東方不敗の幻想

インターネットのジャーナリズムについての覚書

touhou_huhai@gemini.livedoor.com

憎みながらも依存する

2008-07-22 12:40:23 | Weblog
「インターネットなんて」「ブログなんて」といいながら、それに依存し、注目を浴びていなければ、ちっぽけな自尊心を維持できない。

ネットにうごめく有像無像を上回る教養と良識を見せ付け、自分は「インテリ」の「論客」だと思い込まなくては、満たされない。

社会を変える行動もせず、より高度な知性を持ったグループには加われず、格下か同等と思える相手にしか組せず、謙虚さも誠実さも失い(ぶざまに装いはすれ)、ただ危うい自己憐憫と自家中毒にひたり続ける。

自らの醜さを認識しそうになると、まとわりつく他者への攻撃にすりかえて、自己嫌悪を和らげる。

それでもいいよ。お互い様さ。卑小さが、マヌケさが、ひとりよがりが、こっけいな尊大ぶりが、私と同類だと安心させてくれる。
社会のダニも一匹じゃなければ、寂しくないもの。
無意識に傷を舐めあう、内輪根性を自覚していないところも、またかわゆい。
自覚したって、そこから脱しようとしなければ同じ穴のむじなさ。