なんでんかんでん、、人生色々、世の中色々

いまひとつ、世の中の流れに乗り切れていない、空気を読みきっていないオヤジのぼやきと焦り

涙もろいオヤジ 今年も始まり、始まりい、、、

2012-01-31 08:10:51 | 仕事
先日、フォローさせていただいている、あるツイッターを読んでいました。

昨年の東日本大震災の時にもすごく感動させられるようなお話やエピソードが沢山あふれていました。
これまた、感動したと言うか、読み終えたときには涙目になり、”潤々”(うるうる)状態でした。同じような年頃の娘二人がいますのでつい重ねあわせてしまいます。今回もそのままの”コピペ”になります。ご容赦ください。

■あるレジ打ちの女性

その女性は何をしても続かない人でした。
田舎から東京の大学に来て 部活やサークルに入るのは良いのですがすぐイヤになって
次々と所属を変えていくような人だったのです。

そんな彼女にも
やがて就職の時期が来ました
最初彼女はメーカー系の企業に就職します
ところが仕事が続きません
勤め始めて三ヶ月も立たないうちに上司と衝突し あっという間にやめてしまいました

次に選んだ就職先は物流の会社です
しかし入ってみて自分が予想していた仕事とは違うという理由でやはり半年ほどでやめてしまいました

次に入った会社は医療事務の会社でした
しかしそれも「やはりこの仕事じゃない」と言ってやめてしまいました
そうしたことを繰り返しているうち
いつしか彼女の履歴書には入社と退社の経歴がズラッと並ぶようになっていました
すると そういう内容の履歴書では正社員に雇ってくれる会社がなくなってきます
ついに 彼女は何処へ行っても正社員として採用してもらえなくなりました

だからといって
生活のためには働かないわけにはいきません

田舎の両親は早く帰ってこいと言ってくれます
しかし 負け犬のようで帰りたくはありません

結局 彼女は派遣会社に登録しました

ところが 派遣も勤まりません

すぐに派遣先の社員とトラブルを起こし
イヤなことがあればその仕事をやめてしまうのです

彼女の履歴書には
やめた派遣先のリストが長々と追加されていきました

ある日のことです

例によって 「自分には合わない」などといって派遣先をやめてしまった彼女に
新しい仕事先の紹介が届きました

スーパーでレジを打つ仕事でした

当時のレジスターは 今のように読取センサーに商品をかざせば値段が入力できるレジスターではありません
値段をいちいちキーボードに打ち込まなくてはならず
多少はタイピングの訓練を必要とする仕事でした

ところが勤めて1週間もするうち 彼女はレジ打ちに飽きてきました

ある程度仕事に慣れてきて 「私はこんな単純作業のためにいるのではない」と考え始めたのです

とはいえ
今までさんざん転職を繰り返し 我慢の続かない自分が
彼女自身も嫌いになっていました

もっとがんばらなければ
もっと耐えなければダメということは本人にもわかっていたのです

しかし 
どうがんばってもなぜか続かないのです

この時
彼女はとりあえず辞表だけ作ってみたものの決心をつけかねていました

するとそこへ
お母さんから電話がかかって来ました

「帰っておいでよ」

受話器の向こうからお母さんお優しい声が聞こえてきました

これで迷いが吹っ切れました

彼女はアパートを引き払ったらその足で辞表を出し
田舎に帰るつもりで部屋を片付け始めたのです

長い東京生活で 荷物の量はかなりのものです

あれこれダンボールに詰めていると 机の引き出しの奥から一冊のノートが出てきました

小さい頃に書きつづった大切な日記でした
なくなって探していたものでした
パラパラとめくっているうち彼女は
「わたしはピアニストになりたい」と書かれているページを発見したのです

そう彼女の高校時代の夢です

「そうだ あの頃 わたしはピアニストになりたくて
練習を頑張っていたんだ。。。。」

彼女は思い出しました
何故かピアノの稽古だけは長く続いていたのです
しかし
いつの間にかピアニストになる夢はあきらめていました

彼女は心から夢を追いかけていた自分を思い出し

日記を見つめたまま本当に情けなくなりました

「あんなに希望にも得ていた自分が今はどうだろうか
履歴書にはやめてきた会社がいくつも並ぶだけ
自分が悪いのはわかっているけど
なんて情けないんだろう
そして私は
またその仕事から逃げようとしている。。。」

