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一日も早い回復をお祈りいたします

テルくんもヤンピースに

2007-09-09 18:04:12 | ラジオ

竹財くんのスケジュール更新になってました。
ニッポン放送のヤンピースの中の Bitter Sweet Cafe。(ラジオドラマです。)

竹財くんが 出演するのは 10月公開の映画「未来予想図」のサイドストーリーみたいな お話?でしょうか?
Bitter Sweet Cafeは この間 川久保くんが「ブルーブルーブルー」に出られたんですけど、私は 番組に気づくのが 遅れてしまって お友達がMDに 入れてくれた1話分しか 聴けなかったんです★
(でも、1話だけでも なんとなく雰囲気は 分かりました。お友達に感謝!です。)

ラジオドラマは 声だけ なので (私は)実際の時間より長く感じるんです。10分、15分でも 視覚が無いぶん 集中出来るし、なんか“耳元で お話ししてくれている感じ”が すごくいいんです。
毎日(月~木)が 2週間ですから 結構長いですし☆ 毎日聴けると 嬉しいですよね。

再来週(9/17)からなんですね、楽しみです。
(あー、川久保くんのブルー×3も 再放送お願いしたいです。)

7話の続き

2007-08-13 15:27:45 | ラジオ

全8回のうちの 7話。
ビタースィートカフェの ブルーブルーブルー。

この間の続きです。
(ここには 福永先生の川久保拓司くんは 出ません★)

私は もう一度 てんげん堂を探した。
私がこのコンタクトレンズを入れたお店。
それにしても 街を歩くと憂鬱になる。
あんなに元気そうな人が、
あんなに仲の良さそうなカップルのうちの一人が 
もうすぐ死ぬ。
行って 教えてあげたら どうだろう?
でも・・、相手にしてもらえる訳がない。
避けられるだけ・・。(りか)


誰か お探しかい?(にじこ)

にじこさん??(り)

てんげん堂のにじこさんが 街角のポストの上に座っていた。

あんまり 私の周りを うろうろしないでくれる?(に)

すいません・・、ほんとに辛いんです。
これ 外してもらえませんか?(り)

よいしょっと!(に)

にじこさんは ポストから降りた。
黒いスカートが ふわっと広がった。

そのコンタクトレンズの おかげで友達の命を救ったんだろ?
良かったじゃん。(に)

なんで知ってるんですか(怒)! (り)

へへ~(笑)、そんなことよりさー。
喉渇いた、マックで 何かおごって。(に)

え・・。(り)
喉が渇いたって言うより お腹がすいたって事ですね。(り)

うーん、このダブルバーガー 超うまい!
このチーズ 最高ー。(に)

あのー、それ食べたら はずして もらえますよね!(り)

だからー、1ヶ月は 無理。(に)

そんなー。(り)

いいじゃん、楽しみなよ、青い世界。(に)

楽しめません!(り)

ここだけの話さー、あのパブロピカソにも 貸したんだよ、このコンタクトレンズ。(に)

へぇ??(り)

彼の絵でさー、「青の時代」って あんだろ?
あれさー、コンタクトレンズから見たDEATH、つまり「死」を書いたんだよ。(に)

まさかー、からかわないで下さい。(り)

それから 北野武監督の あのキタノブルーってさ、実は・・。(に)

北野武も このコンタクト??(り)

とにかくー、一回外すと また付けたくなるよ。(に)

そんな事 ありえません。(り)

(笑)・・。何だろー、えー、人間は 自分が一番賢いと 思っているかもしれないけど、私に言わせると 大バカだよ。(に)

何がですか。(り)

人間にとっての たった一つの真実を忘れてる。(に)

えー??(り)

誰もが死ぬってこと。(に)

そんな事くらい・・、知ってますよ。(り)

そうかい?見てごらんよー。ここから見える風景をさ。
大きな口を開けて アホみたいな事で 怒って、
少しの お金の事で 争ったり、いじめあったり。
あー、あほくさ。
私には みんな永遠の命があると 思っているように見えるね。
じゃなきゃさー、そんなヒマないでしょ。(に)

いつも死ぬとか 考えてたら 生きるのが辛くなるから・・。
忘れたいから・・。(り)

忘れてなんとか なるかい?(に)

それは・・。(り)

愚かだねー。(に)

じゃー、聞きますけど。(り)

なんだい?いやに 強く出たね。(に)

そんなヒマ無いなら どうすればいいんですか?
どうせ死ぬなら どうすれば いいんですか?(り)

