今月の便り(2020年2月)
暖冬と言いながら寒い日が続きますが、立春は暖かったのですが、すぐに真冬に逆戻りなんて日が続き、積もらないまでも雪の日も。
2月3日
節分の日です。恵方巻き、豆、鰯と一通り揃いました。今年は西南西が恵方だそうです。お昼にはカニサラダ巻き、夜は海鮮巻きを頂き、鰯の焼き魚も。私は豆3粒ずつ各部屋から玄関、キチン、風呂場、トイレまで「鬼は外、福は内」と唱えながら置いてきました。今年も平和な年でありますように。
2月12日
自分史を作ろう会の例会。Nさん(最後の運転免許証)は最後の免許証を更新する日の朝の静かな心境、55年にわたる車との歴史、新しい免許証をめぐる家族との会話。最後に返納への決意と構成もよく落ち着いた筆致に感心しました。Iさん(合格発表)は子、孫の合格発表について過不足なく述べていましたが、曾孫の合格発表を聞いて思わず感涙にむせんだというエピソードにはこちらの胸にも伝わるものがありました。Aさん(囲碁の思い出⑥義父と義兄との碁)は前回までの青春時の囲碁と変わって義父や義兄との囲碁と大人の碁。Aさんが強調していたことですが、義兄の医師会の勉強会に誘われてプロ棋士の指導を受けたのですが、6目おいても「持碁」に持っていくプロのすごさを驚いたそうです。Iさん(ガラ空きの京都)は新型コロナウイルスの感染拡大をうけてガラ空きになった京都の様子、その京都での創作菓子展や御所の中にある梅園と優雅な一日を過ごしたというエッセイ。新型コロナウイルス騒動の思わぬ一面を見ました。Kさん(今年の漢字)は自分の「今年の漢字」を何しようと考え反省の「省」にすることに決め、自分を省み新しいことに興味を盛り、自分の境遇に感謝し、前を向こうと結んでいました。Nさん(いつもの東京行き)は周りの席ではパソコンを開いて仕事をしている人が多く「新幹線は通勤列車」といいう言葉を実感したといいいますが、ご自身も慌ただしい日帰りの東京往復。
2月24日
「お天気の良い日にね」と言っていたこの日にお雛さん飾り。お内裏さん、雪洞、菱餅などの飾りを始め、薩摩雛、小さいお守りになっているお雛様。紙や石、ガラスのお雛さん、息子が小学生の時に作った折り紙の七段飾りなどが勢ぞろい。そこに桃の枝と賑やかになりました。わが家の年中行事の一日でした。
[今月の本]
辻 邦生『西行花伝』新潮文庫。新潮社、平成31年(第15刷)
先月に引き続き読了、787ページの達成感もあります。言葉の交響楽ともいえる豊穣な文章。高橋秀夫氏が解説で述べているとおり、歴史小説でも西行の生涯を描いた伝記でも評論でもありませんが、西行の幼児、青年期、失恋、出家、僧として歌人として生きた生涯を種々の人々が語る叙述の説得力のある物語の運びには魅せられました。読み終えて感じるのはやはり読書の喜びというものではないでしょうか。時間はかかりましたが記録に残る一冊です。
中国武漢で発生したという新型コロナウイルスで感染者続出、死亡例も。北海道では全校休校、各種イベント、スポーツ大会も中止や延期とたいへんなことになりました。終息する日が待ち遠しいことです。私を含めどなたもコロナにとりつかれないようにしましょう。
暖冬と言いながら寒い日が続きますが、立春は暖かったのですが、すぐに真冬に逆戻りなんて日が続き、積もらないまでも雪の日も。
2月3日
節分の日です。恵方巻き、豆、鰯と一通り揃いました。今年は西南西が恵方だそうです。お昼にはカニサラダ巻き、夜は海鮮巻きを頂き、鰯の焼き魚も。私は豆3粒ずつ各部屋から玄関、キチン、風呂場、トイレまで「鬼は外、福は内」と唱えながら置いてきました。今年も平和な年でありますように。
2月12日
自分史を作ろう会の例会。Nさん(最後の運転免許証)は最後の免許証を更新する日の朝の静かな心境、55年にわたる車との歴史、新しい免許証をめぐる家族との会話。最後に返納への決意と構成もよく落ち着いた筆致に感心しました。Iさん(合格発表)は子、孫の合格発表について過不足なく述べていましたが、曾孫の合格発表を聞いて思わず感涙にむせんだというエピソードにはこちらの胸にも伝わるものがありました。Aさん(囲碁の思い出⑥義父と義兄との碁)は前回までの青春時の囲碁と変わって義父や義兄との囲碁と大人の碁。Aさんが強調していたことですが、義兄の医師会の勉強会に誘われてプロ棋士の指導を受けたのですが、6目おいても「持碁」に持っていくプロのすごさを驚いたそうです。Iさん(ガラ空きの京都)は新型コロナウイルスの感染拡大をうけてガラ空きになった京都の様子、その京都での創作菓子展や御所の中にある梅園と優雅な一日を過ごしたというエッセイ。新型コロナウイルス騒動の思わぬ一面を見ました。Kさん(今年の漢字)は自分の「今年の漢字」を何しようと考え反省の「省」にすることに決め、自分を省み新しいことに興味を盛り、自分の境遇に感謝し、前を向こうと結んでいました。Nさん(いつもの東京行き)は周りの席ではパソコンを開いて仕事をしている人が多く「新幹線は通勤列車」といいう言葉を実感したといいいますが、ご自身も慌ただしい日帰りの東京往復。
2月24日
「お天気の良い日にね」と言っていたこの日にお雛さん飾り。お内裏さん、雪洞、菱餅などの飾りを始め、薩摩雛、小さいお守りになっているお雛様。紙や石、ガラスのお雛さん、息子が小学生の時に作った折り紙の七段飾りなどが勢ぞろい。そこに桃の枝と賑やかになりました。わが家の年中行事の一日でした。
[今月の本]
辻 邦生『西行花伝』新潮文庫。新潮社、平成31年(第15刷)
先月に引き続き読了、787ページの達成感もあります。言葉の交響楽ともいえる豊穣な文章。高橋秀夫氏が解説で述べているとおり、歴史小説でも西行の生涯を描いた伝記でも評論でもありませんが、西行の幼児、青年期、失恋、出家、僧として歌人として生きた生涯を種々の人々が語る叙述の説得力のある物語の運びには魅せられました。読み終えて感じるのはやはり読書の喜びというものではないでしょうか。時間はかかりましたが記録に残る一冊です。
中国武漢で発生したという新型コロナウイルスで感染者続出、死亡例も。北海道では全校休校、各種イベント、スポーツ大会も中止や延期とたいへんなことになりました。終息する日が待ち遠しいことです。私を含めどなたもコロナにとりつかれないようにしましょう。