今月の便り(2017年1月)
年が明けました。このお正月は暖かくて助かりました。年賀状もたくさんきましたが、思わぬ人もあれば、どうしようかなあという人も。この先、また特に寒い日がくるかとおもうとちょっと憂鬱ですが、こればかりは仕方ありません。
1月8日
2015年11月2日に始まったという近くの小公園のラジオ体操が1000回を迎えました。私は100回目あたりからの参加ですが、嬉しいものです。市長もお祝いに来てくれて挨拶。その後、みんなで記念写真。ぜんざいや餅が振る舞われてお祝一色に。
1月11日
公民館のサークルの例会。画家のNさんは篠田桃紅の芸術についての感想。Mさんはこのお正月に過ごした間に考えたこと、今年への決意。79歳を迎えるNさんはこれから先についての期待と不安と複雑な心境。Iさんは退職後に経験した様々の仕事を総括。海外での仕事の多いAさんは初めて行ったマレーシアでのエピソード。Kさんは年賀状にまつわるいろいろな思いお正月らしいテーマが並びました。女性のIさんとNさんは欠席。
1月12日
『詩と文 春はうらうら』を出版のため印刷・製本を発注。この本のもとになったのは20歳代からノートやスケッチブックの片隅やメモ用紙に書きとめていた詩や文章を最初はワープロに入力、次いでPCの一太郎に変換後再びワードに変換と長い過程の後に手元に残ったもので、われわれ夫婦のダイアモンド婚、私の米寿(数えで)記念として本にすることを決めたのです。
1月14日~16日
ここ数年あまり降ったことのない雪。私たち滋賀県南部でも十センチほど、妹の住む彦根では三十数センチ積もり、京都でも十数センチの雪だったそうです。日本海側ではいろいろな雪害も出ているとか。
[今月の本]
先月に引き続き『篠田一士編 谷崎潤一郎随筆集』岩波文庫、2016年(第28刷)、岩波書店
今月主に読んだのは「恋愛及び色情」「私の見た大阪及び大阪人」「陰翳礼讃」ですが、第一の印象は古風な言い回しや難しい字もありますが、分かり易く本を横に置くのが惜しいようでした。著者の言いたいことがすんなりと伝わってくるのです。前の2編には日本の女性と西欧の女性との比較、大阪の風俗、習慣から食べ物に至るまで東京のそれと比較しているのですが、どちらが良くて正しいということは言わず、極めて正確にまた客観的に観察しているのには好感を覚えました。
「陰翳礼讃」は有名な作品ですが、日本の美術、文化、演芸、風俗などすべて影の中でこそ光を放つのであるというのが主旨ですがかつての生活に比べるとどこも非常に明るくなっています。
このような傑出した随筆集にまとまった感想文などとても書けませんが、これらの随筆が心に沁みていつまでも残ることには間違いありません。
雪がまた少し降りましたが、月末近くには春を思わせる暖かさ。来月にも寒い日がるにちがいありませんが、待望の春が近づいている気配を感じます。どうぞお元気で。では、また。
年が明けました。このお正月は暖かくて助かりました。年賀状もたくさんきましたが、思わぬ人もあれば、どうしようかなあという人も。この先、また特に寒い日がくるかとおもうとちょっと憂鬱ですが、こればかりは仕方ありません。
1月8日
2015年11月2日に始まったという近くの小公園のラジオ体操が1000回を迎えました。私は100回目あたりからの参加ですが、嬉しいものです。市長もお祝いに来てくれて挨拶。その後、みんなで記念写真。ぜんざいや餅が振る舞われてお祝一色に。
1月11日
公民館のサークルの例会。画家のNさんは篠田桃紅の芸術についての感想。Mさんはこのお正月に過ごした間に考えたこと、今年への決意。79歳を迎えるNさんはこれから先についての期待と不安と複雑な心境。Iさんは退職後に経験した様々の仕事を総括。海外での仕事の多いAさんは初めて行ったマレーシアでのエピソード。Kさんは年賀状にまつわるいろいろな思いお正月らしいテーマが並びました。女性のIさんとNさんは欠席。
1月12日
『詩と文 春はうらうら』を出版のため印刷・製本を発注。この本のもとになったのは20歳代からノートやスケッチブックの片隅やメモ用紙に書きとめていた詩や文章を最初はワープロに入力、次いでPCの一太郎に変換後再びワードに変換と長い過程の後に手元に残ったもので、われわれ夫婦のダイアモンド婚、私の米寿(数えで)記念として本にすることを決めたのです。
1月14日~16日
ここ数年あまり降ったことのない雪。私たち滋賀県南部でも十センチほど、妹の住む彦根では三十数センチ積もり、京都でも十数センチの雪だったそうです。日本海側ではいろいろな雪害も出ているとか。
[今月の本]
先月に引き続き『篠田一士編 谷崎潤一郎随筆集』岩波文庫、2016年(第28刷)、岩波書店
今月主に読んだのは「恋愛及び色情」「私の見た大阪及び大阪人」「陰翳礼讃」ですが、第一の印象は古風な言い回しや難しい字もありますが、分かり易く本を横に置くのが惜しいようでした。著者の言いたいことがすんなりと伝わってくるのです。前の2編には日本の女性と西欧の女性との比較、大阪の風俗、習慣から食べ物に至るまで東京のそれと比較しているのですが、どちらが良くて正しいということは言わず、極めて正確にまた客観的に観察しているのには好感を覚えました。
「陰翳礼讃」は有名な作品ですが、日本の美術、文化、演芸、風俗などすべて影の中でこそ光を放つのであるというのが主旨ですがかつての生活に比べるとどこも非常に明るくなっています。
このような傑出した随筆集にまとまった感想文などとても書けませんが、これらの随筆が心に沁みていつまでも残ることには間違いありません。
雪がまた少し降りましたが、月末近くには春を思わせる暖かさ。来月にも寒い日がるにちがいありませんが、待望の春が近づいている気配を感じます。どうぞお元気で。では、また。