18:00-19:00は「ふたりらくご」。志ら乃師匠いい噺だったなあ。しみじみ。
20:00-22:00は「渋谷らくご」。文左衛門・一之輔両師匠、おなじみの噺を、らしくデフォルメ、誇張。それぞれ、2人めのぼーっとした男が不味いそば屋にキレる、幇間が鰻屋の女中にボヤく、共通点があるようでもあり。オーバーでおかしい。
しかしこの回は何と言っても松之丞。ミスター高橋本を堂々と導入に据えて、相撲、笑点。このネタ寄席ではできない。あえて超満員の会場にこのネタをぶつけたことに敬服。プロレスファンとしても感慨を覚える。これだけ堂々と明るく正面から、プロレスファンの立場でミスター高橋本に触れた作品は、芸能・文章含めて、自分的には初めてだった。当時はいろいろあったのかなあ。 そして答えは、どちらでもない。グレーゾーン。
文左衛門・一之輔両師匠が爆笑の滑稽噺で温め、松之丞さんの持ち時間大幅超えと、最後の「千代の富士-大乃国」戦の映像は確信犯。サンキュータツオによる本格的な松之丞フィーチャーの大熱意を感じた。本当にすごかった。