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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

カラスのねぐら

2008-12-16 | 自然観察

今日も気温の低い冬晴れの1日だった。夕方、ほのかに紅い空に、冷え冷えと聳える磐梯山を眺めていた。
  【磐梯夕景】

 目を西に移すと、暮れなずむ空にカラスの大群だ。
 2階の窓からは、北東に磐梯山、その手前に松長の低い丘陵が広がっている。北西には飯豊の山並みが見え、北の手の届く距離に大塚山が見える。いつころからか、夕方になると、ねぐらになっているのだろう、おそらく数千羽のカラスが大塚山に集まってくるのだ。 カラスは、我が家ではサクランボをつつきに来るくらいだが、街中のゴミをあさって散乱させるいたずら者だ。たぶん農作物への影響も沢山あるのだろう。
何年か前に駅前や中央通りに野生化したインコの大群が集まり、糞公害が問題になったことがあった。たしか、季節は夏だったと記憶しているが、最近はどうなのだろう。
 それに引き替え、猪苗代湖のハクチョウの大群などはとてもきれいで愛おしい。はるかに麗しの磐梯を望む湖はハクチョウが浮かび、ひときわ美しい眺めとなる。
 嫌われ者のカラスは気の毒だが、冬空に生きる糧を探し懸命に生きる鳥たちに幸あれと思う。