Vocabulary Acquisition

2007年04月03日 | 教育関連話
大学に行ったついでに借りてきた2冊の本のうち、一冊のタイトルは「Vocabulary Acquisition」で、ボキャブラリーとリーディング力に関する本でした。これも興味のある教育に繋がる内容のものですが、それよりもどちらかと言うと自分のボキャブラリーを増やしたり、リーディング力をうまく伸ばす方法などが得られたらいいなと思い、借りてみたのです♪

学生の頃は読まなくてはならないテキストが常に何冊もあり、しかもこなさなければならないページ数はかなりのものでありました。そして卒業した現在は、読む力を下げないよう、新聞・マガジン・書籍などなるべく英文を日々読むよう意識しています。が、学生の頃と違い、現在やっているリーディングは宿題でも試験のためでもなく、あくまでも趣味範囲ですから、読みたくなければ読みませんし、眠くなればすぐ読むのをやめます。(無理矢理読んでいた学生時代は大変だったなぁ・・・・)英文を読んでいて眠くなる。これは確実に読む力が弱いからですよね。日本語のようにはスラスラ読めず、理解も確実に遅いため、脳が拒否反応を起こすのかも・・・。

借りてきた本の話に移りますが、これはほぼアメリカの小学生以下(移民の子含め)を対象にした研究文献が集まったもので、既に大人になってしまった自分には当てはまるようなことはあまり見つかりませんでした。英語がSecond Languageである移民の子供たちと同じような状況だとしても、やはり小学生と自分(30代)では、脳の働きや学びの環境は違いますからね。ちっ でも参考になる研究もいくつかありまして、たとえば、ボキャブラリーの数の差が出る原因の一つに、読む本の違いが上げられていて、易しい本ばかりを読む生徒は難しい本を読む生徒と比べボキャブラリーの数が少ないそう。つまり易しい言葉や表現が使われる本だけでは、新しい言葉や表現法を覚え知る機会が少ないわけですな。これは自分にも充分当てはまる・・・。私は日本で本を読むことは多少なりともしていましたが、その内容は極端に易しいものばかりだったと思います。いや、思うだけでなく実際そう。その結果自分が使う日本語のボキャブラリーの数は恐ろしく少ないですし、アメリカに渡ってから英語の本ばかりを読んでいる今、益々自分の持つ日本語能力が低下していると思います。ガーン そして英語の場合。政治学でのリーディングは難しく感じるものが多かった気がするんですが、それらを無理矢理読むことにより、そこから覚えた単語数はかなりのものだと思います。もちろん意味を調べた単語全てを身につけることはできませんでしたが、テキストリーディングからなんとか得た単語たちは、卒業後やっているリーディングにとても役立っています。4年間勉強してきた成果の一つがここにあり。(何)あとボキャブラリーを増やすには、新しく覚えた単語はすぐに自分で使うことが大事だそうです。単語丸暗記ではなく、自分の言葉として文章にし、そしてそれを絵にして頭に植え付ける。そういえば、他人が使っていた言葉をその状況と合わせて覚えることってよくありますよね。当然と言えば当然なんですが、ボキャブラリーはリーディング力に大きな影響があるそうなので、やっぱ私はボキャブラリーを増やさねば。キッパリ

というわけで、読む力をつけるためにはまず読みやすいものを読んで英文に親しもう、とつい思いがちでしたが、四年もアメリカで学生をしてきたのだから、自分は次のステップに進むべし、と今回気づかされました。これからはちょっと難しいなと感じる本を読むぞ~。寝ないよう頑張るぞ~。