ピンクのキティリボン

先日、私のブログを愛読していただいている方から連絡が（質問が）ありました。
それは、現在のブログのベースになっているページのデザイン、つまりピンクのキティリボンを背景にしたものですが、一体どうして、こんな女性的なデザインにしているのか？というものでした。
勿論この方は、ピンクリボンが何を意味するものかはご存知でしたが、「男である貴方が何故？」でした。
「がん」、中でも「乳がん」は女性が罹患するがんの中でも、一番多く見られるもので、早期発見であれば、意外と確率良く助かり、遅ければ、あっという間に転移していくという恐ろしい種類のものです。この乳がんは、30才台から40才台くらいの働き盛りの若い女性、主婦で言えばお子さんが、まだ小学生や中学生くらいの女性に多いそうです。

わが娘達が丁度そんな年頃の時でした。
彼女達の母親は、町が毎年実施している、「乳がん検診」を受けました。当時は今みたいに「マンモグラフィ」というハイテクな器械などなく、「触診」といって医者が問診しながら、触って確かめる方法で「しこり」を確認していました。
多分この基本的なやり方は今も変わっていないと思いますが。
其の年の検診では、「再診」、を総合病院でしてくださいという警告がなされました。
ところが、其の病院では、別に悪性という判断はされず、しばらく様子をみましょう、という判断でした。
結果的に翌年の検診では、精密検査をされて、即手術という結果になりました。
この一年間のブランクが、取り返しのつかない結果を招き、それから5年後、予告どおり彼女は帰らぬ事態になりました。
彼女達は、小学5年生、中学1年生でした。
私があの時、もっと彼女の事態の重要性を真剣に捉え、今では当たり前の「セカンドオピニオン」、「サードオピニオン」等まめに動いていたら、彼女は今、私のそばで、ニコニコして、子供達と、楽しい話をしていたかもしれません。

今元気な貴女、健康な貴女、幸せな女性、幸せな家族、そういうときこそ一度自分を、家族を、人生を再確認してください。
検診の時間はそんなにかかりません。しかし、面倒くさく、考えるともう取り返しのつかないことになるかもしれません。

積極的に人生、生きましょうや。ほなら。




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