東方不敗の幻想

インターネットのジャーナリズムについての覚書

touhou_huhai@gemini.livedoor.com

AK47

2006-08-07 20:13:30 | Weblog
憎悪の時代:補遺に代えて

松本仁一という人によると、カラシニコフは悪魔の銃だ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4022579293/250-2583690-9144229?v=glance&n=465392&s=books
AK47は、その兵器としての優秀さゆえに、銃犯罪や内戦を助長する。
彼は別に、ほかの銃がマシだとか言っているのではなく、象徴として取りあげているのだ。

しかし、同じ銃についてこんな言葉が残っている。

「今日私はオリーブの枝と自由の戦士の銃をもってやってきました。どうかオリーブの枝を私の手から落とさせないでください。…(中略)…戦火はパレスチナの地に燃え上がります。しかし平和が生まれるのはパレスチナです。」

自由の戦士の銃は、AK47、カラシニコフ銃だと言われている。
AK47は、しばしばゲリラやレジスタンスの手の中にあった。

私が思うに、あらゆる戦いの思想も宗教も、愛国心もAK47と同じようなものだ。それは平和な土地であれば決して必要のないものだ。

しかし、そんなものがなくなってしまえばいいと叫ぶことで、
それをなくすことはできないし、
戦争や差別や困窮を失くすこともできないのだ。

しかし、少なくとも松本さんと同じ平和を享受する私は、
やはりそれがなくなればいいと思う。
無責任で、ずるい考え方だが。