トミーのママの道~『トミーのカナダ日記』

元山梨放送アナウンサー富田智美の公式ブログ。
カナダ生活を気の向くままに綴るトミーの独り言・・

愛用品!

2006年02月15日 | Weblog
私のお気に入り…この二つ。
歳時記すら持っていなかった私…
でも、この本は何年も前から何度も読んでいるんです。
アナウンサーにはかなりうれしい本だったりして…
時候のあいさつを考える時のヒントをくれるのでね。
(何度助けてもらったか
『歳時記の真実」石寒太著(文藝春秋)

例えば…
《よく梅に鶯といいますが、本当?》という項目では。

【白梅のあと紅梅の深空あり 飯田龍太】
山梨といえば、飯田蛇笏、龍太のお二方。

『梅に鶯』と言われ、昔から取り合わせの良いものにたとえられます。
梅は中国から渡ってきた樹木。8世紀のはじめの「古事記」「日本書紀」には見当たりませんが、8世紀後半の「万葉集」で、突然、春の花の代表になったそうです。
「万葉集」の梅は、すでに「梅に鶯」となっています。花札では2月が梅で、その枝で鶯が鳴いています。
では、本当に鶯は梅が好きなのか?
実は…鶯はあまり梅の花は好きではないらしいのです。初鳴きをするころ、咲いている花が梅ぐらい…それで、セットに!

そして!
赤とんぼははじめから赤いのではなく、秋になると成熟して山から里に下りてきてお腹が赤くなる…

さらに今回の番組では女流俳人、加賀千代女(かがのちよじょ)の故郷も訪ねました。石川県松任市。
【朝顔に釣瓶とられてもらい水】
朝顔のつるがつるべに絡まっている。それをとってまで水をくむのはかわいそうだと思い、近所に水をわけてもらいに行く…という内容です。

朝顔は秋の季語なんですねー!これも驚き。
どうして?
朝顔は別名牽牛花(けんぎゅうか)とも言うそうですよ。
あの、牽牛、織女の伝説、七夕に結びついているとか。
朝顔は、「万葉集」に載る山上憶良の「秋の野の花を詠む歌二首」によって、秋の七草の仲間入りをはたしたんですって。
ただ、この時は、まだ朝顔が日本に伝わっていません。当時、朝開いて夕方にはしぼんでしまう花は全て朝顔を呼ばれていたのです。

以上、全てこのお気に入りの一冊より!!
おもしろそうでしょ?

そして、もう1つはミロ!
朝のラジオの前には必ず飲んでいたのです。が!!!
会社の自販機から姿を消してしまったのです。
それで、今ではこのビンがどーんとデスクに置かれています。
パワーの源、ミロ!これがなくちゃ!