あんたに しちゃ まともな事 聞いたねー。(に)

答えてください、バリューセット奢ったんだから。(り)

セコイね、あ~。(に)

にじこさん!(り)

それはー、何もしなくていいの。全ては 無意味なんだから。(に)

そんな・・。(り)

ただ死ぬのを 待つのさ。(に)

嫌です!(り)

へへー、そんなに嫌なら 捜せばいいじゃん。(に)

えぇ?(り)

あんたにとって 意味のあることを。(に)

意味って・・?(り)

あーぁ、食ったら 眠くなってきたー。じゃー ごちそうさん。
あー、それさー、一ヶ月たったら 自然にとれてるから もう店にこなくていいから。(に)

そんな・・、にじこさん。(り)

よしむらりか!今日は なかなか面白かったよ。あははは。
まあ、せいぜい元気に死ねよー。ははは。(に)

にじこさんは、黒いスカートを翻して店から 出て行った。
私は すっかり氷がとけたアイスコーヒーをすすった。
意味・・? そんなこと・・。

携帯がなる。

まいこだ!
まいこ? 今 どこ?(り)

ん? 渋谷だけど。会える?(ま)

うん、いいけど。(り)

なんか 外に出るの 怖かったけどさー、やっと落ち着いたから ひさしぶりに、遊園地に行きたいなー。(ま)

いいねー、私もすっきり したい感じ。じゃ、渋谷に着いたら電話する。(り)

オッケー。(ま)

私は 化粧室に入った。そして・・、
えぇぇー!!(り)

大きな鏡に 写った私の顔は 絵の具を塗ったように まっさおだった。

終わり☆です。

一回分だけで なんか残念ですね。
再放送 ないのかな~。
前後が 気になります。










名前間違えてました。

2007-08-13 13:47:35 | ラジオ

ラジオドラマ ブルーブルーブルーの
木下あゆ美ちゃんの 役名 間違えて書いてました。
すみません・・。
「ありか」じゃなくて「りか」。
よしむら りか という お名前みたいでした。
(聞き直して 気づきました。)

福永さん という お医者さんの役の川久保拓司くん。
珍しく 悪役・・までは行かないけど
ちょっと悪巧みをしようと している役。
だから 少し声も いやらしい感じ(←誉めてます)。
すこーし えろいの(笑)。
なかなか いいですよ☆☆
悪役の川久保くんも 見てみたくなりました。

スケジュール知らなかった!(怒)・・とか言って
悪かったかな~?って あとで思ったんです。
忙しいと そんなものでも無いのかもしれないですよね?
タイミングって ありますからね。

せっかく来た お話なら スケジュールに載せる載せない・・
とか考える前に どんどん お仕事してもらった方が いいので☆

前回のお仕事(青春アドベンチャー)で 関係者の方に
気に入ってもらって 急に お話来たのかもしれないですし。
いい お話、いい お仕事だったら
事後報告・・とかでも 構わないです。
(何かの都合で 載せないなら それでも 仕方ないとも思います。)

それは 私が 1話分だけでも 聞けたので 
そう思うのかも しれないですけど
あの やらしい福永先生(笑)も とっても素敵でしたから。
いろんな役を演じてくれるのが 一番嬉しいです。

川久保くんって 悪役少ないんです。
覚えているのは 深夜のミニドラマで
石原さとみちゃんに ひとめ惚れされて 付き合いだしたんだけど、
彼女の存在が 重く感じて 浮気をしてしまい、
それが バレて 刺されて死ぬ★・・という役くらいです(苦笑)。

あと ちょっと違うけど
デビルマンも かな?それを言うなら 最終兵器彼女も?
悪役じゃ・・ないですけど。
映画で 見ると やたら体格がいいんですよね、
川久保くん。(鍛えて 撮影に入った?)
大きい人だな~って 映画の時 思いました。
実際 身長高いんですけどね☆

