政府、社会の問題、提言など

社会、経済、政治などの問題点について投稿して行きます。 又、テレビ報道しない重要な出来事や、注目すべき出来事も対象です。

農水、厚労両省に異議あり!(重要)~体細胞クローン説明会

2008年04月21日 04時50分49秒 | 政治・自衛隊
記事参照

体細胞クローン 説明会開催へ

4月20日 6時10分

皮膚などの細胞を使った「体細胞クローン技術」で生まれた牛や豚の肉などの安全性について国の食品安全委員会で審議が始まったことから、厚生労働省と農林水産省は、この技術を説明したうえで意見交換を行う一般市民向けの説明会を、来月、東京と大阪で開くことになりました。

「体細胞クローン技術」は大人の動物の皮膚などの細胞を使って同じ遺伝子を持つ動物を作り出すもので、国の食品安全委員会で、この技術で生まれた牛や豚の安全性について評価する審議が始まっています。説明会は、審議が始まってから厚生労働省と農林水産省が初めて一般市民向けに開くもので、国の担当者と大学の研究者が、この技術で生まれた家畜をめぐる日本や欧米の現状などを説明します。体細胞クローンの牛や豚の肉などは、現在は食品として流通していません。この技術は品質のいい肉を効率よく生産できるとされていますが、その一方で消費者団体などからは、安全性に対する懸念や仮に食品として流通させる場合は表示を義務づけるよう求める声が上がっており、説明会では参加者との意見交換も行うことにしています。説明会は、東京では来月19日に、大阪では23日に開かれ、参加するには厚生労働省や近畿農政局に事前に申し込みが必要です。

http://www3.nhk.or.jp/news/k10014095151000.html#


毎回思うが、このような形式的な「タウンミーティング」形式を行なう意義、意味はあるのであろうか?、、、、。

何故、このような事を言うのかと言えば、以前行なわれた「国としてのBSE全頭検査中止」について「市民との意見交換会」の件を思い出すからだ。

全国、複数箇所で行なわれたが、多くの市民は「全頭検査を何故廃止するのか?」、「全頭検査を続けてくれ」と言う意見が圧倒的に多いにもかかわらず、結局のところ、国としては「中止の判断」と言う事を「市民に伝える」と言う事で終わった。


今回の「体細胞クローン牛や豚」なども「同じになる予定」なのであろうか?、、、。

又、何故、「参加するには厚生労働省や近畿農政局に事前に申し込みが必要」なのであろうか?、、、。

遺伝子組み換え(GM)や、クローン関連に反対する、環境団体、市民団体、又は最近の食品に危機を感じている消費者団体など、多くの人々の「個人データベース」を作成、蓄積しているのがハッキリとわかる、、、。

従来に行なった「タウンミーティング」、「意見交換会」などで強烈な反対の意を表したものを、今回や将来の「意見交換会」などでは、「個人データベース」を用い「外す」、「来場出来なくする」のであろうか?、、、。

この手の意見交換会は回数もこなしてきているので、いわゆる政府、内閣府、自民党幹部、関係者による「やらせ」、「言わせ」も従来より行ないやすくなり、再び行なわれるのではなかろうか?、、、。


個人的には「事前に申し込み」に関してはこのように考えている、、、。


極力安全な食品、素材を購入する者にとっては結局のところ、更に「選択肢が狭まる」と言う事になってしまうのであろうか?、、、。


「遺伝子組み換え」と「クローン」の農産物に関しては、将来、「予期せぬ問題」が発生すると思う。

一部では「すでに各種問題が発生!している」と言う報道もある。




余談、、、



内閣府、食品安全委員会での「体細胞クローン動物に関する状況について」を追加しておく。




体細胞クローン動物に関する状況について




平成20年4月2日作成
平成20年4月9日更新

体細胞クローン動物に関する状況について

 食品安全委員会としては、現在、体細胞クローン動物由来食品の安全性について、関係機関と連携して、国内外の知見の収集に努めております。
  今般、平成20年1月15日(現地時間)に、米国食品医薬品庁(FDA)により、「牛、豚、山羊の体細胞クローン動物由来の食品及び体細胞クローンの後代 由来の食品は、従来の方法で繁殖された家畜に由来する食品と同様に安全である」とするリスク評価結果が公表されました。また、欧州食品安全機関 (EFSA)においても、体細胞クローン動物及びその後代に由来する食品の安全性等に関する意見書(案)について、パブリックコメント募集を本年2月に締 切り、5月までに意見書を完成させる予定としています。現段階において国内及び海外で公表されている情報をとりまとめ、以下のとおり情報提供いたします。


国内


食品安全委員会 Q&A[PDF]
http://www.fsc.go.jp/emerg/qa_jtd.pdf

厚生労働省(リンク)
・クローン技術を利用した食品について
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/clone/
・体細胞クローンに関するQ&A[PDF:140KB]
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/qa/dl/080407-1.pdf


農林水産省(リンク)
・クローン牛について知っていますか? 早わかりQ&A集[PDF:11.2MB]
http://www.s.affrc.go.jp/docs/clone_pamph/clone.pdf
・家畜クローン研究の現状について(平成19年9月30日現在)
http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/071031_1.htm

諸外国


米国食品医薬品庁(FDA)(リンク)
・FDA Issues Documents on the Safety of Food from Animal Clones(英文)
http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2008/NEW01776.html
・【仮訳】FDAは動物クローン由来の食品の安全性に関する文書を公表[PDF]
http://www.fsc.go.jp/emerg/fda_news.pdf


