【以下自転車整備に関しては素人が書いてます】
FELT F75/2011 完成車には標準で FSA Gossamer Pro コンパクト 50T/34T がついてる。
これ自体に不満はなかったんだけど、ボトムブラケットから異音(一回転ごとにパキパキ言う)がしたりして気持ち悪いとは思っていた。
で、会社の先輩から 105 のクランクセットを安く譲ってもらったので、BB 交換を含めてクランク一式を換えてしまうことにした。
BB30 のベアリング2個とC型リングを取り外したあと、ホローテックIIのクランクを入れるためにアダプターを購入。
他に、このアダプターを組み付ける際に下記工具が2個要るので、こちらも用意した。
まずは作業前の状態。
こっち側からは工具を使う部分はないので、自転車自体をひっくり返す。
最初はペダル取り外し。
慣れたので簡単。忘れないうちに外したペダルにグリス塗っておく。
ひっくり返した状態。
中心部は10mmレンチで回すが、外側に6個のへこみがついた部品がある。
これは何だろうか。
レンチの細いのを当ててみるが合わない。
表面を見ると左回転方向に矢印があり、Tighten と書いてあるので逆ネジだ。
2mmの細いレンチを押し当てて回してみる。
回る。
何回転かさせるとはずれた。
続いて10mmレンチで中央の大きなネジを外す。正ネジなので左まわしで緩める。
取れた状態。
ここからが難問だった。
この状態では工具を当てられる場所がないのだ。
右クランクから眺めると中空構造で、やはり工具が使えるところがない。
しばらく悩んでも分からず、いったん諦めて手を洗って家族のいる居間(作業は隣の和室全体を自転車作業部屋にさせてもらってる)に行ってひと休み。この時点で諦めて Gossamer + BB30 のままにしてしまうかと思う。
ふと思いついて Web で似たような事例を探すと、あった。 質問サイトにもあった。
どうやら、最初に外した部品(6個のへこみがあるやつ)と、次の外した 10mm のネジは そのままつけておくものらしい。
二つの部品を最初のようにとりつけておいて、内側の 10mm ネジを左回し にするとネジは緩んで手前に出てこようとする。 それを6個のへこみのあるパーツが邪魔をする。それでもそのまま進めると、結局クランクシャフト全体が押し出されるという仕組みらしい。「One Key Release」と、FSA のページには書いてあった。
ということで、試してみたら見事に出てきた。
左クランクが取れた状態。
あとは、このでこぼこしたシャフトにウエスをあてて、その上からゴムハンマー(近所のDIYショップで100円で売ってた)で叩いて押し出した。
続いて、BB30ベアリング2個をはずす。
これには先輩から下のツールを借りてきた。
使い方は簡単で、器具をあてて軽くゴムハンマーで叩いていくと、スコンとベアリングが抜ける。
次に中をのぞき込むと、C型のリングがある。
これは内側の溝にはめこんであるので、まがったラジオペンチ(曲がってなくてもいいと思う)の先端を穴に差し込んでつまむと簡単に取れる。
あとは中を掃除して、最初に紹介したアダプターを着ける。
アダプターは中央でネジをかみ合わせて一体になっているので、手でそれをはずす。
それぞれに右と左の区別が書いてあるのでそのように差し込んで、中央でかみ合わせて回転させればかみこんでいく。
最後にこれをホローテックII用の工具(見かけの単純さの割に高い)で片方を固定して、もう一方を締め込んでいけば完成。
残念ながら、この工具で締め込むと表面に傷が入ってしまう。きれいに塗装されているので実にもったいない。
当て布してからやるべきだったかなあ。でも、結局締め込む時に強く力をかけないといけないので無理な気がする。
これでBB30取り外しとSHIMANO用アダプタが着いたので、あとは105クランクを差し込んで、普通に締めてしまえば終わり。
と思ったら、チェーンリングの径が大きくなったので、フロントディレイラーの位置調整から動きを合わせるところまでひと通りやらねばならず時間を食った。
正味3時間くらいかかったんじゃないかなあ。
明日は試走する。
FELT F75/2011 完成車には標準で FSA Gossamer Pro コンパクト 50T/34T がついてる。
これ自体に不満はなかったんだけど、ボトムブラケットから異音(一回転ごとにパキパキ言う)がしたりして気持ち悪いとは思っていた。
