東方不敗の幻想

インターネットのジャーナリズムについての覚書

touhou_huhai@gemini.livedoor.com

毎日新聞叩き

2008-07-15 02:36:23 | Weblog
…いやなムードだ。ふだん毎日新聞が他人を叩いてるからといって、同じ目にあうのが当然だとは私は考えない。バッシングは新聞がやろうが、ネットの匿名がやろうが、同じように悪だと思うから。

毎日だって、それなりの「正義」でもって他人を叩く。ネット利用者たちもそれなりの「正義」でもって毎日を叩く。どちらもぞっとする。

大新聞様がネットの英語版だからと、エロい妄想記事を垂れ流したって私は気にしないし、中々面白いとさえ思うが(堕落しきってるもんで、失礼)…メディアとしての「品格」だとか「信憑性」だとかほざく連中に、読者のメディアリタラシはどうなったんだ、とかいっても通じない。お次は「国の名誉を貶めた」とかいいだす。ネチズンかよ…。

けっ。なんだかんだいって、「新聞は特別で、社会的責任はほかの媒体より重い」と思ってるわけだ。だったら、新聞以外の媒体の地位が向上したときどうなることやら…。

…いまはまだ、エロとかフェチズムとかデタラメさに多少は親近感を持つ奴が匿名掲示板の利用者にも多いからいいけど、ひとたび空気が変わればとんでもないネット検閲官になりそうな雰囲気だ。

ボーガスニュースが淋しげに笑ってたけど、本当にどうなることやら…。

表現の自由か、倫理違反か、メディアの在り方を考える
http://mediasabor.jp/2008/04/post_371.html

上記ブログは報道側の倫理の欠如を問題にしているが、こんな風に倫理、倫理とモブがメディアに強要する、にわかPTAと化す世界だってありえる。しかも責めている側は実際の倫理そのものは実はどうでもよく、攻撃し相手を苦しめること、それが目的になっているんだ。
私はイスラム原理主義の支配する社会のような、(川底にどす黒い澱のたまった)白河の水の清きには住みかねるタイプだが、田沼のまま気まぐれにイケニエを見つけて「清浄化」をしかけるような、場当たり倫理観の支配する国に住むのも御免こうむりたい。
政府でなく、民間が、風紀委員と化す恐ろしさもあるのだ。

続々々々・インターネットに「自殺幇助」を転嫁するマスコミ - 「権力」と「既存メディア」の融合
http://erict.blog5.fc2.com/blog-entry-244.html

ああ、あなたの書いたことは、すでに萌芽が見えはじめているよ…。

【追記】2008/07/21
そうは言っても、WaiWaiの内容は一部かなり攻撃的で、偏見を助長するようなものではあるな。防衛省を不当に中傷していたりもするし、問題のはある…のだが…うーん。