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彦根市立鳥居本学園 ブログ 

平成27年4月から小中一貫型小中学校として新たな歩みを始めました。学園と鳥居本の魅力満載ブログです。

シニア体験学習

2016年02月08日 | 鳥居本中学校学習
 鳥居本中学校では、地域の高齢者の方々との交流会を持っています。それに先立ち、本日はインスタントシニア体験学習と称して、手や足におもりを付けたり、肘、膝にバンドを巻いたり、耳栓をして、ぼんやりと見えるゴーグルを付けて、高齢者の体験をしてみました。全く見えないとか聞こえないではなく、何となく聞きにくかったり、見えにくかったり、動きづらかったりと言う装備を付けての体験です。
 写真は装備を付けて針に糸を通し、裁縫をしようとしています。なかなか糸が通らず縫うところまで進みません。そのほか、コップに水を汲んで飲んでみたり、小豆を箸でつまんでみたり、階段を昇ったりしました。
 普段とは様子が違うので大変そうでした。それでも大変だけで終わらず、理解や支援につなげていければいいなと思います
 

南風原町郷土の偉人

2016年02月06日 | 鳥居本中学校学習
 今の2年生は年度が改まった4月に沖縄へ修学旅行に行きます。現在事前学習に取り組んでいます。
 4月20日から22日までの2泊3日。コースは沖縄本島南部で沖縄戦の学習を初日に行い、2日目は中部のうるま市でマリン体験。そして最終日は那覇市内の見学というのが概略です。
 今までから沖縄平和学習というと、第2次世界大戦末期の沖縄戦について事前学習をし、ひめゆりの塔や平和祈念資料館、ガマを訪問しました。
 今回は、2日目の移動がうるま市から那覇というコースだったので、途中南風原(はえばる)を通ります。南風原を通るのなら、ちょっと立ち寄りたいところがあります。それは料理旅館「松風苑(しょうふうえん)」。ここはシナリオライターである金城哲夫さんの生家なのです。
 金城哲夫さんは、ウルトラシリーズ創成期のメインライターであり、ウルトラマンやウルトラセブンの多くのストーリーを書かれた作家です。円谷プロの経営が悪化するとともに退社して、沖縄海洋博開会等の進行をデザインするなどの活躍をされていましたが、あまり幸せな晩年ではなったようです。亡くなられた後、沖縄の中でもあまり語られることはなかったと聞いています。
 ところが、彼の生誕75周年に当たる4年前、南風原町の方々の中で、
「郷土で自慢できることは?」と沖縄県外で尋ねられたら、
「ウルトラマンを作った金城哲夫が南風原の出身です。」
と胸を張って言おうと取り組み、学校では校外学習の一つに松風苑が利用されるようになったそうです。金城哲夫さんの書斎がそのまま残されていて、資料館になっています。6畳くらいの部屋が2つの小さな資料館。金城哲夫が使っていた机があって、おそらく、毎日毎日米軍機が上空爆音をとどろかせて飛ぶなか、彼は何を思ったのだろう。そしてウルトラマンに彼のどんな願いがこめられたのだろうと、思いを馳せてしまいます。

 そこで、本校でも、せっかく近くを通るので、すこし寄り道をして、金城哲夫さんが訴えたかった「平和」や「沖縄」について学習することにしました。
 これから、学習内容を休日のブログに掲載していきます。
 下は、事前学習に使った資料です。

雪上年賀状

2016年01月28日 | 鳥居本中学校学習
 天然芝のグラウンドを真っ白な雪が覆い、大きなカンバスが与えられた感じがしました。美術の先生を中心に今年度年賀状コンクールで優秀だった作品を雪上に再現してみようと、生徒たちが取り組みました。
 縦20m横40mあります。迎春の「迎」の字に春の待ち遠しさを感じます。
 それにしても作業をする生徒は自分のやっていることが本当にうまくいっているのか分かりません。そこで登場したのが、本校自慢のICT。3階の窓にカメラを置いて、下へ映像を飛ばします。中継されている映像を確認しながら、生徒たちはアイデアを出し、きれいなラインや面を出すためにはどうしたらいいかを考えました。何かをすれば、工夫が生まれる。考える。そんなことを作業工程を見ながら思いました。
 撮影はできませんでしたが、夜、校舎の灯りにぼんやりと見える作品は立体感があり、すごくきれいでした。

 

カラーセラピー

2016年01月25日 | 鳥居本中学校学習
 中学校1階廊下の掲示板に保健室のコーナーがあって、現在のテーマは「カラーセラピー」。今日の気分は何色ですか?
 
