去年11月の上演と同じく、大野清志さん演出だが、枝葉が整理されたようで、かなりすっきり伝わる。
使用曲も前回から1曲「22才の別れ」が減り、「我が良き友よ」「あの人の手紙」「青春の影」「今日までそして明日から」の4曲。
単純に「よかった」「面白かった」という作品でなく、複雑な余韻がある。例えば学生運動について、いい悪い両面が描かれ、判断は観る者にゆだねられる。
前回も同様だったが、昭和篇の役者さん(とくに明日香と花子)が強い印象を与えやすくておいしい。花子の、滝本に謝るときの土下座は去年はあったっけ? 吉冨かなえさんの、感情がほとばしるような演技がとても良い。明日香役は、前回の床田菜摘さんが飛びぬけて良かったので…
比べると、平成篇は、謎ときに関心がとられがちなぶん、役者さんは難しいですね。
滝本の足が不自由な伏線は、最後につくづく効いています。
at 谷中・戸野廣浩司記念劇場
使用曲も前回から1曲「22才の別れ」が減り、「我が良き友よ」「あの人の手紙」「青春の影」「今日までそして明日から」の4曲。
単純に「よかった」「面白かった」という作品でなく、複雑な余韻がある。例えば学生運動について、いい悪い両面が描かれ、判断は観る者にゆだねられる。
前回も同様だったが、昭和篇の役者さん(とくに明日香と花子)が強い印象を与えやすくておいしい。花子の、滝本に謝るときの土下座は去年はあったっけ? 吉冨かなえさんの、感情がほとばしるような演技がとても良い。明日香役は、前回の床田菜摘さんが飛びぬけて良かったので…
比べると、平成篇は、謎ときに関心がとられがちなぶん、役者さんは難しいですね。
滝本の足が不自由な伏線は、最後につくづく効いています。
at 谷中・戸野廣浩司記念劇場
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