山城めぐり(兄弟ブログ biglob)

新潟、山梨、長野、群馬、栃木、埼玉県などの埋もれた城跡を探索しております。カテゴリ「城郭一覧」で簡単にアクセス。
 

西平城③

2018-06-30 22:50:41 | 山城ー上州
本丸へ


横濠から登りfont>

本丸城壁

本丸、土塁が南側に付いています。

本丸東下の横濠と小曲輪

土塁を見ています。中央に南虎口

土塁を西から見ています。

堀切と西尾根

堀切を西から見返しています。

西尾根

西尾根の先端部に物見曲輪

物見には祠が祭られています。

南景色、野上集落、奥に見える山が稲含山

次回 茶臼山砦(富岡市 南後箇))



全国城郭研究者セミナー 2018

2018-06-30 22:45:08 | 日記
第 35 回 全国城郭研究者セミナー
テーマ  馬出を考える ― 定義と分布 
日程: 2018 年 8 月 4・5 日(土・日)

会場: 豊橋市公会堂 (アクセス)
愛知県豊橋市八町通 2-22
主催: 第 35 回全国城郭研究者セミナー実行委員会
中世城郭研究会
共催: 豊橋市教育委員会
★ 申込み受付け中です.7 月 20 日まで.
過去の参加者には,5 月 20 日に案内状を発送しました.
このページ下部にも案内と申込み葉書を掲載しています.

全国城郭研究者セミナーは,全国の研究者が集まり,全国的な視野で城郭を検討しようという目的で,毎年 8 月に開催しています.
→ このセミナーの理念, セミナーのあゆみ

案内状と日程のファイル.pdf
↓上のファイルの内容↓
日程
 8 月 4 日(土) 午前  豊橋市公会堂
三河の城報告会 (無料)
09:00~10:00
開場
10:00~12:00
三河の城報告会
豊橋市教育委員会ほか

■ 昼に会場の完全入替えをいたします ■
午後のプログラムへの参加には,改めての受付けと参加費(資料代を含む)が必要です.
当セミナーに初めてご参加いただく場合は,事前に参加申込みをしていただくと受付けに便利です.
 8 月 4 日(土) 午後  豊橋市公会堂
調査・研究報告 (有料)
12:00~13:30
受付
13:30~13:40
開会・日程説明
13:40~14:25
幡豆郡の城郭について ― 吉良氏と地域
奥田 敏春(愛知城郭研究会)
14:25~15:10
密集した小規模方形郭群の事例紹介と検討
遠藤 啓輔(城郭談話会)
15:10~15:30
休憩・書籍交換会
15:30~16:15
米子城の発掘成果 (仮)
浜野 浩美(米子市教育委員会)
16:15~17:00
富山県高岡市高岡城跡詳細調査の成果について
田上 和彦(高岡市教育委員会事務局生涯学習・文化財課)

18:00~20:00
懇親会 こすたりかシティガーデン(豊橋市役所展望レストラン)

 8 月 5 日(日)  豊橋市公会堂
シンポジウム: 馬出を考える ― 定義と分布 (有料)
09:00~09:23
受付
09:23~09:25
事務連絡
09:25~09:30
趣旨説明
山本 浩之(中世城郭研究会)
09:30~10:00
東海地方の馬出の分布について
石川 浩治(西尾市教育委員会 文化振興課課長)
10:00~10:30
越中・能登・加賀・越前・若狭・飛騨の馬出について
佐伯 哲也(北陸城郭研究会 会長)
10:30~10:40
休憩
10:40~11:10
東北地方の馬出(仮)
室野 秀文(盛岡市教育委員会)
11:10~11:40
関東とその周辺の馬出の事例(仮)
山本 浩之(中世城郭研究会)
11:40~13:00
昼食・書籍交換会
13:00~13:30
武田氏と馬出 ― 長野県・山梨県における丸馬出のひろがり(仮)
山下 孝司(武田氏研究会 事務局長)
13:30~14:00
近畿及び周辺の「馬出」について ― 定義と分布
高橋 成計(城郭談話会)
14:00~14:20
休憩・書籍交換会・ステージ設営
14:20~15:50
シンポジウム(討論会)
司会 木地谷 了一(中世城郭研究会)
   ほか
15:50~16:00
閉会挨拶
八巻 孝夫(中世城郭研究会)

