ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~不意に~

2013-04-19 14:00:56 | 2007・4~2009・3に、かきました
それは
不意に
やってくる

わたしは
ただ
砂浜海岸を
ぼんやり
眺めていた
だけ
なのに

雄叫びの声がして
馬たちが
駆けこんできて
その
途方もない
ひづめの
バイブレーションで
砂浜は
プリーツに
暴れて
ぼろぼろ
くちゃくちゃ
に繰られ続ける
朝焼けのシフォーン

ただ、
眺めていただけ
なのに

どどどと
やってきて
わたしの精神を
爆ぜさせ
言葉

種子

撒き散らしてゆく




不意に




それ






(書いた当時の題名は「わたしは不治にただれてる」でした。かなりかえました^^)

~桜~

2013-04-19 13:41:49 | ポエム
風がいそがせるから(カーディガンわすれてしまって
きそってとびこむ桜の花びらたち
鏡面を
砕き
泳ぐ
大蛇

ピンク

びっしり


ひとひらひとひら違った孕みかたで木漏れてくる陽の瞳みごもって流れてゆく
善福寺川
桜並木
万物













のは、
どの花びらも
みな
違って
いて
違った
名前が
ついて
いる
から
なのよ

つまり
おまえ
って、
いわないで

だいじょうぶ
わたしは
こんなに
あたたかい


ヒヨコ、
ゆで卵で作ったの
海老フライの林で遊んでるの
ぶりの照り焼き
合鴨のロースト
はねっ
空豆の萌木色ぎゅって抱いて飛んでいかないの
恋?初恋?いいな~って緑色のブロッコリーが


宇宙、
空になったお弁当箱に花の宇宙を詰めている
みなれたかみしめかたのお口のみしらぬ少年が
ひとひらの花びらからでも万物を楽しめる百歳の方へ
贈るふっくら炊きたてごはんみたいな花の
宇宙