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参照。

小腸

2008-03-29 07:47:11 | 排泄・解剖生理学(消化器系・泌尿器系)
小腸は、消化管の一部で消化と吸収を行う。胃と大腸の間にあり、十二指腸(約30cm)、空腸(約250cm)、回腸(約350cm)からなり、全長は6m以上に達する。十二指腸は固定されているが、他の空腸・回腸はかなり自由に動く事ができる。肝臓からの胆汁や、すい臓からの酵素は十二指腸へ分泌され、消化反応の大部分はここで行われる。pHは十二指腸から回腸へと徐々に上がっていく。

小腸の粘膜は粘膜上皮、粘膜固有層、粘膜筋板で構成される。

小腸の内壁は輪状のひだになっており、その表面には数百万もの絨毛(栄養素を吸収する場所)と呼ばれる指状の突起があり、これが小腸の表面積を増大させている。これは柔突起とも呼ぶ。さらに、絨毛の表面には数千の微絨毛があり、さらに表面積を増やし、吸収効率を高める仕組みになっている。表面積はテニスコート2面分にあたる。一つの細胞からおよそ60000の微絨毛が突き出している。しかし絨毛の栄養分の入り口の大きさはとっても小さくわずか数ミクロンで、その入り口から入れたものだけが、血管・リンパにはいることができ、体の中に吸収され、栄養素の効果をだしていく。
この大きさに入れなかったものは、残念ながらそのまま大腸にいき排泄されてしまう。

腸内容の移送は主に縦走・輪走筋の蠕動運動によって行われる。


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