案内状
2018 年 5 月吉日
 各 位
第 35 回全国城郭研究者研究者セミナー実行委員会
中世城郭研究会

第 35 回全国城郭研究者セミナーのご案内
拝啓 向暑の候、皆様におかれましては調査にご研究にご活躍のこととお慶び申し上げます。
 全国の城郭研究者が一堂に会し、全国を視野におさめた研究成果の交換と研究者どうしの交流を深めようという目的で始まった全国城郭研究者セミナーも、今年で第35回を迎えることとなりました。
 今回のセミナーは、「馬出を考える ― 定義と分布 ―」というテーマで進めております。馬出は城を考える上での重要なパーツとみなされていますが、このセミナーではこれまでテーマとして取り上げられたことがありませんでした。各地の研究者からそれぞれの地域での分布状況を報告していただくとともに、全国の研究者がもつ情報の共有化を図り、問題点の共通認識をもつことができればと考えております。
 また、例年同様に、セミナー開催意義の原点たる個別研究成果の発表も企画しております。今年も各地の城郭の最新発掘成果やまとまった地域の総括ともいうべき研究報告など、興味深い事例が揃いました。どうぞご期待ください。
 さらに、共催の豊橋市教育委員会からの提案により、研究者だけでなく広く市民のみなさまに地元の城郭に関心を寄せていただく新しい試みとして、4 日午前には一般向けの「三河の城報告会」(無料)を実施することとなりました。
 皆様お誘い合わせのうえご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
敬具

開催要項
1.開催日程
2018 年 8 月 4 日(土)・ 5 日(日)

2.会場
豊橋市公会堂
愛知県豊橋市八町通 2-22 (地図)
 セミナー:  大ホール
 書籍交換会: 応接室ほか(当日ご案内いたします)
 懇親会:   こすたりかシティガーデン(豊橋市役所展望レストラン) 8月4日(土)18:00
※ 駐車場はありません.

3.会費
  参加費     3,000 円(資料代を含む)
  懇親会費    5,000 円(豊橋市内を一望できる会場です)

4.参加申込み
返信葉書で 7 月 20 日(金)までにお申し込みください(当日消印有効).
★ 申込み葉書ファイルは,このページの最下部にあります.
お申込みの受け付け後,こちらから内容の確認はいたしません.
恐れ入りますが、返信ハガキには62円切手を貼付してください.
欠席の方も返信葉書は必ずお出し下さい(次回セミナーの発送名簿は,返信葉書を基に作成いたします).

5.書籍交換
書籍交換の詳細

6.情報交換室
書籍交換とは別に,パンフレットや縄張図など無料資料の交換・配布および研究情報や意見の交換を行う部屋を用意いたします.
8月4日 10:30~17:00
8月5日 09:00~15:00
掲示用パネル板を用意いたします.ご希望の方は返信葉書にパネル希望の旨と題目をご記入ください.

7.問合せ先
目黒公司(中世城郭研究会) cyuujouken◎gmail.com
      恐れ入りますが“◎”↑を半角文字“@”に修正してください.
お申込み内容を確認するための返信はしておりません.

8.宿泊
斡旋はしておりません.別紙ホテルリストをご参考に,参加者各位においてご用意ください.
 ※ リストのホテルを推奨しているわけではありません.

■注意事項
会場内飲食不可
会場の大ホール内は,飲食禁止です.
昼食会場
飲食可のロビーをご利用ください.
昼食購入
弁当の用意はありません.昼食をご自身で用意なさるか,近隣のコンビニや飲食店をご利用ください.
喫煙
会場ならびに公会堂内は全面禁煙です.
駐車場
会場周辺に用意はありません.公共交通機関をご利用ください.
★ 参加申込み葉書.pdf
申込み締切: 7月20日(金)消印有効

必ず郵便で申し込んでください. メールでは受け付けません!
(受付を一箇所にし,誤りを防ぐためです.なにとぞご了承ください.)
葉書大に切り抜いたものを,封書で送ってくださっても結構です.

イベント情報

2018-06-30 22:23:50 | 旅行
イベント情報
世界遺産二条城では,二条城の価値・魅力を多くの方々に実感いただくため,朝や夕方の涼しい時間帯にゆったり城内を観覧いただけるよう,今夏,入城時間を拡大します。
 期間中,初の取組として,期間限定で国宝・二の丸御殿『遠侍二の間特別入室』を実施いたします。また,通常非公開の香雲亭で特別朝食の提供を行います。
1 実施期間
平成30年7月1日(日曜日)~9月30日(日曜日)
2 入城受付時間
(1)7~8月
午前8時~午後6時(閉城は午後7時)※火曜日は,二の丸御殿観覧休止
(2)9月
午前8時~午後4時(閉城は午後5時)
  ※(1),(2)いずれも二の丸御殿は午前8時45分~
3 入 城 料
(1)一般個人600円,一般団体(30名以上)500円,中学・高校生350円,小学生200円
(2)7~8月の火曜日
一般個人400円,一般団体(30名以上)300円,小学・中学・高校生200円(小学生未満無料)
4 期間中の催し
(1)国宝・二の丸御殿遠侍(通称:虎の間)二の間特別入室
ア 期 間 7月4日(水曜日)~8月6日(月曜日) ※火曜日は観覧できません。
イ 観覧受付時間 午前8時45分~午後6時10分(入城は午後6時まで)
ウ 内容 通常は廊下からのところ,遠侍二の間に特別に入室いただき,障壁画(竹林群虎図)や天井画,欄間彫刻を間近で鑑賞いただけます。