あ、それから 今日は 時間がありそうなので
後で ブルー×3の この間の続きを書きますね。




ブルー×3 7話

2007-08-12 01:17:38 | ラジオ


今日 はじめて聞いた 川久保くん ご出演のラジオ番組。
ヤンピースという番組の中での ミニドラマ
「Bitter Sweet Cafe“ブルーブルーブルー”」。

もう 終わってしまってました(涙)。
7/30~8/9  全8回 (北阪昌人作)だったそうです。

主演   木下あゆ美
特別出演 青木さやか
     川久保拓司 小関里恵 他

調べたところでは この位しか 分かりませんでした。
もう・・、今頃 分かるなんて・・。

そう言えば なんだか胸騒ぎが したんですよね★
雑誌の発売が近かったから そちらの方に ばかり 目が行っていて ラジオの方までは 考えが 及びませんでした。

でも がっかりしてたら 教えてくれた友達が 夕方 
「1日分だけど、MDに入れといたよ。」
って 用意してくれてました☆
(優しい・・。 涙)

だから そのまま(川久保くんと あゆ美ちゃんの会話だけですが)
書いてみますね。
(それから 写真は さきほどの プリングルです。)

川久保拓司  福永(お医者さんらしい?)
木下あゆ美  ありか という名前で 付けると 相手の寿命(未来?)が分かってしまうコンタクトを している女の子。


福永     ありかちゃん。今 いい?
ありか    福永さん・・。
福      いやー、助かったよ。ありがとう。
あ      はい?
福      あの 例の患者 死んじゃったよ、
       山名さんの奥さん 亡くなったよ。
あ      そうですか。
福      研修医の高橋のところに来る患者は 
       みんな死ぬって 有名になっちゃってさー、あはははは。
あ      ちっとも 可笑しくないですけど!
福      まあそう、そうカリカリするなって。
       君だって オレの片棒担いだんだからさ。
あ      私は ただ・・。
福      もうすぐ死にそうな人の顔が まっさおに見える。
       そのままにしておくのは もったいないよ。
       その才能を活かして悪い訳ないじゃないか。
       才能には お金がかかる。使わなくちゃね。
       有効に、効率的に。
あ      (私は このコンタクトをしたことを 心底悔やんだ。
        あーはやく 逃れたい。ブルーブルーブルー。)


ここまでです。この後は 青木さやかさんが あゆ美ちゃんに絡む・・ような展開でした。
1回分しか聞けなかったけど 嬉しいです。
青春アドベンチャーの 付き合いで もしかしたら急に お話があったのかもしれませんよね。
聞けてよかったです☆(お友達にも 感謝!です。)
 



ヤンピース ブルーブルーブルー

2007-08-11 16:55:58 | ラジオ

ニッポン放送の(ラジオですよね?)ヤンピースという番組の中で
北阪昌人さん脚本の「ブルーブルーブルー」という作品に
川久保くん 出られたそうです★
(聞き逃しました★★)

木下あゆ美ちゃんも 出てたそう・・。
(「ラジオの前で」の流れ・・なのでしょうか?)

えー(泣)、聞いてないですけどー!
どんな お話だったのでしょうか?
聞かれたかた いらっしゃいますか?
8/8(水) 22:00~24:00の中の(滝沢くんの番組だったそうですが)
コーナーだったのかな・・?よく分かりませんけど。

今 一生懸命 探してる途中です。
えーっと(汗) スケジュールには、無かった・・ですよね。
(載せてください・・、事務所さま☆ あゆ美ちゃんも出てますし。短いコーナーだったのかな~?)
短くても聞きたいので・・。お願いいたします。 

続きの あと

2007-06-30 15:00:46 | ラジオ


(さめじま)「れいこさん。」 
(れいこ)「え?」
「いい曲だね。」
「そうね。私 この曲好き。」
「何て 曲だっけ?」
「星に願いを。」
「あー、そうか。」
「私 一人で 生きていかなきゃって 思い込んでた。」
「これからは・・。」
「うん?」
「あ、流れ星。」
「うん。」



(たろう)「じいちゃん、泣いてるの?」
「ううん、泣いてないよ。」
「この曲 じいちゃんが 好きなヤツだよね。」
「そうだな。じいちゃんが ジャズクラブで演奏している時に 
 いつも最後に ひいていた曲だ。」


(くどうあかね)
「ゆきさん?」

急に ゆきさんが 泣きだした。

「ゆきさん、大丈夫ですか?」
「あかねさんー、この曲 思い出の曲なんです。」
「そう・・。」
「横須賀のバーで 生演奏をしていたバンドがあって 最後の曲は いつも これだった。
私が 好きだって言ったから バンドのピアノをひく人が この曲を・・(泣)。
私たち 若かったから 失う時 それが どれだけ大切か 気づかなかった。」
「ゆきさん・・。」