で、会社の先輩から 105 のクランクセットを安く譲ってもらったので、BB 交換を含めてクランク一式を換えてしまうことにした。
BB30 のベアリング2個とC型リングを取り外したあと、ホローテックIIのクランクを入れるためにアダプターを購入。
自転車 BB KCNC ケーシーエヌシー ビービー30 アールディ シマノ BB30 RD SHIMANO自転車 BB KCN...価格:3,748円(税込、送料別) |
他に、このアダプターを組み付ける際に下記工具が2個要るので、こちらも用意した。
【パーツのみを総額1万円で送料無料】SHIMANO(シマノ)ホローテック2BBユニット取付け工具TL-F...価格:1,194円(税込、送料別) |
まずは作業前の状態。
こっち側からは工具を使う部分はないので、自転車自体をひっくり返す。
最初はペダル取り外し。
慣れたので簡単。忘れないうちに外したペダルにグリス塗っておく。
ひっくり返した状態。
中心部は10mmレンチで回すが、外側に6個のへこみがついた部品がある。
これは何だろうか。
レンチの細いのを当ててみるが合わない。
表面を見ると左回転方向に矢印があり、Tighten と書いてあるので逆ネジだ。
2mmの細いレンチを押し当てて回してみる。
回る。
何回転かさせるとはずれた。
続いて10mmレンチで中央の大きなネジを外す。正ネジなので左まわしで緩める。
取れた状態。
ここからが難問だった。
この状態では工具を当てられる場所がないのだ。
右クランクから眺めると中空構造で、やはり工具が使えるところがない。
しばらく悩んでも分からず、いったん諦めて手を洗って家族のいる居間(作業は隣の和室全体を自転車作業部屋にさせてもらってる)に行ってひと休み。この時点で諦めて Gossamer + BB30 のままにしてしまうかと思う。
ふと思いついて Web で似たような事例を探すと、あった。 質問サイトにもあった。
どうやら、最初に外した部品(6個のへこみがあるやつ)と、次の外した 10mm のネジは そのままつけておくものらしい。
二つの部品を最初のようにとりつけておいて、内側の 10mm ネジを左回し にするとネジは緩んで手前に出てこようとする。 それを6個のへこみのあるパーツが邪魔をする。それでもそのまま進めると、結局クランクシャフト全体が押し出されるという仕組みらしい。「One Key Release」と、FSA のページには書いてあった。
ということで、試してみたら見事に出てきた。
左クランクが取れた状態。
あとは、このでこぼこしたシャフトにウエスをあてて、その上からゴムハンマー(近所のDIYショップで100円で売ってた)で叩いて押し出した。
続いて、BB30ベアリング2個をはずす。
これには先輩から下のツールを借りてきた。
ParkTool(パークツール):BBベアリングツールセット BBT-30.3価格:4,883円(税込、送料別) |
使い方は簡単で、器具をあてて軽くゴムハンマーで叩いていくと、スコンとベアリングが抜ける。
次に中をのぞき込むと、C型のリングがある。
これは内側の溝にはめこんであるので、まがったラジオペンチ(曲がってなくてもいいと思う)の先端を穴に差し込んでつまむと簡単に取れる。
あとは中を掃除して、最初に紹介したアダプターを着ける。
アダプターは中央でネジをかみ合わせて一体になっているので、手でそれをはずす。
それぞれに右と左の区別が書いてあるのでそのように差し込んで、中央でかみ合わせて回転させればかみこんでいく。
最後にこれをホローテックII用の工具(見かけの単純さの割に高い)で片方を固定して、もう一方を締め込んでいけば完成。
残念ながら、この工具で締め込むと表面に傷が入ってしまう。きれいに塗装されているので実にもったいない。
当て布してからやるべきだったかなあ。でも、結局締め込む時に強く力をかけないといけないので無理な気がする。
これでBB30取り外しとSHIMANO用アダプタが着いたので、あとは105クランクを差し込んで、普通に締めてしまえば終わり。
と思ったら、チェーンリングの径が大きくなったので、フロントディレイラーの位置調整から動きを合わせるところまでひと通りやらねばならず時間を食った。
正味3時間くらいかかったんじゃないかなあ。
明日は試走する。