はるかな日、きのう今日

毎月書いているエッセイ、身辺雑記を掲載

今月の便り(2021年11月)

2021-11-30 06:49:52 | エッセイ・身辺雑記
今月の便り(2021年11月)
 11月となるとさすがに寒くなってきました。けれどあまり快晴、秋日和というような日があまりないのが恨めしいのです。年末も近くなってくると何やら気忙しいような気にもなるところです。
 けれど各地のコロナウイルスは激減。当地などは3週間も感染者ゼロ。東京も少なくなってきました。というわけで東京の一家が来ることになりました。
◆エアコン交換
 懇意にしている電器店に見てもらったら息子と長男が寝ることになる部屋のエアコンが故障してとのこと。何年も運転していなかったからかもしれません。電器店には12月でいいよといっていたのですが、暖かいうちに施工したいというので来てもらいました。
 室外機は屋根の上、でカーポートとの屋根との間は狭く、梯子を何本も立てての難工事。2時間以上もかかって終了。工事費もかかりました。近所の人もこの工事を見ていたのか「エアコンの交換は無事に終わりましたか」と。もう一つ別の部屋のエアコンも長い間使っていないので心配していましたがこちらはセーフ安心しました。
◆パソコン交換
 9月にADSLから光に切り替えたのに動作が以前と同様遅いというと光回線の速度を調べてくれて、パソコンに問題があるとのこと。そしてパソコンの寿命は5年だと言います、光に切り替えネットにつないでくれた人も同じようにパソコンの寿命は5年だと言っていましたので交換することにしました。機種は息子と同じメーカーのものとし購入後東京でセットアップしてお正月に持ってきてくれることになりました。新しいパソコンを待ちわびています。
 11月10日「
 「自分史を作ろう会」の例会の日です。Aさん(ゴルフの思い出⑦出向先「日産建設」)は就職後の略歴に触れ、世情の変化で子会社に出向したが馴染めずに困っていたが、業績を上げ、周りからも 認められ、幹事役となりゴルフコンペを開催、優勝したエピソードを紹介していました。Nさん(びわ湖博物館へ)は久しぶりというびわ湖博物館での見聞録。地元に住みながら豊か生態系に恵まれていることに感謝すると同時に知らないことが多いことを知って反省したと述べていました。もう一人のNさんの時評(選挙後に)は「総選挙後に無力を感じた」という人もこれからの子どもや孫たちにしてやらなければならないことがたくさんあるので頑張らなくてはと結んでいます。Kさん(川柳の事)川柳を始めたきっかけ、その後の発展の歴史の展望。そして現況。公になった句は530に達するとあります。最後に長い間こんな喜びとこれからまだまだ先への楽しみをくださった先生、柳友の皆さん本当にありがとうございましたと結んでいます。Iさん(横綱に会いたくて)は市の「いきいき百歳体操交流会」に参加した時の詳しい記録。「百歳体操」に参加した回数と年齢から前頭から横綱に区分されるのだそうです92歳の筆者は小結だそうです。この文の変わったタイトルは横綱の人に会いたかった、会えなかったというのが趣旨のようです。
 11月29日
 地元の老人会のバス旅行。行先は比叡山、延暦寺、東塔地域とあって、旅程に公園→ 比叡山 延暦寺→本店鶴喜そば→道の駅→公園となっています。 ツアーの詳細は来月紹介します。
[今月の本]
 ちくま文学の森15「とっておきの話」、ちくま書房1988年 再読
 豊島志雄『立札』はじめ16編。モーパッサンの小説を読んでみたところ翻訳ものはあまりピンとこなかったので外国の小説は読んでいません。この中で長いので閉口しましたのが稲垣足穂「山ン本五郎左衛門只今退散仕る』ですが毎晩出現するお化けの話は面白く思いました。樋口一葉『にごりえ』は初めて読んだ文語体?で書かれた長編。明治の人達の暮らしぶりの一端をしり興味深く思いました。その他もどれも夢中になって読みたくなる作品と感じました。

