の自分の土台を築いたことを知っている。なにより、サボろうとした瞬間、その脳裏に響く「こいこさ!」の秋田弁が、田臥勇太にラインを踏まないことを許さないはずだ。

【profile】
■田臥勇太(たぶせ・ゆうた)
1980年10月5日生まれ、神奈川県横浜市出身。リンク栃木ブレックス所属。バスケットボールの名門高校・秋田県立能代工業に入学し、3年連続でインターハイ・国体・ウィンターカップの3大タイトルを制して史上初の「9冠」を達成。2004年、フェニックス・サンズと契約し、日本人初のNBAプレーヤーとなる。2008年よりリンク栃木ブレックスでプレー。ポイントガード。173センチ・75キロ。

.水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro

飯豊連峰トレラン縦走に向けてハイドレ購入

2015-07-04 07:38:02 | お気に入りアイテム
家庭Serviceスーパーポイントが全く貯まらないので

いつ行くか分からないが、名峰 飯豊連峰トレラン縦走に向けて。



走りながら給水できるアイテムを購入。ネイサン・ハイドレーション3リットル。





&

2015黒姫トレイルランの装備


(番外編)2015黒姫トレイルランニングレース後編

2015-07-02 22:19:54 | レースリポート
フィニッシュ後。

メダリスト(アミノ酸&ビタミン)を飲み干して、着替えて、荷物を整理して。

13KMをスタートした2人を待つ。

FINISHゲート最前列で、カメラを待ち構えること30分。

まずはHさんがフィニッシュ。十数分後にA田さんがつづく。

フィニッシュ後に、達成感の余韻に浸っている様子のお二人。



おめでとうございました!!!



その他大会の模様はコチラから


無料の「サバ缶入り竹の子の味噌汁」をすすり、ひと段落してから、宿に向かった。

今回の宿は、ペンション「スターボード」さん。

ログハウス造りの立派なペンションでした。

部屋は、個別トイレやユニットバスがついていて、必要十分。

エアコンやアメニティも完備。

広くて高さのある屋根裏部屋の雰囲気が、たいへん気に入りました。


3人で一緒に貸切露天風呂の石風呂に入り、身体の汚れと疲れを取る。

ほんとは、身体が冷えてきて、すぐに、宿の風呂に入りたかった俺。

30分近く入った風呂を出てから3人でビール飲んで、祝杯を上げる。

18時になると、BBQ会場への送迎車が出発。

宿の車で5分。300人入る会場に到着。

楽しいBBQパーティ開始。


---------------------------------------------------------------
(続く)














焼きたての肉や野菜が振る舞われ、テーブルにはビュッフェ形式の御馳走が並ぶ。

缶ビール、缶チューハイは飲み放題。



名古屋、静岡、東京、新潟市の方々と合席させていただき、親睦・交流し、楽しい宴となりました。

トレイル談義、マラソン談義に花が咲き、情報を交換し。

余興のくじ引き大会は、何も当たらず。。



開始2時間後に、恒例のキャンプ・ファイヤー。

月のきれいな夜

黒姫山の麓。

星空の下で、若人、ナイスミドルな方達と輪になり、マイム・マイムを踊る。



楽しい1日となりました。










翌朝。爽やかなSUNNY DAY!


朝食は、素材が生きていて一品一品、すごくおいしかった。

手作りジャム&手作りパンやハムエッグ、モーニングコーヒー。イチイチ美味しい。

朝食後、貸切露天風呂のジャグジーバスに。

天気がよくて、日の光がまぶしく、鳥のさえずりが聴こえ、解放感が半端でない。



心も体も癒され、リラックスできました。

青空の下、湯船で1時間ほど談笑。

いい思い出となりました。



-------------------------------------------------------

(続く)













チェックアウトを済ませて、レースに参加したA田さん知り合いの「東京のグループ」に会いに。

その前に、道の駅に寄り道。家族の土産を購入。(これを忘れると大変なことに。。)

野尻湖湖畔の高原キャンプ場に向かいます。

少し道に迷いながら、たどり着いた先には、東京の男女8人くらいの若人。


夜中3時まで騒ぎ、テントで夜を明かしたとのこと。

俗に「ファスト・パック」っていわれる携帯できる極小テントを持参して、食事や睡眠をとるスタイル。

高台にある緑に囲まれたキャンプ場は、下方に野尻湖が見える、最高のロケーション。


こういうのって、いい感じですワ。。





終始、鳥のさえずりも、カエルの鳴き声も、かき消したA田さんの軽妙トークが炸裂(笑

フリスビーしてーの、話の輪を囲でーの、1時間少々滞在した後、締めのランチへと向かいました。


締めはこれだ!



じゃじゃーーーん。

定番中の定番。

妙高新井の「ニューミサ」の味噌ラーメン※。



※「ニュー・ミサ」は初めから大量のにんにくが入っていて、「ミサ」は、自分で調節できるようにオニオンの容器が別にあるんですね。


絶品ラーメンで満腹になった後で、高速に乗る前に、少々寄り道。

アウトドア・ショップ「WEST」上越店さんに寄ります。

ハイエンドなアウトドア用品がたくさん。




あれも欲しい、これも欲しい、全部ほしいと思わせる素敵なお店でした。

子供たちが、ハンモックに揺られたり、壁に上ったり遊んでました。



店内をうろつくだけで、商品を見ているだけでワクワクするお店でした。

私は、マウンテン・ハードウエアの山ズボンを購入。(山田琢也さんが当日履いていたヤツを3割引でGET!)



安全運転で帰路へ。2日間を通して、怪我なく無事に帰宅できました。

大会スタッフの皆さんに感謝!

大会を共にしたお二人に感謝!!楽しい旅路となりました。

送り出してくれた家族に感謝!!!


<了>