米国農務省(USDA)(リンク)
・Statement by Bruce Knight, Under Secretary for Marketing and Regulatory Programs on FDA Risk Assessment on Animal Clones(英文)
http://www.usda.gov/wps/portal/%21ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB/.cmd/ad/.ar/sa.retrievecontent/.c/6_2_1UH/.ce/7_2_5JM/.p/5_2_4TQ/.d/3/_th/J_2_9D/_s.7_0_A/7_0_1OB?PC_7_2_5JM_contentid=2008%2F01%2F0012.xml&PC_7_2_5JM_parentnav=LATEST_RELEASES&PC_7_2_5JM_navid=NEWS_REL

・【仮訳】FDA動物クローンリスク評価に関するブルース・ナイト市場規制プログラ ム次官による声明[PDF]
http://www.fsc.go.jp/emerg/usda_statement.pdf

・Questions and Answers: FDA's Final Risk Assessment, Management Plan and Industry Guidance on Animal Clones and their Progeny(英文)
http://www.usda.gov/wps/portal/usdahome?contentidonly=true&contentid=2008/01/0011.xml

・【仮訳】FDAのクローン動物及びその後代に関する最終リスク評価、リスク管理計画、業界向けガイダンスに関するQ&A[PDF]
http://www.fsc.go.jp/emerg/usda_qanda.pdf


欧州食品安全機関(EFSA)(リンク)
・EFSA launches its draft opinion on animal cloning for public consultation(英文)
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1178676923092.htm

・【仮訳】EFSAはパブリックコメント用に動物クローニングに関する意見書案を公表[PDF]
http://www.fsc.go.jp/emerg/efsa_draft.pdf

・Animal Cloning FAQs(英文)
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_AnimalCloningFAQs.htm

・【仮訳】動物クローニングに関するQ&A[PDF]
http://www.fsc.go.jp/emerg/efsa_faq.pdf

豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)(リンク)
・Fact Sheets 2008: Food derived from cloned animals and their offspring(英文)
http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/factsheets/factsheets2008/foodderivedfromclone3821.cfm

・【仮訳】クローン動物及びその子孫由来食品に関するファクトシート[PDF]
http://www.fsc.go.jp/emerg/efsa_faq.pdf



オリジナル記事
http://www.fsc.go.jp/emerg/clone_03.html





この「クローン家畜の推進」と言う事を考えた場合、何故、この時期に行なう必要があるのか?、、、。


各国間で「グローバルな取引を行ないやすくする為」の一言に尽きる。

基本的にはまたもや、「利益追求のみで、安全性は全く考えていない」協議推進である。

学者の中には慎重、反対派論者もいると思うが、FTA自由貿易協定、経済効率優先により、貴重な意見も潰されてしまうのであろう、、、。


上記記事にも出てくる、米国食品医薬品庁(FDA)は個人的に各種資料を分析した結果、「畜産関連」に関しては、信用度が低い。

外部団体、議員などからの圧力に屈している状態だからだ。

関連問題としては、米大統領選の候補である、「マケイン氏」も現地の畜産関連団体から後押しをもらっている。

危険なBSE感染牛肉を日本に再輸入させた一人でもある。


追加、、、


遺伝子組み換えやクローン家畜で、「何故、死産が増加したり短命になるのか?」、、、。

DNAの「テロメア」が正常生殖と比較した場合、短いのと、遺伝子の並びが「雄雌生殖」とは異なる配列になっているからではなかろうか?、、、。

「遺伝子テロメア」に関しては細胞分裂する際に「少しずつ失われてゆく」と言う記事をどこかで見た事がある。

少なくなったり、無くなった場合、その細胞は分裂出来なくなると言う事を意味している。



又、「人間の遺伝子を完全解読」した報道が前にあったが、重要で大変な作業なのはこれからである。

個々の遺伝ユニットの意味、役割が分からなければ、意味は無い。

上記の家畜での「死産や短命が多い」問題も「この部分に秘密が隠されている」のである。

遺伝、遺伝子を考えた場合、コンピュータと同じ「ディジタル情報」と言う事が言える。

現在のプログラムを考えた場合、ローレベルな状態で表した場合「0」と「1」の二つであるが、人間の遺伝子の場合、「A」と「T」、「G」と「C」の四っつの塩基で表す事が出来る。

ミクロで考えたとしても遺伝は曖昧ではなく「ディジタル」、非常に正確なものだ。

そんな精密な物を人間の手で間違えなく組み替え出来るのであろうか?、、、。

更に、現状においては、「遺伝ユニット」の意味も解釈されず、「貿易が大事だ」と言う事で、「GM作物」や「クローン家畜」大量生産、更には流通???、、、。

本当にこれで良いのであろうか!、、、。


遺伝子をいじる(パズルのような物であり、元になるDNAを部分的に切り取り、別のDNAにそれを埋め込み、連結させるのである。)事によって、人間にとって「猛毒」の作物や家畜生産も可能だ。(生物、食料兵器)

個人的には何も対策しない狂牛病(BSE)感染牛肉流通なども「人口が多い地区」について、米連邦政府などは、上記の事(食料兵器)を行なっているのではなかろうかと個人的には考えている。




ゲノム科学の現状を考えた場合、完全に「解釈」されていない状態なのに、米国FDAなど「従来の方法で繁殖された家畜に由来する食品と同様に安全である」などというのは「おかしい」の一言である。

米国FDAに問いたいが、「完全に「解釈」されていない状態、不明な部分がある」のに、「何故、安全だ」と言えるのであろうか?、、、。

これでは、「へたり牛、BSE牛肉流通問題」と同じであり、言い方を変えた場合、「ロシアンルーレット」、日本式では「がらがらポン」状態であり、今後、どうなるか分からないと言う事である。


金融取引が原因での「更なる食料危機」も問題だが、「この問題」も非常に深刻な問題である。




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