無精日記

ときどき書きます。

Summer Rocket

2018-04-27 11:13:47 | 見物
 前の Summer Rocket には良くも悪くも「陰」があったと思う。陰影が。

 ステージのたびに、きるゆうか木の実かしなのの誰かが泣いていた最初期。前を向けない、観客と目を合わせられないメンバーがいたぐらいで。
 そもそもアイドルだった、れいなとくるみ。アイドルに憧れていた木の実。音楽が好きだったわなび、しなの、きるゆう。
 2人の脱退ののち初期メンとして固定した4人の内訳は、アイドル色の薄いほうが優勢となった。
 必ずしもなりたかったわけではなかったはずのアイドル、わなびとしなのとちあり。言葉が適切か自信は無いが、アイドルの枠のなかの苦しみ、葛藤が、Summer Rocket の陰影、コクだった。
 であれば、卒業は必然だったのだろう。これから3人は、音楽や映像や、ふさわしい、やりたい表現活動を続けていくのだろう。しかしそこには、若き日の、自らがアイドルとして世に出たときの陰影は、見られなくなっていくのだろう。

 今の SUMMER ROCKET は、スタートの時点でほぼ「陽」ですよね。明るい、楽しい。
 ただ、現時点で「さくらハレーション」と「サマタイム・キル」をレパートリーにしていないのは、この2曲については桐生ちありの陰影にまだとても勝てないからかなあとも。(「きりさいて」と「乙女座流星群」は桃宮くるみの曲だったと思いますが、姫はそれを完成させることなく、アイドルを辞めてしまわれた。)
 しかし今の3人も、特にニトちゃんは、いずれアイドルの枠を大いにはみだす潜在力がありそうですが。
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コルバタ『プロレス超初心者ですが未来を託されました』

2017-09-30 23:25:39 | 見物
 コルバタ志田組『プロレス超初心者ですが未来を託されました』。今回も志田光さんの天性の主役感、エース感。一所懸命さ、ひたむきさに心打たれました。終演後感極まって志田さん本人も涙。舞台の志田さんが本当に好き。

 MARUさん作品ならではの、日本と中国と台湾、韓国、在日のアジア人の問題。現実の昭和の戦争を背景にしていて、実は現在にタイムリーなテーマも底に流れていた。
 ただ、嫁姑のいさかいなど、日常的な笑いと空気感にあふれていて、全体が明るいトーンなのがよかった。日向小陽さん安定感のある演技。

 自分の見た9月30日のゲストは野中美智子さん。試合シーンで体を張って素晴らしい。しかもプロレスが巧い。デビュー出来ます(笑)。本職の芝居ももちろん、小味が効いてて流石。翌日ゲストの本間多恵さんも見たかったが都合つかず残念。

 MARUさんの作品の中で、プロレスモチーフ物として『フィリピン人の父に投げっぱなしジャーマン』と並び称されることになる傑作と思います。at大塚・萬劇場。池袋演劇祭参加作品。
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水色革命『絆』

2016-06-18 19:33:17 | 見物
 劇団水色革命第13回本公演『絆』。谷中の戸野廣浩司記念劇場。

 おばあが最強で最高。マツダヒロエは抑揚の効いた良い役者さんですねー。
 世羅りさはとにかくでかい。骨格からしてでかい。良い素材である。

 下の画像は、終演後のイベント、劇団員で構成されたバンド「水縹」のライブ。折原陽子ちゃんは歌がしっかりしてるなあー。

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FAKE(続)

2016-06-15 11:49:47 | 見物
 川野将一の『ラジオブロス』Listen.62「新垣隆の音楽室」(水道橋博士のメルマ旬報87号)は必読。『FAKE』のもっともバランスのとれたレビューであり、もっともよい補完情報だ。 https://bookstand.webdoku.jp/melma_box/detail.php?mid=11&cid=774
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FAKE

2016-06-06 22:13:24 | 見物
 感想は、佐村河内さんが最後に作った曲が(本当に本人が作ったものだとして笑)、凡庸で陳腐だなあと。下手したら歌謡曲みたいな。
 あとは、豆乳や、相手が変わったら何度も同じ説明をするのが可笑しかったのは、皆さんと同じです。
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アクトレスガールズ第一試合The(C)Card

2016-05-07 22:00:18 | 見物
 とにかく万喜なつみが圧巻のカッコよさ、圧巻の切なさ。
 安納サオリは感情のおもむくままのような素が出ていたような、体当りの演技。
 本間多恵さんは、「流星降る夜に」の母親役に続いて好配役。中野たむちゃんは目立ってた笑。

 いちど逃げた練習生が戻る設定に現実味があり想像力が重ねやすかった。
 2パターンあったエンディング、筋からすると、ずっと逃げずにしがみついてきた優が勝つ方が好みだけど、優が負けて咆哮、嗚咽する場面もすごく心に響いた。サオリふんする和希は練習着のパンツが銀、なつみふんする優は金だったけど、何か意味はあったのだろうか。
 新木場1stRINGなので、劇場じゃないので音響が良いわけでなく、さらに360°を向いての芝居で聞き取りにくい台詞があったのは致し方ないか。
 連続4公演ということもあり、決められたようにしか動けないので、“天才”2人の対決にしては試合の説得力が弱かったのも、やむを得ないか。
 
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渋谷らくご4月四日目11日(月)20時の回

2016-04-11 23:08:10 | 見物
 釈台が出番に間に合わないというハプニングがあった時点で根多を決めていたのだと思うが、講談にこだわりぬいている松之丞さんが、ひとたび新作をかけるとそれは、講談とか落語とかの枠を軽々と超えたものになっているという。

