トミーのママの道~『トミーのカナダ日記』

元山梨放送アナウンサー富田智美の公式ブログ。
カナダ生活を気の向くままに綴るトミーの独り言・・

違うみたい・・・

2007年09月20日 | Weblog

イギリスはもう初冬という感じです。
ここ数日で夏の気配は全くなくなった!そして、一気に晩秋、冬へ・・・。
町はダウンジャケット率が高くなってきました。かくいう私もダウンベストはもう必需品。
それに本気のダウンジャケットをいつ投入するかを検討中。
部屋は暖房をつけて過ごしていますよ。今からこんなで本格的は冬はどうなるの???とちょっと不安もありつつ。
暖房も天井から暖まるんです!!かなり部屋は快適な温かさを保てるのですが、足下はイマイチ
靴下だいっきらいな私もついに靴下生活を始めなければいけないかもしれません。
これまでは、どんなに寒くても家に帰ってまっさきにすること・・・靴下オフ♪
ホットカーペットやらこたつやら、素敵な機器たちが待っていてくれたもの。
イギリスにはこたつはもちろん、ホットカーペットという存在がありませんの

さあて、スコットランドの続きです。
ナイス♪書こうと思っていたことをちょうど
そう、「スコッチ」
スコッチウイスキーの蒸留所にも行きました。100を超える蒸留所があるとのこと。
観光客もたくさんくる大規模な所から、とっても小さな小さな所まで。
本場のスコッチをスコットランド人のダグラスと一緒に試飲すると・・・
なんともきくぅ~。香りに顔全体が包まれて、のどの奥までスコッチが流れ込んだかと思うと、熱さと香りがぐーんとまだあがってきます。
それもそのはず、飲んだものは60度。
cask(樽)からそのまま、まったく薄めていない状態のものでした。
これを水で割って飲むのです。
ダグラスは「そのまま飲むより、水で薄めた方が香りがたっておいしく飲める」と。
スコットランドでは、必ず水で割って飲むんだそうです!!へー。
そこで、トミーからの質問
「氷は?」
一瞬・・・ハテ?・・・
「On the rocks?」
「yes」
「そんなことしないよ。あれはアメリカの飲み方だよ」
とのこと
オン・ザ・ロックス(オンザロックじゃないのね)は、本場スコットランドではありえないことらしいです!
アメリカ人が勝手に飲み方を考案したのが、日本にも入ってきたんですね。
氷をいれるなんて、アンビリーバボーという感じの空気でした。
スコットランドでの、本場のスコッチの飲み方は・・・水で割る。水も冷やさない常温。
だそうです。
そう思って、お試しくださいませ。

スコットランドの歴史は深く、蒸留所からも推察できる当時の様子。
スコットランドには独自の名字があります。
その田中さんクラスが「Mac」が頭につく名字。
マクミランだったり(ダグラスもそう、ダグラス・マクミラン)、マクドナルドという姓もスコットランドから。
ある蒸留所にいったところ、創始者の名前がスコットランドっぽくなかったんです。
ここは、スコットランドで初めてイングランド政府公認の場所。
地元の人たちからはかなり反発して、地元民に襲われたという歴史がありました。
当時(スコットランドは別の国だったけれど、U.Kに属すことになった)イングランド政府公認ということは、地元の人にとっては魂を売った・・・みたいに感じるわけで。
そこで、名前を変える人も増えていったということです。

んー。
もっと知りたい。スコットランド。
ちなみに、写真はダグラスのお家。
ふっるーい、お家と牛を飼っていた小屋を買い取って自分で建てたお家。これは凄すぎる。
12部屋あって、ベットルームも4つ。暖炉もあって、キッチンも「ガンバッチャイマス!」って宣言したくなるような素敵な空間。
右側に長細く広がっている所がもともと小屋。2階部分は付け足した部分。
左側の2階建てがもともとお家だった場所。
できあがるまでの写真を見せてもらったんですが・・・こんなにも!とbefore after にびっくりです。
ダグラスは今、仕事でチベットに行っています。
秋には日本にくる予定・・・

それではまた!