 今日の鳥中は昨夜からの雪が降り続き、ご覧の通り、「枯れ木残らず花が咲く」状態です。
 というわけで、「白」を選んでみました。

 新しいことを始めるのにいいみたいです。そろそろ次年度の計画を立てる時期にきていますから、雪で動けない今日はそんなことを考えるのにぴったりかも知れません。
 

積木

2016年01月23日 | 鳥居本中学校学習
 鳥居本中学校の男鬼森林学習の特徴は、植林から加工まで林業に関わる学習をすることです。昨年秋は更に発展して販売まで行いました。そして今、特別支援学級の作業学習の時間にちょっとした積木を作っています。見出しの写真は試作品です。このように我々教員は「教材研究」として、実際に児童生徒がすることの安全性や難易度を確認して授業を行っています。
 木工の基本である、切る、削る、磨くがこの作業には含まれます。

 「物づくりっていうのは切って、削って、研磨する。この基本的な作業の精度を追求することなんだ。」『下町ロケット』佃航平の声が聞こえてきそうです。佃品質ならぬ、鳥中品質の積木を作って小さな子どもたちに遊んでもらいたいと思っています。写真は、面取り加工をしているところです。触って痛くない積木を目指しています。

茶道体験学習

2016年01月21日 | 鳥居本中学校学習
 昨日は今年初めての積雪があって、会場までバスでうまく行けるか心配しましたが、予定通り会場に到着しました。この何年か茶道体験の会場としてお世話いただいている原八幡宮のかくみや庵は、庭に雪をいただき、普段見られない風情のある様子で中学生達を迎えてくれました。

茶室に通していただくと、椿がいけられてあり、「日々之好日」の書がかけられていました。

慣れない正座でご挨拶をして、

自分で作ったお茶碗に友達がたててくれたお薄をいただきます。


下の写真は、お茶をいただく前に出されたお菓子です。生徒達がデザインし、糸重菓舗さんに作っていただきました。


性教育講座

2016年01月16日 | 鳥居本中学校学習
 昨日、中学2年生3年生は助産師さんの齊藤先生をお招きして性教育講座を行いました。2011年3月11日、東日本大震災が起こった瞬間にも生まれる子どもがいて、それこそ車が分娩室になってしまったケースや、間違わないように足の裏に名前を書き込んだことや、出産に立ち会ったものが、生まれた時間を暗記して、揺れが収まってから記録した話など、ビデオで見せてもらいました。あの瞬間も確かに生まれてきた子供はいるわけで、生まれて来る命を、「今揺れているから待っていて。」なんては、絶対ないわけですから、関係者の皆さんの思いを強く受け止めました。
 生徒たちはその後、実際の重さと同じくらいの赤ちゃんの人形を抱いてみたり、妊婦さんが体験できるエプロンを付けてみたりしました。


茶道体験授業事前学習

2016年01月14日 | 鳥居本中学校学習
 中学3年生が1学期に作った抹茶碗を使って、いよいよ来週、かくみあ庵をお借りして茶道を体験します。昨日その事前授業として、茶道を美術の観点から研究されている上田先生にお越しいただきました。滋賀県にはお茶の道具を多数揃えておられるMIHO MUSEUMにお務めの先生です。クイズ形式にお話をいただき、来週は実際に自分の作ったお茶碗、3年生がデザインしたお菓子をいただくという学習を行います。

 2013年、市川海老蔵主演『利休にたずねよ』では、本物の茶道具が使われて話題になりました。海老蔵さんのお作法はとても美しく、茶道の勉強にはあの映画はうってつけだと思います。

Good-morning 鳥中タイム

2015年10月30日 | 鳥居本中学校学習
 今日は月に一度の全校朝の会「Good-morning 鳥中タイム」の日。今回で3年生生徒会執行部は最後になります。生徒会長を始め、各役員が1年間の感想と後輩に託す思いを伝えました。妙に寂しげな表情だったと感じています。

 今月のブックトークは『レインツリーの国』(有川浩著 2006年新潮社)でした。図書館戦争の中に登場する架空の図書を本当に出版したといういきさつがあります。映画を見て、この本を読む。そんな読書の関わり方を進めてくれていました。

和菓子作り

2015年10月18日 | 鳥居本中学校学習
 先週金曜日中学校で和菓子作りに挑戦しました。近江八幡市から苗井さんという和菓子職人を育成されている方をお招きして、2年生が体験。
 鳥居本中学校は、今まで3年生が自分で抹茶茶碗を作り、自分でデザインした和菓子を食べて、作った茶碗で抹茶をいただくという一連の取り組みをしていました。3年になってデザインするに当たり、和菓子の基本を学ぼうと取り組んだのです。和菓子といってもいろんな種類があります。餅やまんじゅう、最中など、あらかじめ苗井さんと相談してデザイン性の高い練り切りを教えていただくことになりました。白餡を包んで形を作っていくお手本を見せてもらって、実際にやって見ました。

和菓子は季節を表現するものが多いので、今回は菊を作った後、年代物の木型を使わせてもらって、オリジナルを作って見ました。

出来上がりです。なかなか見事にできました。