はるかな日、きのう今日

毎月書いているエッセイ、身辺雑記を掲載

今月の便り(2022年3月)

2022-03-30 06:29:18 | エッセイ・身辺雑記
今月の便り(2022年3月)
 3月に入って暖かくなるかと思えば真冬の寒さに戻るなど天候不順の日が続きます。
当地のコロナ感染者はあまり減りません全国的には減少、21日には全国の蔓防が解除になりました。
 3月1日
弟が草津市立水性植物公園みずのもりに連れて行ってくれました。テレビのニュースでも取り上げられていた様々な色形のアイスチューリップがたくさん咲いていました。アイスチューリップというのは球根を凍らせた後解凍するとチューリップが開花の時期を間違えて早く咲くのだそうです。その後、ロータス館(大温室)でいろいろな熱帯植物を見ましたが石油の値段高騰の折、大変でしょうね。
3月7日
地元の老人会のバスツアー。コロナのせいか参加者は17名とわずか、行先は京都山科の随心院。大きなお寺の廊下を回りながら庭や襖絵などを拝観。ここの呼び物の梅林はまだ咲いていないというのでまだ閉園と残念なこと。昼食は中華料理店、その後淡海環境プラザでの講演を受講。滋賀県南部という広大な下水道から集まってくる
汚水の微生物による処理など興味深く聞きました。見学はマンホール。奇抜なものを含めてデザインは様々、面白く見ました。
 3月9日
「自分史を作ろう会」の例会。Nさん(野口謙蔵生誕120年)は滋賀県蒲生の画家野口謙蔵の略暦や見てきた作品の感想を述べていましたが自身が画家であるため、その批評には説得力がありました。女性のIさん(体温計)は新式の体温計を問題なく使っていたが寒くなってきたらエラーがでるようになり販売店と話しあううちに測定する部屋の温度が低いとエラーが出るのだということが分かるまでのエピソード。こんな小さい出来事をきっちりまとめる力に感服。Aさん(孫智哉関大に合格)は孫が関大に合格したことで多くの人から寄せられる祝福や祝い、小さい時からの成長と喜びにあふれた一文、この青年がいつかこの文を読む日が待たれます。Iさん(プーチンの侵略戦争)は現在報じられているニュースの展望。自分史を書き続けていく際の1ページとして大切だと思います。Kさん(幼なじみのこと)はある日見た夢に登場してきた幼なじみとの思い出で書いていますが最後に多くの人たちと知り合いになり助けをいただいたのだと夢に感謝、夢に中にいてくれた人々に感謝と結んでいます。

[今月の本]安野光雅ほか編『子ちくま文学の森3 幼かりし日々』ちくま書房1988年
再読
 様々の人が過ごした幼い日の数々。どれを読んでも皆さんそれぞれにユニークな日があったのだと感心。中でも覚えていたのは宮沢賢治『風の又三郎』、林芙美子『風琴と魚の町』、ヘッセ『クジャクヤママユ』ですが、宮沢賢治の作品は何度読んでも良いなあ、あのユニークな表現が良いなあと思うのです。林芙美子の言葉使い、情景の描写にも引き込まれます。

 いよいよ春本番。桜の開花が待ち遠しい日です。コロナ感染者も減少傾向。どうぞこの春をお楽しみ下さい。では、また。

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