◆セスナ172操縦訓練日記&GB350C

軽飛行機操縦訓練の記録と写真

マイナスGと花咲かGさん

2007年03月19日 | 航空祭

 

飛行機とは、言うまでもなく『空を飛ぶ機械』である。

 

しかし私にとってのそれは、無機質な部品の集合体ではなく、しっかりとしたハートを持った友人とでも呼びたい存在なのだ。 

いい年になっても少年の心を持ち続けられてきたのは君がいてくれたからだよとたまにつぶやく・・・ 

 

 

こんな事を書くと『アホか』と思われるかもしれない。

いや、そう思われてもいい。ただ飛行機のそばにいるだけで幸せだから(対象物は異なれど、こういう人間がたぶんあなたの周りにも一人くらいはいるはず。いわゆる※オンリーワン)

 

オンリーワン 職場じゃただの 変わり者

 

という痛烈な皮肉を込めたサラリーマン川柳を考えた人もいたりする

 

日頃の不摂生がたたって余分な肉がつきまくりのわがBodyとは違い、彼の体には贅肉など一切付いていない。

主翼、尾翼、プロペラに降着装置と・・・ありとあらゆるパーツの製造にあたっては当然のことながら航空力学が用いられ、それこそボルト一本に至るまで設計者による緻密な計算と、積み上げられてきた先人たちの英知が尽くされている

 

 

航空機というものは常に

目に見えない空気という物質

を相手にしている。時には自然の荒々しさに翻弄され、時にはその力によって離着陸を助けられたりもする。

 

前回、自分の訓練飛行で上昇中の機体を水平飛行に戻す際、操縦輪を押して高度を押さえようとしたら、急に押さえ過ぎて頭の血が・・・ 

頭の血が、と言うより首から下の血が上がってくるのがわかった。ほほーっこれが噂の?? マイナスGかーううっー気持ちわるぃ

 

                                     

 

同乗の機長は知らんぷりをしてくれたけれど、ほんの一瞬でもマイナスGはさすがに気持ちが悪い。自分が子供のころエレベーターに乗り降りする時、必ずと言っていいほど味わっていたこのプラスマイナスG。 

意識はしていなかったがそう言えば最近のエレベーターではあまり感じることがないような気がする。乗客に不快感を与えないようにGを軽減するようなしくみにきっと今はなっているのだろう。

技術というものは我々が知りえないところで常に進歩を続けているようだ 

 

2007.3.15 この日わが地方の平地では冷たい雨が降った。 3月だと言うのに標高の高いところではなごり雪を見ることになった。

 

 

見慣れたrunway-29前方に位置するハゲ山の向こうには、その時に降った雪により、うっすらと雪化粧をした久住連山が見える。

 

わが町にも花咲かじいさんがまもなく桜の花を咲かせにやってくる。今年は空から花見とシャレこんでみたいと思う

大分の桜開花予想日は3.24 

  


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