(さと)「そっとしとった方が いいよ。」
「でも。」
「いいから。」「はい。」
「心配しなくていいよ。自分のことだけ考えなさい。」
「え・・?」
「今更 帳じりあわされても かなわん。ほっとけ。」
「あの・・。」
「わかってる!何にも言うな!」
「・・ごめんね。」
「しっかり、いい仕事しなさい!」
「はい。」

おかあさんが 私の手を握った。
今度は しっかりと 力強い 手ごたえが あった。

「ごめんねー、かずこ。」


ここで 終わり。
(長かった・・です。)

ラジオを通して 人と人との結びつきを 描く お話なので
同時間に 違う場所での 人々の様子が 出てきて。

全然関係無い 人達が 実は・・って なっていたんですよね。

脚本家の方が どなたかとの 対談で 何かの映画(なんの映画か 忘れました。)も 少しヒントというか 頭のどこかにあったと おっしゃってました。

私は そんなに詳しくないので 
映画で言えば “バベル”が 繋がってる・・とこだけ考えたら 似ている?・・かな と思いました。(最近の映画しか 知らないので そういう風に思うんですけど。)

このお話みたいに ほんとにみんな 繋がっていたら ファンタジーというか 幸せですよね。
最後の おじいさんと ゆきさん は ちょっと時間が足りなかった みたいで残念。
でも みなさん それぞれ いい人。

ラジオも もう何年も?!聞いていなかったけど
(これを機会に)時々 聞いてもいいなと 思いました。

川久保くんも ホント どんなお仕事来ても 大丈夫な感じになってこられたし、
ファン・・として 言えば 色々あるんですけど(泣)
ご本人的には 落ち着いていらっしゃるのかも しれませんね。
今は ご自分のお仕事だけ 考えたいのかも しれません。

でも みんな心配してるんですよ★←ついでだから 言いますけど。
このままだと これからの事が(・・川久保くんが じゃなくて、ファンの立場として) 心配で 正直に作品の感想も 言い難いし、
伝わっているかどうかも 分からなくて、素直に言えなかったり すると思う。
私としては 大げさに言えば「川久保くんから 切り捨てられたファン・・なの?」くらいな 感じで(被害妄想?!) 結構 こちらは こちらで 大変です★
今 気を遣ってしまって あんまり言えないのですが やっぱり感想くらいは すぐ言える環境を 整えて欲しいです。
手紙だけだと タイムラグが あるから、もどかしい時があるんです。
HPのメールも 伝わっているかどうか いまいち分かりませんし。
十分 人気もある方だし、これからもっと伸びる方だし、
ここはひとつ 事務所さま☆

ぜひぜひ お願い致します。



 ちょっと思ってます。
 


29日の続き

2007-06-30 13:26:29 | ラジオ

29日の 続きです。

よーし、いくぞー!ハハ!ィエイ?!

(ゆういち)
くがしま海岸の浜辺で 花火をした。
花火を 手に持って振ると 光の残像が 闇に浮かんでは 消えた。

まりこさんは なんだか 無理して はしゃいでいるように見えた。
「わ~、綺麗! あやかちゃん きれいだよ~☆」 
「きゃ~、ハハハ!」

あやかちゃんは いっぱい笑っていた。朝の雰囲気とは 全然違った。
「お父さん! それ 火つけて。」

刑事の はやみさんは うん、やっぱり楽しそうに見えた。
「さあー、行くぞー!」

で・・、肝心のオレは どうかと言うと・・。

「さえきゆういち! ロケット1号・・ いっきまーーす!!」


(ラジオ)
さーて、みなさんも どしどし リクエスト下さいね。

一通り 花火をやってしまうと みんなで 浜辺に座った。
あやかちゃんのラジカセで ラジオを聞きながら。

(まりこ)「ゆういちくん。」
(ゆういち)「ん?」
「ここまで 来れたの・・ゆういちくんの おかげ。」
「え?(笑) オレ 何もやってない気がするけど。」
「ううん。私ね、彼とは 完全に終わったと 思ってたんだけど。やっぱり 駄目だったみたいで。」
「そんなに簡単に 無理だよ。」
「そういうものかな?」
「・・いいんじゃないかな? 忘れなくても。」
「そうね。でも・・。」
「ん?」
「お陰で ちゃんと お別れできた・・かも。」
「そっか。」


