東方不敗の幻想

インターネットのジャーナリズムについての覚書

touhou_huhai@gemini.livedoor.com

教育とWebサービス

2006-09-01 22:47:05 | Weblog
journalism.jpにはコメントもトラックバックも少しも反映されないので、
ちょっと腹が立ったが…

そういえば以前、
とある高専の授業で生徒達にはてなを使わせた教員がいて、ひと騒動起きたことがあった。
いい気になった「ブロガー」たちが群れ集まり、エラソーに「リテラシー」という単語を使って、
面白おかしく笑い物にしていたのを思い出して、
なるほど…教員にしてみれば、可愛い生徒に悪い虫がつかないようにするのは、
責任問題でもあるしな、と納得した。

【追記】06/09/26
今日はjournalism.jpにコメントはできた。恥ずかしい恥ずかしい…journalism.jpの主宰者に申し訳ない。きちんと確認すれば良かったのに。


それにしても、高専の騒ぎにからんで、とあるブログに、
「女子生徒の実名がいっぱい見れて興奮した」というコメントがあって、
のけぞってしまった。
おそらく冗談として書いたのだろうが、冗談以上に面白い。

日本では、ネットに慣れたユーザーが、
匿名性の中に隠れて、好き放題他人を痛めつけて回るのが現状だ。
実名などの個人情報は、彼等の嗜虐心を満たす好餌である。
だからこそ、「リテラシー」(処世術とでも訳せ)とやらを知る者はみんな怯えて匿名を選び、
ますますもって匿名性の普及を助長していく。

そうした流れがあるからこそ、
実名には「秘されたもの」としての魅力があるのだろう。

ヨーロッパ・キリスト教の道徳観念が強かった近世、某国では、
男性は、女性のスカートのすそから覗く「くるぶし」に胸をときめかせ、
女性は男の襟から覗く首元にどきっとしたというが、

いまや、日本人の一部は「実名」にどきっとするのだ。
なんとも…。

#このエントリーでは…地金のゲスぶりが良く出たな…。
がまんしないで出していこう。
私は、しょせんジャーナリストでも社会運動家でもない。
貧乏で無学な労働者だ。正しい人間であろうとしても、誰も褒めてはくれない。

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