昨日,閉店前に近所の宮脇書店に行って,立ち読みしたのをそのまま買って,一晩で一気に読み終えました.
日本の報道も偏り過ぎて,なんとなくしかギャップがわからなかったけど,この本を読んでなんとなくがもう少し学術的にわかった.
日本のhigh context cultureが,low context cultureにうまく絡まず,説明がノイズになってしまったというようなことが書かれているが,ここで日本人が注意しないといけないのは異文化とのギャップということで納めてしまうのではなく,これは対多文化社会とのコミュニケーションギャップだということ.
日本から外に出れば,文化の違う者同士のやり取りが当たり前で,その中でhigh contextを通用させるのは,よっぽど条件が整わない限り不可能だ.
さらに間違えてはいけないのは,Low context cultureのレベルが低いと思いがちなところ.
レベルの高低ではなく,作法が違うところに注目しなければならない.
お互いの作法を尊重することは大切なことに思えるが,それは恵まれた環境でのこと.
限定された環境では作法を合わせる必要がある.
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