(あやか)
お母さん。今 お父さんと お母さんの海に 来ています。
あやかは 元気です。来週から ちゃんと学校に行きます。
安心してください。

(はやみ刑事)
あやかの事は 心配するなよ。
なんとか二人で やってくからな。
お前の事を 毎日話すよ。お前が やめてって 言うまでな。



~石垣島
(さと)「あーい、あかねさんも ここにいたのね。」

ゆきさんと 夜の浜辺に いたら お母さんが やってきた。
「まったく 仲間外れは ないよ、ゆきさん。」
「ごめんね、さとさん。」
「何 持ってるんですか?さとさん。」
「ラジオ。海で 聞きたくなってね。」

メールの受信音
「あ。」
メールが、放送局のディレクターから 転送されてきた。
あの 例の中学生の女の子からのメール。

その内容は、
「くどうあかねさん。
お母さんの使っていた私の大事なラジカセを 直してくれた おじいさんには もう一度会いたいと 思う人が いるそうです。
その人は ゆきさん・・という名前で おじいさんは その人の事が ずっとずっと大好き だったそうです。
ゆきさんから もらったラジオ。ずーっと大事にしているんです。
だから、私も お母さんのラジカセを 大事にしたいと思います。」

「ゆき・・?」

「あのー、お名前 ゆきさん・・でしたよね?」「えぇ。」
「このメール 見て下さい!」

(さと)「ほれ、ラジオ聞くよ!」
(ラジオ)
えーと、時刻は 10じ54分になります。
あー、本日 最後のリクエストは・・。
今日 実は ハッピーなニュースありましたよねー。
ハワイで 遭難したけど、奇跡的に助かった やまなかこうたろうさん。
実は 彼、漂流しながら ある曲を口ずさんで いたらしいんですねー。
それじゃ その曲 かけちゃいましょう、星に願いを。



(ゆういち)「まりこさん・・。」
(まりこ)「こんな事って あるんだね。」
「この曲・・。」
「この曲は 今日から ゆういちくんとの 思い出の曲にする。」
「ああ。」
「助かって良かった。」
「そうだね。」

星が たくさん あった。
オレは 何を願えばいいんだろう?
すぐには 思いつかないけど、また こんな夜があったらいいな・・と。
まりこさんが そっと手を伸ばしたので 
オレは その柔らかい手を 優しく握り返した。

(あやか)「お父さん!この曲、この曲だよね?!」
「うん、この曲だな。」
「お父さんと お母さんが一緒に聞いた曲だよね。」
「雨宿りした小屋の中でな。」
「お母さんが 大好きな曲。」「ああ。」
「もしかしたら お母さんが リクエストしたのかも。」
「お父さんも そう思う。」
「お母さん 見てるね。」「ああ。きっと見てる。」

私は 心の中で お母さんに言った、ありがとうって。

「お父さん。」「うん?」
「ありがとう。」


また続きます。




6/29 の放送

2007-06-30 01:56:37 | ラジオ

青春アドベンチャー ラジオの前で 最終話

(ゆういち)
夕日が 沈んでいった。
まるで 荘厳な儀式のような時間。
オレと まりこさんは 車の中にいた。

空に 一番星が 見え始めた頃、
あやかちゃんと お父さんが 車に来た。

「どうも、自己紹介を まだ してませんでしたね。はやみと言います。」
「あの・・、刑事さん?・・ですよね。」
「娘が 言いましたか?」
「いえ、あの・・。事故で。」
「後ろから、追突・・。」
「あ!あ~ あの時の。」
「その節は 失礼しました。」
「そうですか、あの時の・・。」

「あの・・、花火 しませんか?」(あやか)
「いいね~、そうしよ!」(まりこ)
「電池も買わなきゃ。」
「電池?」
「ラジカセで ラジオを聞くんです。」
「ああー。素敵。」

あやかちゃんと お父さん。
まりこさんと オレ。
思えば 不思議なメンバーだ。
空は まだ 暮れなずんでいた。


(くどうあかね)
石垣島の 夜の浜辺に いた。
「あかねさーん。」
「ゆきさん。」
「気持ちのいい夜ですね~。」 「ええ。」
「さとさん、寝ちゃいましたよ。」
「そうですか、すっかり私を くどうあかね だと。」

「ねえ、どうして ここに来る気になったんですか?」
「この数日 いろいろあって。でも一番 背中を押してくれたのは、このメールかも。」
「はい?」
「中学生の女の子からの。最初は いたずらメールを 送ってきた子なんです。」
「そう。」
「最近 お母さんを亡くして ずっと悲しくて。でも やっとお母さんと過ごした海に 行くことに したって。」
「そう その子、お母さんと話しに行くんですねー。あなたみたいに。」

