goo blog サービス終了のお知らせ 

エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

悔いを残しつつも幸せな1年

2008-12-21 | 日々の生活
            【雪の積もる前に】



今日は冬至、冬至カボチャをいただき、ゆず湯に浸かった。湯船に浸かり、忘年会の温泉宿で風呂に浸かった気分になった。そう言えば、押し詰まった暮れの風呂では、いつもその年をふり返っていた。

今年も、無為に生きた悔いは消えず、さらに、相変わらず家族に迷惑をかけた1年を悔いている。いつも己を非難する慟哭が頭の中から聞こえてくる。
しかし、何はともあれ、私自身の健康を取り戻せた素晴らしい1年だった。また、長男に第1子を授かったこと、そして孫たちがたくましく成長したことが何より嬉しい。

 例年の今頃は何をしていただろう。ブログやスケジュールソフトでチェックしてみた。
 昨年4度目の入院が11月、約1ヶ月の本格的治療で暮れにようやく退院、その後外来でカテーテルが抜けた。一段落して新しい年を迎えようとしていた。
 思えば5年前の突然の大病、なんとか生かされるも、その後の体調はあまり思わしくなかった。入退院も10回を数え、日々が体調を気にしながらの生活だった。でも、今年1年は発熱も少なく、健康な日々を過ごすことが出来た。昨年末には、こんなに回復しようとは夢にも思っていなかった。

 つぎに、毎日大変な二人の孫たちの世話だが、幸せを実感している。
 午前8時、バス通園の孫を送り、ひととき妻と二人だけの静けさがおとずれる。午後2時には楽しみに迎えに出る。こんな規則正しい繰り返しの1年であった。幼稚園も今日から長い冬休みだ。また1日中賑やかな生活が始まった。賑やかで、ゆっくり身体を休める暇もないが、あらためてそれが幸せだと思っている。二人ともおばあちゃん子、つきっきりの世話で妻の疲労は大変なものだ。思えば我が家も核家族、親と離れていたし、私は仕事に夢中で3人子どもは妻一人で育てたような気がしている。少しでも妻を助け、せいぜい元気で孫たちの面倒を見てやりたいと思っている。

 年のあらたまる区切りに、幾度悔いを反省しながら新しい年を迎えたことか。
 今年もいくつもの悔いつつ、新しい年の生き方に活かしたいと考えている。