 いよいよ来月は師走と呼ばれる月、年賀状は早くから手をつけていましたからあまり慌てることもありませんが、大掃除=窓拭きなど用事の多い時期。が、お正月には東京の息子たち一家が来るのが楽しみです。
 これからますます寒くなります。コロナは収まりつつありますが2回の接種がすんでいても油断できないので3回目の接種もあるそうです。寒くなりましたがお体お大事に、では、また。

今月のエッセイ

2021-11-29 06:11:49 | エッセイ・身辺雑記
 歳末
        その1 年賀状
11月と12月が掲げられているカレンダーを見ても「ぼつぼつ年末か」と思うだけですが、11月のカレンダーを切り取り12月だけになると年末だとなぜかいささか慌て気味。つくづく眺めると今年はいろいろあったなあと思う反面、何もなかった平凡な年だったなとも振り返るのです。
でも、年末というのは忙しい月。年賀状といえば昔は手彩色の版画の二百枚ほどを必死の面持ちで仕上げて何とか期限に合わせたものですが今頃は絵を一枚描いてカラープリントで終了。年賀状用の絵は毎年早くから描いていますから楽勝。
お歳暮を送ったり、頂いたお歳暮の礼状を書いたり大忙しのカミさんに年賀状は何枚いるのって聞くと、リストを作っていて何枚と言います。
かつて親しい友人の奥さんから「主人はパーキンソン病のため字が書けなくなりましたので年賀状は遠慮します」という葉書をもらったことがありますが、近年になると高齢のため年賀状はこれで最後にしますという年賀状もちらほら。
私も九十一歳とけっこうな年齢になりましたが、元日に玄関の前にあるポストから年賀状の束を手に「こんなに来たぞ」と戻ってくる喜びのためにも年賀状をやめられません。
その年賀状ですが最近はその殆どがインクジェット用の葉書に家族の写真やその年の干支の絵などをプリントしたものですが、ある年、手彩色の年賀状を作り、インクジェット用でない年賀状を買いに行ったら、ホームセンタに行ってもスーパーでも置いていませんと言われる始末。コンビニに行ったら「郵便局へ行って下さい」と冷たい返事。
今年もインクジェット葉書でプリントしようと思っていましたが、ふと思いついて貼り絵にしました。
       その2 歳末風景
年末には国民的行事ともいうべき大掃除、そして窓拭きがあります。寒い日にはやりたくないので毎日天気予報を見ていて暖かそうな日があれば窓ふき決行です。
かつては二階の窓も出窓でも外側まで身を乗り出して拭いていたものですが下を見るのが怖くなりました。ですから拭くのは二階の部屋の内側、ベランダのある場所、一階の内外だけになりました。高い所には梯子を使っていましたが今は長いポールの先にスポンジのついたのを買いましたので楽になりました。しかし、ずいぶんいい加減になったのは否めません。
私は年末のホームセンタやスーパーの歳末の人混みに紛れ込むのが好きです。カミさんに「年末の世情を見たいものだ」と言うと「混んでいるだけよ、止めておきなさい」と言われます。それでも30日のカミさんの買い物にはいっしょに行ったものです。お正月に食べるものはカミさんが早くから買い整えていますからこの日の目的は主に正月飾りです。お飾りを大晦日にするは一日飾りと言って良くないからだと言います。ホームセンタでもスーパーでもそれは山盛り。小型の物から大きいのまでいろいろ。値段も千円未満から数千円の豪華品まで。カミさんとわが家はこんなものでと物色して歩くのが楽しみ。そうそう自転車に飾る小さいお飾りも。お供えの下に敷く裏白も。小さい重ね餅。何ヵ月置いていてもカビないというお餅。だんだん正月気分、ワクワクしてきたものです。
今は新型コロナも少し収まりましたがワクチンの2回接種後でも安心できないと言いますから人混みに行くのは止めておくのが賢明なようです。年末の大型商業施設に行く楽しみ、年末の風景はすべて記憶の中の風景になりました。
大晦日、年寄り二人はテレビの「ゆく年、くる年」の時間まであんまり面白くないなあと呟きながらも「紅白歌合戦」を見て新年を迎えることになるのです。

2021年12月