「私は ずっと母に 愛されてる自信が無かった。でも 思った。自分から 歩みよれば いいって。・・まだ 間にあうかしら。」
「大丈夫ですよ。」


(たろうくんとおじいちゃん)
「じいちゃん、あやかお姉ちゃん また 遊びにこないかな?」
「くるよ、きっと。たろうが 来て欲しいと 本気で思えばな。」
「本気って?」
「へへ、嘘がないって 事だよ。」
「僕 嘘つかないよ!」
「そうかい、そうかい(笑)。」
「いいねー。ラジオは。」
「じいちゃん、もうピアノ弾かないの?」
「そうだなー。たまには 弾くか。」
「うん!」


(れいこ)
私は けいごさんの病院にいた。
今日が 恐らく 一緒にいられる最後の夜。
明日から 身柄は 警察に移され 取り調べが行われるらしい。

「れいこさん。」
「何? どこか痛い?」
「いや、窓。カーテン開けて。」
「あ!星。」

ビルの間から またたく星が 見えた。

「ラジオ伝言板、書いてくれたんだろう?」
「ええ。」
「刑事さんが 教えてくれた。」
「そう。」
「待ってて欲しい。」
「私も 借金の件 ちゃんとしておく。」
「くどうさんに 相談して。」
「うん。」
「星 見える?」
「ちょっと 体の向き変えるね。これで どう?」
「ああ、見える。」
「きれいでしょう。」

「あの伝言板 いろんな人が 聞いてたんだな。」
「そっかー、なんか恥ずかしい。私は ただ けいごさんに・・。」
「誰かが 誰かに贈った言葉が 他の人に伝わって その人の心を動かす。そんな事・・あるかな?」
「少なくとも あの刑事さんは れいこさんの伝言板に 何かを感じたから こうして オレ達を 会わせてくれたんじゃないかな。」
「この 今かかってる曲も 誰かの思い出の曲かもしれない。」
「そうね。」

また 続きます。

28日の続き

2007-06-29 14:02:09 | ラジオ


28日の続き


(ゆういち)
オレと まりこさんは 車の中で ラジオを聞いていた。
(ラジオ)
・・郵便局強盗 犯人は さめじまけいご 35才・・

「捕まったんだ、犯人。」 「ん?」
「いや・・何でもない。」

「良かったね、あやかちゃん、迎えに来てくれて。」 
「ああ。・・で?」
「ん?」
「まりこさんは・・どうする?」
「夜まで ここにいて いい?」
「いいけど・・。」
「少しずつ 慣れるから。」
「ああ。」
「まず、夕焼け。一緒に見よう。」
「ああ。」

「やまなかさん、日が沈んで やっと海から 上がってきて 
その姿が シルエットになってて それ見る度に 私 胸が苦しくなって。」

「そうだよ・・。そんな風に話せば いいよ。
思い出を すべて話してしまえばいいよ。」

「なんで?」
「え?」
「なんで そんなに優しいの?」
「優しくなんか ないよ。ただ・・。」
「何?」
「失いたく・・ないんだ。」


(くどうあかね)
いつの間にか 太陽が海に沈みつつあった。
夕日が 二人をオレンジ色に 染めた。
母は 私を くどうあかね として迎えてくれた。
くどうあかねの どこがいいかを 私に 事細かく 教えてくれた。

「あかねさん。」
「はい?」
「今日は ここに泊まったら いいさ。」
「いいんですか?」
「・・でも あんたー、明日の人生相談は?」
「明日は 休みです。」
「あ~、そうね~。だったら こっちで ゆっくりしていけばいいさー。沖縄は 初めてですか?」
「いいえー。」
「そう、ええとこだよー。特に 石垣は いいよー。」
「はい。」
「へっへー。夢みたいだねー、あの くどうあかねさんが ここにいるなんて。」

私も 夢みたいよ。お母さんと こうして一緒にいるなんて。
お母さん・・。

ここで 終わりです。
今日29日で 最終回。

全部が 幸せな結末に向けて・・という感じですね。
ラジオだと 説明全部が 音や言葉なので テレビより難しいかも?と
思ったんですけど。
会話も 親しみやすくて 分かりやすくて 良かったです。
川久保くんも ほんと このところ びっくりするほど いいです。
なんでしょう・・、この成長ぶりは!(笑)。
(なんて 言うと 前が良くなかった。って言っているみたいですが。
 そんな意味じゃないですよ~。)
こういう感じなら どんなタイプの役でも お仕事でも 大丈夫そう・・。
この役も すごく良かったです。
 

