散歩道楽「石神井ポルカ～平成編～」

　前回の3人芝居の、兄弟レスラーの話「とっても☆デスマッチ」でも感じたことだが、一方的に良い人も一方的に悪い人もいない。盗みを働く人間が、とってもホロリと来る言葉を発したり。

　散歩道楽は、このサンポジウムの後、しばらく本公演などの活動を休むらしい。残念ではあるが、劇団員の外部活動と、プロデュースの「ドリームダン」を楽しみにすることにしよう。

at 下北沢「劇」小劇場

散歩道楽2011冬の祭典「サンポジウム2011」

　劇団員を2人ずつに分け、各チームが呼んだゲストを1人加えた、3人芝居。

――公演チラシより。

　全6話を、A・B・C各3ステージで2話ずつ、13:30～・16:00～・19:00～それぞれの回で、1日かけて観ました。

　インディー団体に所属する兄弟選手。しょっぱくて悪役も満足にこなせないのに、佐山タイガーに憧れてレスラーになったのだからと、ベビーターンを熱望する弟、やっきに説得する兄。
　この2人にばったり見つかってしまった控室泥棒（女）は、かっこ悪くもがく悪役レスラーたちの姿に、「かっこ悪いのがかっこいいよ」「あたしも、もっと早く、あんたたちのファンになっていたら…」ともらす。
　でいながら、しっかり財布は盗んでいくのだが（笑）。

　塩崎こうせいさんの客演した話では、X-QUESTのような殺陣が。

　ヒルタ街さんが、スタイルがよくて、格好良かったなあ。

at 下北沢 小劇場楽園

　2回目と3回目との間に中華料理屋で飲み、ぜんぶ終わってから『和』ダイニング あんご(安居)で飲む。