8月末のことですが、滋賀県中から中学生が集まって「いじめ」をなくすために自分達は何ができるのかという話し合いがありました。鳥居本中学校からも彦根市を代表して2名の生徒が参加してくれました。鳥中女子はカーディガンを着ているので写真を見て、すぐに見つけられます。
この夏、岩手県で中学生がいじめによって自死しました。大津の事件以来、日本中でいじめ撲滅について取り組んでいます。多くのところで前を向き、成果を上げていると思いますが、残念な事件だと思います。
この会では、全体で話を聴いた後、グループに分かれてそれぞれの学校での取組を交流したり、今後どのようなことができるかなどを話し合ったりしました。鳥中では、「いじめ撲滅宣言」を読み、署名するということを年度初めに行います。いじめについて考えるよい機会になっています。中学校での生活を見ていると、確かに大きな出来事は見あたらないのですが、誰かを「いじる」ということがあったり、例えば部活動の場面で「へたくそ」的な発言があったりします。けなされて、「なにくそ」と反発し飛躍的に成長する事がまれにありますが、それは「まれ」です。悔しい思いをしたり、残念な思いをしたり、自分はダメな人間なんだと思ったりすることの方が圧倒的に多く、そんな相手の気持ちが想像できる人に育って欲しいと、折に触れて生徒に話をしています。
もっとも、けなされたり、いじられたりして悔しい思いをしたり、自尊感情を下げることは大人にも言えることで、お笑い芸人がテレビでやっていることは、批判的に見る目を持ちたいと思います。