はるかな日、きのう今日

毎月書いているエッセイ、身辺雑記を掲載

今月の便り(2021年5月)

2021-05-30 06:00:26 | エッセイ・身辺雑記
今月の便り(2021年5月)
 春の花の季節は早々と過ぎていき、どちらを向いても若葉、青葉の季節になりました。ただ、曇の日が増え、例年より22日も早く梅雨になりました。
 5月8日
 わが家の19年使ったというガスコンロを買い替えました。火力が落ちていたそうですが、新しいコンロだと天ぷらが早く揚がるとカミさんは大喜び。
 5月12日
 「自分史を作ろう会」の例会の日。Mさん(カラオケ⑤)はタバコを止めるまでの経緯。治療に当たったD先生は10歳年下の女医さん。マスクがよく似合う美人であったという。タバコを止めなさいと言われてもやめられでいると強く叱られ、出入り禁止になるかと思いタバコを止めたが苦しい日々であったそうです。後日談もありますが略。Iさん(新型コロナワクチン接種)はコロナワクチン接種への不安、特に予約受付で困惑していたが、隣の市に住む娘さんがネットで予約を取ってくれて大いに安心したというストーリー。例会の日には接種も済んでいて痛くも何ともなかったと笑っていました。Aさん(ゴルフの思い出④ゴルフは精神力)は先日の松山秀樹のマスターズトーナメントとでの様子から始め、ゴルフは精神力であることを解説し、自分の優勝した際のエピソードを紹介していました。Iさん(ペースメーカー)は緊急入院、緊急手術のドキュメント。今はコロナ禍のせいで奥さんはすぐ帰され手術の結果は電話連絡、手術後も面会禁止など。コロナ禍の中の貴重な記録になっていました。Kさん(くうかん ① 洗濯機)はかつて年一回「くうかん」という同人誌を発行しているグループで作家の指導を受けながら勉強(?)していた時の思い出を書いていましたが、この人の作品はいつもその筆力に感心していましたが、やはりこのようなバックグラウンドがあったのだと納得しました。
 5月27日
 広報誌「コミュニティーくさつ」の取材の同行しロクㇵ公園に行きました。

[今月の本]
 黒木登志夫『新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ』中公新書、
中央公論新社2021年
 今回のコロナ禍に際して大変勉強というかいろいろなことを知った本。内容を多岐にわたり膨大な文献を引用しながらの論旨。今回のコロナ感染者の増大の一因は厚労省の「無症状の人には検査をしない」という建前や経済重視のGO TOキャンペーンなどの失策のよるところが多いようです。読み通すのには少々時間のかかった本ですが読み応えというか大事な本を読んだという感じがしています。
 田丸雅智『ショートショート 千夜一夜』、小学館2018年
 かつて読んだ「海酒」「綿雲堂」という素晴らしいショートショートに感激して買った本。それもなかなか工夫の効いたショートショートになっているのですが先に挙げた作品に比べ少し見劣りがするという印象は否めませんでした。

 市のワクチン接種は捗らなくて5月11日からの電話予約の時など2日でワクチンは底をつき次は6月8日からは予約受付といいます。現在は集団接種だけですが来月以降にはかかりつけ医による個別接種始まりそうなのでそれを待つことにします。しかし、あちこちから予約が取れた、接種を受けたという話をきくと不安になってきます。
 今年の梅雨は非常に早く始まりましたが終わるのが早いということではなく。長雨。各地の水害が危惧されています。
 皆さんもお体に気をつけて(何よりもコロナに)お過ごし下さい。

今月のつぶやき

2021-05-29 06:38:49 | エッセイ・身辺雑記

 老いは突然やって来るようです。去年6月の90歳の誕生日を過ぎた夏、自転車でスーパーに行った帰り道で後ろから大きな声で「もっと端に寄れ」と言われました。漕ぐ力がなくなり方向感もなくしてよろよろ走っていたのでしょうね。これが最後の自転車になりました。足腰が弱くなっていたせいでしょう。
 わが家の前でシルバーカーを押して通り過ぎる人とはよく声をかけて話しているのですが私も歩くのが・・と話していたら杖を使うと少し楽になると教わり、そうだ杖だと気が付き、杖を買わなくてはと思っていた時、弟に「ぼつぼつ杖が要るのかも」と話したら「おじいちゃん」と「おばあちゃん」が使っていた杖を持ってきてくれました。
 私の父親は80歳で亡くなっていますから70歳代から使っていたのでしょうか。両親の住んでいたのは坂の多い大津でしたから歯医者さんやお医者さんあるいは本屋さんに杖を突きながら歩いていたのだと思うと感無量。
 ともかく杖をついての散歩を始めてみましたが、使い方がよく分かりません。毎朝のラジオ体操でも杖をつく人が二人いますがなかなか聞けないものです。ネットで調べてみても足の悪い人のためのもので足腰が弱くなっているもののための情報はありません。お医者さんにきいても「難しいですねえ」とはかばかしい返事はありません。
 歩けなくなるのだけは避けたいので杖の使い方の練習を兼ねて毎日散歩しています。けれど、歩けてせいぜい20分かもう少しという程度。毎月の会合には幹事さんの車で送り迎えしてもらっています。
 歩ける範囲は僅かでも今はすでに夏の気配。どこへ行っても緑、緑の季節になりました。勢いのよいクスノキの若葉、たくさん咲いていたムギセンノウ。今日の散歩は無事に終わりました。