イギリスへ!
こちらは、寒い!もう確実に冬の空気です。ぴーんと張った冷たい空気に、冬のにおいがうっすらと・・・
夏はあったのかしら・・・そして、秋を通り越して冬へと向かっていく気配ですよ。
さすがにまだ出番はないと思いつつ、日本でアッツーイ中試着をして、半信半疑で買ってきたダウンベスト、早速着ました。
それでちょうどいいぐらい。もっと着てもいいかな・・・というような陽気です。
日本は?まだ残暑厳しい感じですか?
私はおとといイギリスへ帰ってきました。その前の日本は急に涼しくなったりでおかしな感じでしたね。
それで!
帰ってくるのにも大変だったんです。
成田発10時30分の飛行機にのるべく諸手続きをしようと・・・
すると、なにやら長ーい列が!!
とりあえず並んで様子を見てみましたが、遅々として進まず
おかしいな、と列の前の方へ何が起きているのかを探りにいくと・・・
なんと!飛行機が飛ばない!
意味がわかりません。
えっ?飛ばない?飛行機がない?
そうです。私たちが乗ろうとしていた飛行機の欠航が決まっていたのです。
パリから飛んでこなかったので、私たちが乗る機体自体が成田にないとのこと。
そんなことがあるのですね。2007年。
どうにもなりません。だって、飛行機がないんだもの。
メンテナンスができずにパリを飛べなかったという説明がやっとカウンターでありました。
カウンターにたどりつくまでに1時間。
もう諦めました。パートナーの仕事のミーティングがあるのでどうしても帰りたかったのですが・・・
なんとかなるとのこと。
他の人たちも電話をしたりと・・・困り果てている様子。
時差があるので、パリは真夜中。電話もかけられずに何もできないもどかしさに苛まれています。
私たちは、パリ経由でイギリスへ帰る予定だったので、どこか違う路線に振り替えてもらえないかと、ちょっとの期待を胸にカウンターのお姉さんのところへ。
説明はこう。
今日は飛行機が飛ばないので、明日の9時に振替の臨時便が飛びます。
他のどの路線もヨーロッパ方面は席がいっぱい。振替は無理。
ホテルに泊まってください。夕食付き。明日バスが7時に迎えにいくから乗ってきてください。
保障のクレームは代理店を通して。ここでは一切受け付けません。
以上。
ま、こんな感じです。過不足なく・・・
これ以外の選択肢はなし!ですね。
なので、私たちもホテルに泊まって24時間遅れの便を待つしかなくなりました。
他にはツアーの方々もいたり・・・添乗員さんがかわいそうで仕方がない
こういう場合はどうするんでしょうね。ツアーで一日少なくなってしまったら・・・その一日は大きいですものね。
旅行代金はどうなるんだろう・・・全くそのままで納得するわけないし・・・一日のばすのかしら・・・いや、そんな予定がみんなあうわけないし・・・旅行会社は航空会社に保障してもらうんだろうな・・・
など、いろんな想像を巡らしていました。旅行をとりやめて帰る人もいましたよ。
とまあ、長ーい長ーい手続きの末、明日の便のチェックインを済ませ、ホテルのバウチャーを渡され、お昼ご飯の券をもらったので鯛茶漬けを食べました。空港内で使える1500円分の券を使って。
10時30分の便で飛ぶはずが、手続きを全部済ませたのが11時。アンビリーバボー
くたびれた
と24時間の足止めを余儀なくされたトミーの旅でした。
そんなにこちらが思うほど、やってしまったごめんなさい!という感じではないのでしょうかね。
なんだかあっさりした印象をうけました。
でも、カウンターの方々はがんばっていました。かわいそうになるぐらい・・・。
と、気持ちを切り替え思いがけないホリデーとかいって私たちは・・・
東京へ戻りました。だって成田にいて何ができるかわからないから。
銀座へ出て、映画を見ました。
マイケルムーアの『sicko』シッコ。
これはおもしろかった!
医療問題に迫った映画なのですが、もちろんマイケルムーアのこれまでのような切り込み。
一義的には考えられないとしても、こんな事実があるのか、とかなりの衝撃を受ける作品です。
涙も・・・
これはぜひ!
ちょっとお買い物をしたりして、ビルの46階でオリエンタル料理を食べて、ディズニーランドの花火をそこから眺めて・・・
そんな風にちゃんと遅れを楽しんだ私たちでした。
そして、やっとつきました。イギリス。
パリでの乗り継ぎもなんのお知らせもないまま50分は遅れていました。なんともテキトー
時差ぼけで夜中にめっちゃ元気なトミーでした。