くまきち

山と旅と家族が大事。
でも激しい物欲が理性と財布のタガを飛ばす
最近は自転車も乗ってる

二次遭難で死亡

2008-11-17 15:06:49 | 山と旅
遭難者捜索中に転落、死亡 滋賀・鍋尻山(産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/081116/dst0811161952011-n1.htm


 二次遭難。

 捜索する側は、仕事でやっている場合もあるし、ボランティアの場合もある。
 その立場は違っても、多かれ少なかれ、リスクを抱えて捜索作業をすることになる。


 ここから、本件とは別の話。


 救助要請をする場合は、そこへ向かう人たちも危険に巻き込むことを意識してないとだめ。
 今回の件は本人からの連絡による捜索活動じゃないみたいだけど、十分動ける本人からケータイで「体調がすぐれないので下山したい」みたいなことでヘリや要員を呼びつけたりする話を聞くと、ふざけてるなあと腹が立つ。 助けなきゃいいのに。


 捜索は、お金をもらってやっていようがいまいが、善意と使命感がなければできない作業なので、感謝こそすれ、文句を言ってはいけません。

 山は自力脱出がキホン。
 他力脱出は、残りの体力と状況を考慮の上、最終手段として考えるだけ。
 元々人の助けなどない場所に出かけるんだから、当然。


 最近、モンスター登山者が増えてきたそうで、気になる。





 善意と使命感と書いたけど、これがあまり強すぎる場合も考えもので、子供が行方不明になった某遭難事故では、救助隊に連絡が来る前にPTAやらその他もろもろの素人な人が警察にくっついて大挙しておしかけ、収拾がつかなくなった上に2次遭難の危険性を力一杯倍増させたことがあった。
 いくら善意と使命感があっても、さすがにコレは迷惑。
 しかも、登山道をみんなで並んで歩いてただけだし… 意味ねーすよ。

 果たして子供は無事に見つかったんだけど、あれだけの人数。 親はあとが大変だったろうなあと気の毒に思う。

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