はるかな日、きのう今日

毎月書いているエッセイ、身辺雑記を掲載

今月の便り(2022年4月)

2022-04-29 06:18:51 | エッセイ・身辺雑記
今月の便り(2022年4月)
 昔勤めていた時には4月というと人事異動でいろいろ大騒ぎしたものですが今から考えると何やらばかばかしいような気もします。それに寒いのやら暑いのやらの4月が始まりました。
 4月4日
 近くの公園の桜満開。私の外に花見客などなく桜の下でぼんやり。例年ですと鎮守様で花見のパーティーがあるのですがコロナのためそれもなし。春は過ぎていきます。
 4月10日
 町内の清掃、私の周りでは側溝のどぶ掃除。年寄りの私は軽作業のお手伝い。側溝の中に入り泥を上げる人達のご苦労を思います、
 4月13日
 「自分史を作ろう会」の例会。Aさん(ゴルフの思い出⑪上笠ゴルフ・クラブ)は地元のゴルフ・クラブでの活動。いつものように優勝した記録(苦笑)。ゴルフ仲間からお墓や貸農園の斡旋などがあったそうな。知らないような懸賞化稼ぎの侵入で止めたそうですが。Kさん(山笑う)は一人だけの孫の思い出などを連ねていますがよくありがちなメロメロ調でなくししっかりした文章はいつもながら立派。Nさん(町内の寄り合い)が現自治委員から資料のパワーポイントによる説明があったが高齢者からは紙資料が欲しいと不平満々。現代の社会の一面がとり上げられていて秀作。Iさん(3月に思う)は福島県沖を震源とする地震のニースからこの会の十周年記念に書いた東北大震災の際、仙台に電話が通じなかったこと通じてほっとしたと書いた記事を思い出してこのような記録は大事だと改めて痛感したと書いています。Fさん(如月)は立春から雨水、畑からなる文章。この会での初作品。原文をどう書き直したかなぜ、どのように直したかなど説明。今後の発展を願っています。
[今月の本]
 寺田寅彦ほか『教科書名短編 科学随筆集』中公文庫、中央公論新社2021年
 久しぶりに読んだ科学の本。教科書に掲載された寺田寅彦はじめ7人の著名な科者の書いた文章。
 冒頭の寺田寅彦氏の科学者の「科学者はあたまがよくなくてはいけない」。「科学者はあたまがわるくなくてはいけない」に始まり湯川秀樹氏の詩、古跡巡りの話、難しい数学の式などどれも面白く読みました。日高敏隆氏のチョウが飛ぶ道の綿密な観察、長期にわたる観察における仲間との共同作業など感銘深い文章の数々に圧倒されました。

 来月初めからは連休。人出が増えているようですがコロナ感染者の増加につながらないようにと思っています。皆さんにもいろいろ計画があるのでしょう。どうぞお楽しみ下さい。では、また。

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