こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

続 『県庁の星』

2005年10月28日 | 読書ノート
 仕事の基本は現場にある。現場の仲間との信頼感にある。設定や人物描写は荒いけれど,そんな仕事の原点を教えてくれる本だ。伊丹十三の『マルサの女』のような解りやすさからか映画化も決まったらしい。 やる気のない正社員,凄腕だがデリカシーに欠けるパートおばさん,絶えずリストラのリスクにさらされるパートの人たちの悲哀,加えて,デパートのマダム行動学とでもいえるような,中年おばさん層に関する鋭い分析,この『県 . . . 本文を読む

思い出した!~脈絡のないフラッシュバック

2005年10月27日 | 思い出・昔話
  何の脈絡もないのだけれどクイズを思い出した。昔つきあっていた人から聞いた。大学の入学式での学長のお話という奴だ。新入生を前に,発想の転換な話をするなかで出されたクイズ(問題)なのだそうだ。何でこんなことを,ましてやこんなとき(出勤前)に思い出したのかわからんが,時間に余裕のある人のために捧げる。興味のある方は解いてみてください。【問題】  たいショッテんの! めイジッテるの! さて私 . . . 本文を読む

『県庁の星』

2005年10月26日 | 読書ノート
県庁の星小学館このアイテムの詳細を見る   blog Ranking へ  学校時代に,トップ集団でもなく,かといってビリの方でもなく,というような中途半端な人がいっぱいいそうな感じがする県庁さん。エリートでもないのに何故か地元では「ケンチョー」さんとちょっとばかりモテハヤサレ,なかには勘違いする奴もいる小役人集団。そんなケンチョーの若手職員が,民間派遣研修で,トアル . . . 本文を読む

ひこうき雲~その日のまえにから

2005年10月25日 | 読書ノート
その日のまえに文藝春秋このアイテムの詳細を見る  blog Ranking へ  誕生日に連れ合いからプレゼントしてもらった重松清の『その日のまえに』を読んでいる。短編集の一作目は「ひこうき雲」。小学6年で,不治の病(白血病?)に罹り死地に旅立つ同級生を回想しながら,施設に妻の曾祖母を見舞う作品だ。12歳と91歳。はちきれる若い命とひなびて枯れた命。奇妙なコントラスト . . . 本文を読む

2005年 ブックレビュー 9月

2005年10月23日 | 月別書籍リスト
◎○ プーチニズム~報道されないロシアの現実 アンナ・ポリトコフスカヤ 日本放送出版会 中 6/25/2005◎○ メディアの支配者 上・下 中川一徳 講談社 西 6/30/2005○○ ホリエモンの新・資本主義 堀江貴文 光文社 安佐南 5/5/2005◎○ ローマから日本が見える 塩野七生 集英社 安芸 6/30/2005○× 恐ろしい日本の未来~私は税務署と闘う 副島隆彦 ビジネス社 市立中 . . . 本文を読む