こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

失敗の本質

2005年10月21日 | 読書ノート
失敗の本質―日本軍の組織論的研究中央公論社このアイテムの詳細を見る   オリジナルは1984年の出版だが,この本が文庫になったの世にでたのは,1991年のこと。ちょうどバブルが弾けた頃だったので,文庫になってはじめて読んだとき,それまで,モテハヤサレテイタ日本的経営の失敗の本質を言い当てているようでもあり,そんなことを重ねてあわせて考えて,この本の内容にいたく感心した覚 . . . 本文を読む

メイクにも文化の違い~続々『何があっても大丈夫』

2005年10月20日 | 読書ノート
 「一般論だが,米国と日本ではメークアップのときに最も気を使うところがはっきりと異なっていた。米国流のメークは,肌の色に気を使うよりいかに目や唇を魅力的に演出するかにポイントを置いていた。つまりいかに個性を表現するかである。他方,日本のメークアップは,肌を白く美しくすることに最大のポイントが置かれていた。この相違は今も変わっていないと思う。(『何があっても大丈夫』P235から引用)」  長岡高校 . . . 本文を読む

『踊る大捜査線に学ぶ組織論入門』が密かに話題に!

2005年10月19日 | 読書ノート
踊る大捜査線に学ぶ組織論入門かんき出版このアイテムの詳細を見る    私の周辺で,『踊る大捜査線に学ぶ組織論入門』が,密かに話題になっている。金井寿宏さんという神戸大学の先生が書いた本だが,早くも読み終えた同僚の一人は,「踊る大捜査線をテレビで見ながら著者と同じことを考えていた。先を越された。僕も書けていたのに・・・。」と大胆な発言。 まだ,読んでいない私には良くわからないが,ま . . . 本文を読む

まるで速記者のように

2005年10月19日 | Weblog
 「彼らは驚くほどノート取りが速かった。講義の内容でなく,教授たちが学生たちの眠気を醒ますために披露する冗談話まで書き込んでいたりする。そういう学生の一人にオハイオ州から来た女子学生がいた。(中略)私が彼女に見たのは,自分の価値観を大切にする伝統的な保守,旧きよき米国人の姿である。声も柔らかな彼女は,おっとりした見かけからは想像もできないような能力を備えていた。彼女のノートの取り方はピカ一で,まる . . . 本文を読む

ハワイ州立大学のあたり

2005年10月18日 | 読書ノート
 櫻井よしこ『何があっても大丈夫』。櫻井さんが二十歳前後の頃(1960年代半ばあたり),ハワイ州立大学で学んでいるあたりを読んでいる。離婚後,よしこたち母子(お兄さんもいる)を半ば捨てたような形で,東京の料亭の人と所帯をもつ父親。そんな父親がハワイでレストラン事業を始めたのを機会に,それを手伝う形でハワイに渡るよしこ。 同業者の罠にかかって経営権を乗っ取られ,撤退を機に帰国する父親。そんな父親に決 . . . 本文を読む