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一日も早い回復をお祈りいたします

かもめ食堂

2007-04-04 15:25:39 | 映画・DVD

レンタルしていた「かもめ食堂」。
返すのが 今日までで(忘れていたので)慌ててみました。

小林聡美さんが主演で 
フィンランドで 小さな食堂を始める・・という お話です。

日本食の食堂・・といっても カフェみたいな 素敵なお店なんですけど、
おにぎりをメインのメニューで 始めて しばらく全然流行らないんです。

一番はじめの お客さんが 日本かぶれの少しオタクな 男の子。
(でも、暗くもなく、優しくて親切、見た目もまあまあ です。)
その子が 日本のアニメ好きで ガッチャマンの歌詞を 教えて欲しいとかいって
マニア過ぎで 可笑しいんですけど、
そのガッチャマンの歌が 縁で 片桐はいりさんが お店を手伝うことになります。

・・そういう静かな事件が いくつか起こって 仲間や 常連のお客さんが 少しずつ増えて・・という展開なんですけど。

場所が フィンランドのヘルシンキが舞台なので
街も自然も キレイ、食堂(と言うか カフェ)もキレイ、
インテリアも お店で使っている道具一つ一つまでもが キレイなんです。

北欧の物は 洋服の生地も 家具も
シンプルで 色もデザインも 素朴だけど 清潔で大人っぽいな~って
うっとりして 見てしまいました。

お店の中も(外も・・ですが) 掃除が行き届いてる感じで、
小林さんが いっつも手を動かして 働いている姿が きびきびして、かっこいいです。

あと、お店の壁なんですけど、
腰壁(壁の仕上げが上下で 違う場合の下部の壁)の色が 少しくすんだ水色で 
上が 全部鏡なんです。
そのせいか 実際より 広く見えて
また お店の外側に書いてある 店の名前の字の色が 腰壁と同じ水色なんです。
すごく素敵な お店。

いや~、この店 行ってみたい、フィンランドだけど機会があったら??
行ってみたいです。
(ヘルシンキに 実際にある「カフェ・スオミ」という お店だそうです。)

出てくる人は 普通の人達ばかりで 特別大きな事件は 何も起こらないんだけど、
それでも それぞれ抱えている悩みとか あって、
でも、それを 淡々と それぞれ受け入れて、でも 抱えきれなくなった時は
誰もが 自然と助けている・・といったような
すごく 成熟した大人の社会。

福祉の充実した・・と言われる北欧の お話らしい・・と 思いました。

小林さんは もともと そういうイメージも ある方だから
背筋を いつも真っ直ぐにして 性格的にも淡々として ブレ無い感じの役
あってるな~と 思いました。

片桐さんは すごく個性が強そうでいて 内面は 柔らかい方?かな と思ったんですけど。距離を上手に取りつつ 周りと馴染んでいく様子が 良かったです。

もたいまさこさんは 不思議な人で(笑)、狙ってるのかな~と思うほど
おばさんキャラで登場なんだけど、
フィンランドにあるお洋服の お店で
(ここが marimekkoみたいな いかにも北欧の生地を使った お洋服の店なんですが)
お洋服を 買ってきて、また それが不思議に 似合うんです。

これは なかなか着こなせないでしょーみたいな服が すごく似合ってて。

音楽も 時々 とぼけた感じのクラリネットやサックスの音楽が 入るくらいで
(うるさくなくて)いいです。
・・日本の 日常は 音が溢れすぎ なんでしょうか。
音だけで 疲れること ありますよね。

たった2時間くらいなんだけど 時間がゆっくりして でもダラダラしてなくて
気持ちいい時間を過ごしたな~と思う映画でした。

 


 

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