今月の便り(2020年8月)
新型コロナウイルスは非常事態宣言解除後再び猛威を振るい毎日今年最多の感染者と報じられています。政府は第一波の時と様相が異なると言い再び外出自粛などはしなくても良いとかいろいろ言いますが当地でも感染者は日に日に増えています。私達のサークルも8月は休会になりました。
8月5日
われわれ年寄り二人では庭の芝刈りもしんどくなってきてシルバー人材センターにお願いすることにしました。来たのは木の剪定の時の顔馴染み。7時半過ぎにきて準備の後草刈り機、何というのかゴミを吹き寄せる機械もありどんどん仕事は進み約2時間で終了。プロの仕事は見事ですみずみまで掃き清めたような仕上がり。ほれぼれするような芝生になりました。
8月10日
お向かいの辻さんの奥さんが亡くなられました。脳腫瘍のため1月末に11時間に及ぶ手術後3か月に一旦帰宅されたのですが誤嚥性肺炎のため再入院。ご主人が自転車で30分かかる道のりを毎日滋賀県総合病院に通っておられたのです。とても親しくしていた人なので残念です。翌11日の出棺の際には多くの人でお見送りしましたが、何だか大きな穴があいたような気がしてなりません。
8月25~26日
2002年から18年働いたナショナルのエアコンが故障。室内機から水がポタポタ落ちる始末。いつものウダカデンに応急手当をしてもらい翌26日パナソニックのエアコン設置してもらいました。新しいエアコンは設定した温度を正しく保持するなど大満足です。
今年の夏―猛暑
天気予報の人の話によるとこの暑さは太平洋高気圧とヒマラヤ高気圧二つが日本の上空を覆っているからと言いますが毎日のテレビのニュースは「命に関わる危険な暑さ」といい各地の最高気温が39℃や40℃を超えたという話ばかり。わが家でも南に面した寝室の昼間は36℃。リビングのエアコンは朝から寝室では終夜と今までにない暑さです。いつも行っているクリニックでも熱中症が多いとか。コロナもですがこの猛暑も一日も早く終息してほしいものです。
[今月の本]
井上ひさし『父と暮らせば』新潮文庫、新潮社平成十六年(第十七刷)
私が初めて読んだ戯曲。原爆がテーマになっているのでこの8月に読もうと置いてあった本。父と言っても原爆で亡くなった父親と娘の会話で劇は進んで行きます。ピカで死んだ友達はじめたくさんの人達を思い「自分だけが生き残って申し訳がない。まして自分はしあわせになったりしては、ますます申し訳がない」と自分をいましめる娘がふっと恋におちてしまう。「しわあせになってはいけない」と自分をいましめる娘とこの恋を成就させてしわあせになりたい」と願う娘に分裂してしまいます。このような気持ちを死者である父親と話していきます。この戯曲を通じて原爆の残した傷跡が迫ってきます。なお、この戯曲は全国各地をはじめ海外で上演されているとのことです。
井上ひさし『井上ひさし笑劇全集上』講談社文庫、講談社昭和51年
この本に収められている笑劇は昭和四十年なかばの「てんぷくトリオ」のために書いたコントでひとつ残らずTVで演じられているそうである:
どの笑劇ももちろんコントですから短いもので最初の「死刑台の男」、死刑囚と執行人との奇妙奇天烈な会話をはじめよくもこれほど可笑しい話は書けるものだと著者のボキャブラリーの豊富なことにびっくり仰天です。まだ残りはたくさんありますのでおおいに笑いましょう。
新型コロナウイルスは非常事態宣言解除後再び猛威を振るい毎日今年最多の感染者と報じられています。政府は第一波の時と様相が異なると言い再び外出自粛などはしなくても良いとかいろいろ言いますが当地でも感染者は日に日に増えています。私達のサークルも8月は休会になりました。
8月5日
われわれ年寄り二人では庭の芝刈りもしんどくなってきてシルバー人材センターにお願いすることにしました。来たのは木の剪定の時の顔馴染み。7時半過ぎにきて準備の後草刈り機、何というのかゴミを吹き寄せる機械もありどんどん仕事は進み約2時間で終了。プロの仕事は見事ですみずみまで掃き清めたような仕上がり。ほれぼれするような芝生になりました。
8月10日
お向かいの辻さんの奥さんが亡くなられました。脳腫瘍のため1月末に11時間に及ぶ手術後3か月に一旦帰宅されたのですが誤嚥性肺炎のため再入院。ご主人が自転車で30分かかる道のりを毎日滋賀県総合病院に通っておられたのです。とても親しくしていた人なので残念です。翌11日の出棺の際には多くの人でお見送りしましたが、何だか大きな穴があいたような気がしてなりません。
8月25~26日
2002年から18年働いたナショナルのエアコンが故障。室内機から水がポタポタ落ちる始末。いつものウダカデンに応急手当をしてもらい翌26日パナソニックのエアコン設置してもらいました。新しいエアコンは設定した温度を正しく保持するなど大満足です。
今年の夏―猛暑
天気予報の人の話によるとこの暑さは太平洋高気圧とヒマラヤ高気圧二つが日本の上空を覆っているからと言いますが毎日のテレビのニュースは「命に関わる危険な暑さ」といい各地の最高気温が39℃や40℃を超えたという話ばかり。わが家でも南に面した寝室の昼間は36℃。リビングのエアコンは朝から寝室では終夜と今までにない暑さです。いつも行っているクリニックでも熱中症が多いとか。コロナもですがこの猛暑も一日も早く終息してほしいものです。
[今月の本]
井上ひさし『父と暮らせば』新潮文庫、新潮社平成十六年(第十七刷)
私が初めて読んだ戯曲。原爆がテーマになっているのでこの8月に読もうと置いてあった本。父と言っても原爆で亡くなった父親と娘の会話で劇は進んで行きます。ピカで死んだ友達はじめたくさんの人達を思い「自分だけが生き残って申し訳がない。まして自分はしあわせになったりしては、ますます申し訳がない」と自分をいましめる娘がふっと恋におちてしまう。「しわあせになってはいけない」と自分をいましめる娘とこの恋を成就させてしわあせになりたい」と願う娘に分裂してしまいます。このような気持ちを死者である父親と話していきます。この戯曲を通じて原爆の残した傷跡が迫ってきます。なお、この戯曲は全国各地をはじめ海外で上演されているとのことです。
井上ひさし『井上ひさし笑劇全集上』講談社文庫、講談社昭和51年
この本に収められている笑劇は昭和四十年なかばの「てんぷくトリオ」のために書いたコントでひとつ残らずTVで演じられているそうである:
どの笑劇ももちろんコントですから短いもので最初の「死刑台の男」、死刑囚と執行人との奇妙奇天烈な会話をはじめよくもこれほど可笑しい話は書けるものだと著者のボキャブラリーの豊富なことにびっくり仰天です。まだ残りはたくさんありますのでおおいに笑いましょう。