 左談次師匠の演目は手練れの造りこまれた小佳作のよう。お殿様と八五郎の顔が全然違うのがすごい。
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第1回はぐれ亭 創作落語の会

2016-03-22 23:38:39 | 見物
第1回はぐれ亭 創作落語の会

演目
「誕生日・西島作」西島巧輔(新喜劇)
「猫泥棒・西島作」野中美智子(アッシュプロダクション)
「ハンカチ・小堀作」ケン(水玉れっぷう隊)
「獅子の子・小堀作」小堀裕之(2丁拳銃)

 西島さん2作はブラック、小堀さん2作は人情噺。4作どれも構成はよく練れて出来が良かったが、演者で最高だったのは水玉れっぷう隊のケンさん。話を忘れた時に「おりゃー」とか「あ゛〜」とか叫んでたらしいですが(笑)、それが間になって味があり、テンポも早からず丁度よかった。ただ、覚えた台詞をよどみなく矢継ぎ早にしゃべっても、いい落語にはならないんですよね。不思議なことに。

 at CHARA DE asagaya。阿佐ヶ谷のガード下。面白い立地のスペースでした。
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渋谷らくご3月

2016-03-15 23:26:10 | 見物


 2日目13日(土)14時の部。喜多八師匠のお武家さま可笑しいなぁ~!よくぞ身どもを呼び止めた!!馬石師匠よかった、ちょっと涙でそうだった。
 馬石師匠の幾代餅のあと、4日目15日(月)18時の部で鯉斗さんの紺屋高尾を聴く。
 巧みぬかれてなめらかに喉ごしがいい感じの馬石師匠の後に、たくまざる懸命な演じぶりで次第に波が起こる感じの鯉斗さん。続けて聴けて良かった。



 15日20時の部。左談次師匠の与太郎おかしかったー! 松之丞さんは保証付きの爆笑。扇辰師匠はもう完全な反則で、女性のお客さんを何人も泣かせてた。
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X-QUEST『義経ギャラクシー~銀河鉄道と五条大橋の999』

2015-11-28 23:03:33 | 見物
 at 王子小劇場。ファンタジー! 格好いいだけがエクスクエストじゃない、ギャグ満載で笑った!
 今回は源義経まわりと「銀河鉄道の夜」のコラボ。宮沢賢治はモチーフとしてはそれほど前面に出てこないが、いきなり「ジョバンニ、ラッコの上着がくるよ」とか放り込んでくるので油断できない笑。
 XQUESTもファンがたくさん付いてますね。すばらしい。
 途中、野中美智子さんが別の役の着ぐるみ姿で現れて、超絶可愛いかった。余談というか、失礼にあたるかもしれないが、おれ、目が小さい人が好きなんだなと思った。
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企画演劇集団ボクラ団義『十七人の侍』

2015-11-26 23:55:09 | 見物
 この劇団を3年ぶりの観劇だが、疾走するアクション。加速する謎解き。追うごとに相乗効果で増すスピード感は以前見た記憶と変わらず、上演時間を3時間弱とはとても感じさせない。はじめ群像劇のようで、どんどん1人1人の個性が際立っていく手法は見事。

 やはり著名な過去の物語をモチーフにするが、この作品は「七人の侍」と「赤穂四十七士」から設定を借りる。渋い!

 劇団にファンがたくさんついているのもすごいな、と思いました。 at CBGKシブゲキ!!
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激弾BKYU『おいらく狂騒曲』

2015-11-19 22:25:55 | 見物
 激弾30周年記念公演。自分はそのうち13年、「おいらく」3回目のうち2回を観ました。今回も爆笑して泣けた、みよさんの心の叫びに涙。23日(月・祝)まで阿佐ヶ谷アルシェで。
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演劇のろま集団『はじまり、はじまり』

2015-11-13 22:53:37 | 見物
 A・B両バージョン観劇。
 このところ小劇場で、生と死、亡くなった者が現世に悔いを残し…というテーマの演劇を続けて観ている。それだけメッセージの強いテーマなのだろう。
 昔話の登場人物がモチーフになるものも同様。見る側にキャラクターがはっきりイメージ付けされているからか。それを裏切ることを含めて。

 両班で細かい演出の違いが面白い。1人だけ同じ役者さんが同じ役(ウサギ)で変化していたり、笑いの入れ方も。のろまさんの前作から引き続き「おせっかい」がキーワードかな。
 播磨佑紀さん2役おつかれさま。尾崎妹加さん可愛かった。 at 八幡山ワーサルシアター
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ラトリマアナグラム『キリガミネ』

2015-11-11 23:28:53 | 見物
 A班を観劇。インチキ霊媒師のところに幼なじみの幽霊が憑りつく。軽快なセリフのやり取りでコミカルに進んでいくが、と思いきや、それだけでないシリアスな展開。
 吉冨かなえさんは素に近い?役で、キラキラと弾けるような、またそれが個性でもある感情をぶつけるような演技。アクションもコミカルもシリアスも、いろいろな顔のある、幅の広い女優さんだと思います。
 主役藤田秀和さん熱演。玲子(霊子w)さんの三宅亜依さんは怪演!おもしろかった。 at 高円寺・明石スタジオ
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Teamかわのじ『Feast Mission』

2015-10-31 21:01:08 | 見物
 場面展開が省略もあってスピーディ、作品としてコンパクトにまとまっているのが素晴らしい。チケットが1800円なのも素晴らしい。早い、安い、面白い3拍子!
 吉冨かなえぴぃちゃんの新たな魅力(コワーイ)も“爆発”(笑) at 東中野RAFT
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