6/28の放送

2007-06-29 12:40:20 | ラジオ

青春アドベンチャー ラジオの前で 9話

(くどうあかね)
私は 今 石垣島にいる。
ラジオ人生相談を休んで ここまで来た。
私が ここに来たのは・・。

コンコン

「こんにちは。」「あー、こんにちは。」
「あの、ここは ひが さと の部屋ですか?」
(・・今 気づいたんですが★ おばあさんのお名前 さとさん・・なのですね、
 ずっと ひさとさん・・だと思っていました★)

「はい・・、失礼ですが・・。」
「ひがさと の娘です。」
「え! 大変!! さとさーん、さとさーん。」

幼い頃から 母に愛されていないと 思ってきた。
家を出て 25年。ずっと 会わないことで 自分を守ってきた。
母に会うのが 怖かった。
でも 私は 母に会うために ここに来た。

ドアの向こうに 年老いて 小さくなった母がいた。

「お母さん。」
「さあー、さとさん 娘さんよ。」
「この人、私知りません。」
「えー、だって この人が。」
「知らんもんは 知らん。」

「あなた お名前は?」
「かずこです。」

私は 東京に出て くどうあかね と名前を変えた。
私の本名は ひがかずこ。

「あーあ 時々 さとさん「かずこー」とか叫んでます。夢に うなされて。」
「娘は・・いない。」(さと)
「あの・・、良かったら ちょっと散歩しませんか?」
「ええ。」

介護ホームの目の前は 海だった。
穏やかに 寄せては返す波が 昔と変わらず 私を迎えてくれた。

「私は やましたゆき と言います。さとさんには 本当に 言葉に出来ないくらい お世話になりました。」
「今は 母が お世話かけてるんですね。」
「このところ 認知症が かなり進んで・・。」
「ええ。」
「自分の娘を 忘れるなんて。」
「飛び出したのは 私なので。」
「あなた・・、雑誌で 見た事あるんですけど。」
「あ、 たまに出てます。」
「もしかして・・、くどうあかねさん?」
「はい、よく ご存知ですね。」

「あー、そうかー! そういう事だったんだ。」
「はい?」
「いえね、さとさんが 大好きで。」
「何を?」
「くどうあかねの 人生相談。毎日 それだけを 楽しみにしてるんです。
 私が ちょっとでも くどうさんの悪口を 言おうものなら、
 違う! あの人は いい人なんだって。」
「そんな・・。」
「あの人は 強くないって。」
「そうですか・・。」

ホームに戻って もう一度 母と対面した。

「今日は 1日気分が 悪いー。」(さと)
「どうしたんですか?」(くどうあかね)
「大好きなラジオ番組に 好きな人が 出てなかった。あの人は どこか体が 悪いのかね~?」
「あの・・。あの、目をつぶって下さい。」
「なんで。」
「いいですから。」

(くどうあかねの 声色で)
「ねえ、奥さん!やめなさい、そんな男。あなたに いいこと ないわよ!」
「あ?! あー、いいなー。くどうあかねさんに そっくりさー。」
「私が 本人です。さとさんが あんまりファンだと 言ってくれるから、ゆきさんが よんで くれたの。」
「え? ホントに、ホントにねー?」
「ホントホント。」
「あー・・、いいなー。よく来てくれたね。遠いところを ほんとに よくねー。」
「いつも 聴いてくれて ありがとう。」
「いやー、あんたは 思ったとおりの人だわー。きれいで、優しい。」
「よく 言うわよ(笑)。」
「くどうさん、ありがとね、ありがとう。」

