久しぶりにお墓参りをした。彼岸やお盆、また近くを通った折りにお参りしているが、暮れには数年は行かなかった。 お城の一角にあるお墓は、暮れの雑踏の街中をよそに雪の中に静まり返っていた。
線香を手向け手を合わせると、十数秒の瞬間に1年間の諸々が去来した。祖父母、父母の顔も浮かんできた。1年間健康で過ごせたお礼をした。いつものように、家内安全とこれからのご加護をお願いした。
お正月前の買い物ついでの娘や孫たちも同行したので、昼は幸楽苑で孫の大好きなラーメンを食べた。買い物廻りはごめんだったので、ひとり帰宅した。
雪も少なく穏やかな晦日のお昼、お参りを済ますことができ、新しい年をこころ穏やかに迎えられると思った。雨がぽつりぽつり落ちはじめたが、予報ではお正月の間は冬将軍が居座るようでしばらくは雪降りとなりそうだ。