アロマテラピー学習ブログ

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参照。

2008-12-29 19:41:11 | 排泄・解剖生理学(消化器系・泌尿器系)
 胃は、消化管の一部にあたる内臓で、食べ物の通る順でいうと、食道の次、小腸(十二指腸)の前。口で噛み砕かれ、飲み込んだ食べ物が胃に届くと、食べ物は胃でいったんためられ、胃から分泌される胃液がまぜられる。胃液は食べ物中の蛋白質を分解させ、pHを酸性にし、殺菌する効果がある。胃では食事のあと数時間程度たべものが蓄積され、この間、少量ずつ小腸へと送られ、さらに消化を受ける。

 英語では、stomach、ストマック、スタマック。形容詞形「胃の~」では、gastric ガストリック。これは胃や腹部を意味する gaster ガスター の形容詞形。この言葉から、胃に関するものに gastro- ガストロ~の名前がつく(例:胃から出るホルモン、ガストリンなど)。


胃の構造
 胃は、管の形をした消化管の途中が、大きくふくらんだ場所。胃の口側にある食道も、胃の肛門側にある十二指腸も直径数cmの細い管だが、胃の部分は最大の幅が10 cm以上にふくらんでいる。この形に合わせて内腔も広がっており、食べ物が入っているときには胃はふくらむ。食べ物が入っていないときには、胃の壁はある程度しわがよって小さくなる。

 胃の中で、食道側の入口を噴門、噴門につながる細くなったところを噴門部、十二指腸側の出口を幽門、幽門につながる細くなったところを幽門部という。その間の太いところが胃体、胃体部である。

 胃の中の構造:大弯、小弯、胃底


胃の場所
 胃は、おなかにある内臓(=腹腔内臓)としては、肝臓とともに、もっとも上に位置する内臓。胃と肝臓の上端は横隔膜に接しており、横隔膜の下、右側に肝臓が、左側に胃がある。食べ物は食道から胃に入るが、食道は口の奥にある咽頭から始まり、胸を上から下まで貫通する。最後に、横隔膜を通過したところで胃につながる。一方、胃から食べ物が流れていく先である十二指腸は、体の右側、肝臓の下側にあるので、胃の出口近くの部分は肝臓の下にもぐりこんでいる。


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