母は 私の手を握った。
その皺だらけの手は 悲しいくらい 弱々しかった。


(ゆういち)
やっと くがしま海岸に着いた。
途中 渋滞に はまり もう昼を過ぎている。
海が見える駐車場に 車を停める。

まりこさんも あやかちゃんも すぐには 降りない。
オレは 一人 車を降りた。

「はあー、風が 気持ちいい。」(ゆういち)
「あー 気持ちいい。ねえ あやかちゃん。」(まりこ)
「はい。」
「なんかさー、サーフィンする気しないから 海岸でも散歩する?」(ゆういち)
「そうね。あ、携帯忘れた、取ってくるね。」(まりこ)
「ああ。」 「あやかちゃん、どこか 行きたいとこある?」(ゆういち)
「小屋。」
「小屋?」
「漁師さんが 休む小屋です。だいたいの場所は 分かります。」
「そっか。じゃあ 行くか。」
「はい。 あの・・。」「ん?」
「好きなんですね。まりこさんのこと。」
「バカ言うなよ!・・大人を からかうんじゃない。」
「はい(笑)。」
「でも・・。」「はい(笑)。」
「・・当たりだ。」
「フフフ・・。」「ハハハ・・。」
「あやかちゃん、笑うんだな~。」「ハハハハ。」

「何~?なんか 楽しそうじゃないー。」(まりこ)
「ハハハ・・。」

あやかちゃんが 行きたかった小屋は 砂浜の いちばん端に あった。
壁や床の木は 腐り 中には 何も無かった。

「去年は・・、もっとちゃんと してたのに。」
「一年で いろんなものが 変わるね。」
「ここで、雨宿り したんだ。」

あやかちゃんは この海岸で 親子3人で過ごした夜のことを 話してくれた。
真っ暗な中 ろうそくの火を灯し、ラジオからは 音楽が 流れて・・。

「何て言う曲だったんだろう?お母さんが好きだった曲。」
「どんな曲?」
「よく分かりません。」
「・・その夜 星は 綺麗だった?」
「はい。」
「今夜も きっと綺麗だよ、星。」


小屋から外に出ると 一人の男が こちらに向かって歩いてくるのが見えた。

「あ、お父さん。」(あやか)
「え?」「あやかちゃんの お父さん?」

「あー、どうも。娘が 世話をかけました。」 
「いえっ、オレ達・・いや、僕達は そのー、何もー。」
「あやか・・。」
「もう少し・・、お姉さんたちといる。」
「あのー、私たち 車に戻ってます。あそこの駐車場です。また・・あとで。」
「あ・・、すみません。あとで。」
「じゃあね!あやかちゃん。」
「じゃあ。」
「ゆういちくん 行こ。」
「あぁ、うん・・ごゆっくり。」
「あ、どうも。」

よく考えると ごゆっくり・・って言うのも 何か変だな~と思った。
オレとまりこさんは 駐車場の車に向かった。

「なあ・・、さっきから気になってたんだけどー。」
「まりこも。」
「あの人・・、あのお父さん。」
(二人揃って・・のタイミングで)「刑事だ!!」

あの黒ぶち眼鏡 車をぶつけて しまった時の。

「あやか・・、ここ座りな。」
「ズボン 汚れるよ。」 「いいさ。」
「しわに なるよ。」 「いいって。」

「よく・・分かったね。」
「刑事だからね。」
「こんなに 早く来てくれると思わなかった。」
「なあ、あやか。お父さん・・、おまえに 謝らなきゃいけない。」
「え?」
「お父さん、意気地なしだった。
お母さん死んで 辛いのは おまえも同じで その辛さを 一緒に話せるのは 唯一おまえしか いないのに。
お父さん ずっと逃げてた.お父さん 怖かったんだ。
お母さんの事で ずっとお前に責められていると 思ってた。
本当は 大事にしておけば お母さん まだ生きているんじゃないかって。
でも 分かったんだ。
そんな風に 思っているのは あやかも 同じなんじゃないかって。
あやかも自分が もっと大事に しておけば お母さんが死ななくてすんだんじゃないかって。
そう思っているかも しれないって。
ごめんな、お父さん いくじなしで ごめんな。」
「ううん(泣)。」
「いいんだよな、こうやって 二人で 寂しいって 泣けばいいんだよな。」
「お父さん・・(泣)。」
「いっぱい、いっぱい お母さんの話すれば いいんだよな。」
「うん。」
「去年の今頃・・だよな、ここで 泳いだり、花火したり・・。」
「雨が降って 雨宿りして・・。」
「そうだな。」
「ロウソクを 灯して 色んな話をした。」
「そうだ。」
「ねえ、お父さん 一緒に花火しよ。」
「・・今日か?」
「お仕事?」
「いや・・、そうだな 花火するかー。」
「あの おねえちゃんたちも 誘ってあげようよ。」
「そうだなー。」
「私ね、お母さんのラジカセ持ってきたの。」
「そうかー。」
「電池買って ラジオ聞きながら 花火しよう。」
「あの時 みたいにな。」


次に続きます。