なんとかしてきてなんとかなった

つれづれなるままに、つぅつぅれろれろ

関東大震災から100年

2023-09-01 22:48:30 | 日記
サボり癖がついちゃうとこれ書くのついつい忘れちゃうんだよな。
まぁ、いろいろ暇になりそうだから忙しいってのもあるというなんか矛盾してるはなしなのだけど。

そうそう、関東大震災から今年で100年って事でテレビでもここぞとばかり防災的な話題に食いついて尺を稼いでるね。
個人的に思うのはうちの親父が生きてりゃ100歳だったのかぁ、てなこと。100年前の1月に生まれて84年生きた。当時日本国だった京城、今のソウルで生まれたらしい。明治生まれの父親、つまり祖父も広島県に生まれ山口県に養子に出され養子先から逃げるように半島に渡り、口入屋?手配師?的な家業をしてたらしい。まぁ、真っ当な堅気ってわけじゃなかったろう。終戦の時は家族を置いて満州に行ってたらしい。詳しくは知らないけど、ほとんど親父と後妻を置いてたらしいから、親父も子供の頃から普通の家庭じゃなかったみたい。
戦中、父親は京城で医学生だったから徴兵されずに済んだけど、国内で軍国少年として育った訳じゃから、逆に晩年はそこそこ軍国少年に先祖返りしてたけど、子供の頃に朝鮮で育ったからだろう、朝鮮人を差別したり非難したりはしたことが無かった。どっちかというと田舎で育ち、強制連行された朝鮮人がそこいらにいた炭鉱地帯で育ったお袋やお袋側の祖母には、表面的には当たり障りのない外面の良さの下に、いかんともしがたい差別感情はあった気がする。
大震災で朝鮮人虐殺をなかった事にしたい人が表面化してきて、この無かったことというのが表層の差別は絶対悪という認識が広がるにつれ、彼らの深層にある差別感情との折り合いがつかなくなってきてるって感じで、どうにも気持ち悪い。
たとえば、インド人にひどく騙されたって人がインド人は嫌いだって感情を持つのは、これはどうしようもない。本当はインド出身のナントカさんが嫌いってのが正当な評価なのだけど、いつの間に境界線を国とか人種とかナントカ語話者とかナントカ教信者に広げてしまうから、インドのナントカさんを知らない人、ひどい目に合ってない人たちに伝染してしまうわけで、祖母も母も朝鮮の人にひどい事されたこともというかほとんど知り合いにすらいないはずで、それは田舎の狭いコミュニティで醸造されてきたって想像できるわけで、これはこれで原因と結果と経過は想像できるけど、同じことが国家レベルで起きてたらそりゃぁ気持ち悪い。国家民族のイマジネーションが内向きかつ貧困って事になりつつあるかのようだ。
まぁ、あれだ、人間社会で生きてると常々思うのだけど、言葉が乱暴な人はどうしようもなく素養が貧困で、言葉を大切にできないタチなんだろうなぁ、そんな人が一人いるだけで集団は差別的な事が平常になるよ。で、大震災的な非常事態に差別と恐怖を制御できるほど成熟してたとはとうてい思えない。むろん今でもそうだ。そして多分、個人的な差別感情が表に出てないぶん、被差別者からの報復を恐怖と感じてしまうのだろう。ちょっと知り合ったパキスタン人の兄ちゃんが自分に何か報復するとはとうてい思えない、だって他の日本人と変わらない知り合いだから。そう、これは同胞と言われててもちょっとの躓きで起きる事で、躓かないように言葉は大切にしないといけないわけですよ。

なんか長々と書いて論点がよくわからなくなって、いつもの感じだわ。





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