そして彼女は日記を閉じ 泣きながらお母さんにこう電話したのです

「お母さん わたし もう少しここでがんばる」

彼女は用意していた辞表を破り
翌日もあの単調なレジ打ちの仕事をするために
スーパーへ出勤して行きました

ところが

「2,3日でいいから」と頑張っていた彼女にふとある考えが浮かびます
「私は昔 ピアノの練習中に何度も何度も弾き間違えたけど
繰り返しているうちにどのキーが何処にあるかを指が覚えていた
そうなったら鍵盤を見ずに楽譜をみるだけで弾けるようになった」
彼女は昔を思い出し心に決めたのです

「そうだ 私は私流にレジ打ちを極めてみよう」と

レジは商品ごとに打つボタンがたくさんあります

彼女はまずそれらの配置を全て頭の中に叩きこむことにしました

覚えこんだら あとは打つ練習です
彼女はピアノを弾くような気持ちでレジを打ち始めました

そして数日のうちに
ものすごいスピードでレジが打てるようになったのです
すると不思議なことに
これまでレジのボタンだけ見ていた彼女が今まで見もしなかったところへ目が行くようになったのです
最初に目に写ったのはお客さんの様子でした

「ああ あのお客さん 昨日も来ていたな」
「ちょうどこの時間になったら子供連れで来るんだ」とか
色々なことが見えるようになったのです

それは彼女の密かな楽しみにもなりました
相変わらず指はピアニストのようにボタンの上を飛び交います
そうして色々なお客さんを見ているうちに
今度はお客様の行動パターンや癖に気づいていくのです
「この人は安売りのものを中心に買う」とか
「この人はいつも店が閉まる間際に来る」とか
「この人は高いものしか買わない」とかがわかるのです

そんなある日

いつも期限切れの安いものばかり買うおばあちゃんが
5000円もするお頭付きの立派なタイをカゴに入れてレジへ持ってきたのです
彼女はビックリして 思わずおばあちゃんに話しかけました
「今日はなにか良いことがあったんですか?」

おばあちゃんは彼女ににっこりと顔を向けて 言いました
「孫がね 
水泳の賞を取ったんだよ 今日はそのお祝いなんだよ いいだろうこのタイ」
と話すのです

「いいですね おめでとうございます」
嬉しくなった彼女の口から
自然に祝福の言葉が飛び出しました

お客さんとコミュニケーションを取ることが楽しくなったのは
これがきっかけでした

いつしか彼女はレジにくりお客様の顔をすっかり覚えてしまい
名前まで一致するようになりました
「〇〇さん 今日はこのチョコレートですか
でも今日はあちらにもっと安いチョコレートが出てますよ」
「今日はマグロよりカツオのほうがいいわよ」
などといってあげるようになったのです
レジに並んでいたお客さんも応えます
「いいこといってくれたわ 今から換えてくるわ」
そう言ってコミュニケーションを取りはじめたのです
彼女はだんだん仕事が楽しくなってきました

そんなある日のことでした
「今日はすごく忙しい」と思いながら
彼女はいつものようにお客様との会話を楽しみつつレジを打っていました

すると 店内放送が響きました
「本日は大変込み合いまして大変申し訳ございません
どうぞ開いてるレジにお回りください」

ところが僅かな間をおいて また放送が入ります

「本日は混み合いまして大変申し訳ありません 重ねて申し上げますが どうぞ空いているレジの方へお回りください」

そして3回目

同じ放送が聞こえてきたときに初めて彼女はおかしいと気づき
周りを見渡して驚きました

どうしたことか5つのレジが全部空いているのに
お客さんは自分のレジにしか並んでいなかったのです

店長が慌てて駆け寄ってきます

そしてお客さんに
「どうぞ空いているレジの方へお回りください」
と言ったその時です

お客さんは店長に言いました
「放っていてちょうだい 私はここへ買い物に来てるんじゃない
あの人とおしゃべりに来てるんだ だからこのレジじゃないとイヤなんだ」

その瞬間
レジ打ちの女性はワッと
泣き崩れました

お客さんが店長に言いました

「そうそう 私たちはこの人と話をするのが楽しみで来てるんだ
今日の特売は他のスーパーでもやってるよ
だけど私は
このお姉さんと話をするために来ているんだ
だからこのレジへ並ばせておくれよ」

彼女はポロポロと泣き崩れたまま レジを打つことができませんでした

仕事というのはこれ程素晴らしいものなの
だと
初めて気づきました

それから
彼女はレジの主任になって
新人教育に携わりました彼女から教えられたスタッフは
仕事の素晴らしさを感じながら
お客さんと楽しく会話をしていることでしょう

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