6月6日午後11時15分からCSテレビのザ・シネで観た。
- ロバート・デ・ニーロは好きな俳優の一人であるので、感情移入する映画であった。
『RONIN』(ローニン、原題:Ronin)は、1998年に公開されたアメリカ映画。タイトルは日本語の「浪人」から引用されており、冷戦終結により自らの存在価値を失った東西のスパイや特殊工作員らの姿になぞらえている。
ストーリー
舞台は冷戦終結後のパリ。謎の女、ディアドラ(ナターシャ・マケルホーン)のもとに、サム(ロバート・デ・ニーロ)、ヴィンセント(ジャン・レノ)はじめ、いずれも国家や組織からフリーの立場である5人の男たちが集まった。
依頼は、ある男から銀色のケースを奪うこと。
準備段階の武器調達で未熟さをあらわにしたスペンス(ショーン・ビーン)はクビになり、残った4人はニースで襲撃の綿密な計画を練る。
そして決行。ケースの奪取には成功するが、電子機器担当のグレゴール(ステラン・スカルスガルド)が突如として裏切り、銀色のケースを奪い去る。
サムとヴィンセントはアルルのコロッセオで、ケースを別の勢力へ売り飛ばそうとしていたグレゴールを追いつめるが、すんでのところでディアドラとシーマス(ジョナサン・プライス)らIRAに拉致され、ドライバーのラリー(スキップ・サダス)も殺害される。雇い主に切り捨てられ、腹に銃弾を受けて治療を余儀なくされたサムはヴィンセントのセーフハウスで傷を癒すと、真相とケースを求めて再びパリに向かう。
登場人物・キャスト
- サム
- 演 - ロバート・デ・ニーロ
- ケースを奪うために雇われた元CIAのアメリカ人。慎重な性格で判断能力が高い。
- ヴィンセント(ヴァンサン)
- 演 - ジャン・レノ
- サムと同様に雇われたフランス人。「仕事」に必要な物資の調達係。
- ディアドラ
- 演 - ナターシャ・マケルホーン
- サムやヴィンセントたちの雇い主を名乗る女性。北アイルランド訛りで話す。
- グレゴール
- 演 - ステラン・スカルスガルド
- サムと同様に雇われた元KGBのドイツ人。電子機器の操作を担当。サムやディアドラたちを裏切り、ケースを持って逃亡する。
- スペンス
- 演 - ショーン・ビーン
- サムと同様に雇われたイギリス人。元SASで武器の専門家を自称するが、実力の無さからチームを解雇される。
- ラリー
- 演 - スキップ・サダス
- サムと同様に雇われたアメリカ人。車の運転を担当。
- シーマス・オルーク
- 演 - ジョナサン・プライス
- IRAの過激派工作員。裏からディアドラに指示を送る。
- ジャン=ピエール
- 演 - マイケル・ロンズデール
- ヴィンセントの友人。ヴィンセントとサムを助け、サムに日本の浪人(赤穂浪士)の話をする。
- ミキー
- 演 - フェオドール・アトキン
- 裏社会の大物であるロシア人。グレゴールと裏で繋がっている。
- ナターシャ・キリロワ
- 演 - カタリナ・ヴィット
- ロシア人のフィギュアスケーター。ミキーの恋人。
- セルゲイ
- 演 - ベルナール・ブロッシュ
- ミキーの部下。ヴィンセントやグレゴールとは顔見知り。
- ダッパー・ジェント
- 演 - ジャン・トリスカ
- ミキーの部下。ミキーの命令でグレゴールと取引を行う。役名の「ダッパー・ジェント(Dapper Gent)」とは「おしゃれな紳士」という意味。
- 新聞を持った男
- 演 - ロン・パーキンス
- サムと旧知の男性。サムに手助けを頼まれる。
スタッフ[編集]
- 製作:フランク・マンキューソ・ジュニア
- 監督:ジョン・フランケンハイマー
- 脚本:J・D・ザイク、デヴィッド・マメット(リチャード・ウェイズ名義)
- 撮影:ロベール・フレース
- 音楽:エリア・ツミーラル