この画像はタワーから『cleared for take off』つまり離陸許可をもらって、離陸滑走に移る直前の画像です。
撮影者は機体の後席、機体の中心付近から撮影しているのでこういうふうに見えていますが、左側の機長席から見た場合、自分の体の中心をセンターラインに合わせた時がセンターラインに乗った状態になるということになります。したがって離陸滑走の時は必ずセンターラインを『またぐ』ようにもっていきなさいと教えられています。
自動車の運転では、センターラインをまたいで走るなんてことはしませんし、この感覚に慣れるまで時間がかかりました。機体の中心より左側に乗っているのだから機体中心をセンターラインに合わせるには、操縦席から見て、少なくともカウリングの中央あたりにセンターラインを合わせるのでは?と自分では思っていました。
でも違うんです。視点の置き方としては自分の股間にまたぐように持って行けばピタリと合うんですこれが・・・つまり自動車の車両感覚、車幅感覚が飛行機にはそのまま当てはまらないのです。家に帰っていろいろ理屈を考えましたが、頭が混乱するので以後、深く考えないようにしました
で、今度は視点を変えて着陸寸前の画像をご覧下さい。 滑走路のエンドを通り過ぎ、対地高度100(約30m)フィートちょっとで、まもなく接地という状況です。
滑走路に書いてある01の数字の先に接地帯標識が見え、大型機のタイヤ跡が黒く、くっきりと付いています。 あそこにちゃんと降りられれば理想ですが、実はタイヤをどこに接地させてどころの話じゃありません。ここからがめちゃめちゃむつかしいんです
教官の指示でパワーアイドルにした直後からいっきに機体は沈んできますから、機首引き起こしの操作に入ります。 入りますと言っても教官のサポートなしには到底無理で、もっとも緊張する部分です。
はっきり言ってナメてました飛行機の操縦というものを・・・これに
横風やら、風の強弱
やら加わったらそれこそお手上げです。これからしばらくはタッチアンドゴー訓練の繰り返しで頑張ろうと決意も新たにしている今日この頃です。
本日は先日、長崎旅行したおりに撮影した長崎での風景をご紹介します。一つはご存知グラバー園。高台から見下ろす風景はとても美しかったです。お天気にも恵まれました。
最後に稲佐山中腹から撮影した長崎市の夜景を。私のブログにもコメントをいただいているontopさんのお膝元ですね。 日本でも指折りの美しい夜景として有名ですが実に素晴らしい夜景でした。
着陸は、おっしゃるように難しいですが、出来るようになると、楽しいですよ!イメージと実践の繰り返しで、頑張って下さい!
長崎のご紹介、ありがとうございます。夜景の画像、本当に綺麗ですね^^
ただ海上は白波が立っており、かなりの強風だったようですね