二の丸御殿遠侍二の間
(2)清流園・香雲亭で朝御膳(完全予約制)
ア 期 間 平成30年7月1日(日曜日)~9月30日(日曜日)
        午前8時30分~午前9時30分
        ※午前8時20分に香雲亭にお越しください。
イ 場 所 清流園内の香雲亭(通常非公開)
ウ 内容  清流園を眺めながら朝食をお召し上がりいただきます。       
        京料理いそべ「季節の一品付 京のゆば粥御膳」(1日40食限定)
エ 料 金 3,000円(税込)※入城料が別途必要です。
オ 申込み 6月1日(金曜日)から受付開始
        前日午後4時までに御予約ください。
          (予約希望日,氏名,人数,連絡先,アレルギー等をお伝え下さい)
        電話 075-551-1203(受付時間午前10時~午後4時)




赤木城跡を資料で探訪 高虎テーマの講演も 熊野市文化交流センターで来月10日から /三重
毎日新聞2018年6月18日 地方版

三重県熊野市の推計で3年連続3万人超の来場者が訪れている赤木城跡=同市紀和町赤木で、汐崎信之撮影

 熊野市文化交流センターで7月10~15日に赤木城跡(同市紀和町赤木)を紹介する企画展「国史跡 赤木城跡探訪」が開かれる。同14日午後2時から講演会「藤堂高虎の城の原点、赤木城」もある。いずれも無料。

 赤木城は熊野と奈良を結ぶ北山街道沿いの要衝にあり、藤堂高虎が天正期に築城した。市の推計では、城の来場者は15年から3年連続で3万人を超えている。
 企画展では城跡からの出土品や藤堂高虎の資料などを展示する。講演会は市文化財専門委員の和田利信さんが講師を務める。【汐崎信之】
〔伊賀版〕


豊橋市美術博物館 企画展
みかわの城 -吉田城と天下人-
三河の城と天下人紹介

本丸 復興鉄櫓と石垣
戦国時代から江戸時代にかけての吉田城の変遷を、近年の発掘調査の成果や城絵図からたどるとともに、激動の時代を乗り越えてきた三河の城や、三河を舞台に活躍した天下人たちの足跡を紹介します。
日程
平成30年7月21日(土)~平成30年9月9日(日)
※会期は当初7/14開始予定でしたが、7/21に変更になりました。
観覧料
無料

西平城②

2018-06-29 20:29:11 | 山城ー上州
東側斜面の三段曲輪から東尾根を登ります。

第三曲輪から東に廻ると、東第一段曲輪

東第二段曲輪

東第三段曲輪

三段の段曲輪は南先端部に東尾根で集約されています

第一横堀(Bと表示されています)

段曲輪4・3へ通じています。

俯瞰図は「余湖くんのお城のページ」より

東尾根第二横堀(A)

横堀を北から見ています。この右上は本丸です。

横堀から段曲輪を北に廻ると

曲輪3

曲輪3から本丸北城壁を見ています。

次回 本丸へ

西平城の南に岩染という地区があり、県道192号線を南に進むと藤田峠があります。この近くに藤田城がありますが、物見のような山城で「上野誌」に記述されている藤田弾正の居城は、むしろ規模からして西平城ではないかと私は推測します。(史料はありません)、この藤田弾正という人物が、埼玉県の天神山城主、藤田康邦の一族ではないかという可能性は、新たな史料が出てこない限り否定も肯定もできません

藤田信吉の生涯
藤田(小野)康邦(右衛門佐、泰邦)の次男といわれているが、康邦は天文24年(1555年)8月13日、つまり信吉が生まれる4年前に死去しており計算が合わない。このため、康邦の孫または甥ではないかと思われる。また、藤田泰邦の一族である用土業国(新三郎、新左衛門尉)の子息とする説もある[1]。
兄の用土重連が藤田氏邦(康邦の養子)に謀殺されたことによりその跡を継いだ信吉は、はじめ用土氏・小野氏を名乗っていたが、天正8年(1580年)8月、旧知の間柄であったという武田家臣・真田昌幸の調略を受入れ北条氏から離反し、武田氏に沼田城を引き渡した。その後、上州攻略で武功を挙げ、沼須城主となり、武田勝頼から5700貫の所領を拝領する。さらに藤田氏に復して勝頼から武田氏の通字「信」字を与えられ藤田能登守信吉と名乗り、海野信親の娘を娶った[2]。
天正10年(1582年)3月の武田氏滅亡後、他の上州国人と同様に織田氏の重臣・滝川一益に仕える。同年6月の本能寺の変の後、上杉方の長尾伊賀守に通じ、5千の兵で滝川益重麾下4千の兵の守る沼田城を攻めたて水曲輪の一つを乗っ取るも、一益が小幡、安中、和田、倉賀野、由良、長尾(館林)、内藤を従え2万の兵で北上した為、信吉は沼田城攻略を諦め、6月13日夜、泣く泣く越後に落ちていったという[2]。ウィキペディアより









西平城

2018-06-28 21:42:00 | 山城ー上州
西平城は群馬県富岡市野上にあります。

西平城地図

国道254号線、駅前の信号を南に600mくらいで二又を左手、県道192号線を進みます。バス停大島入り口を右折して市道に入ります。道なりに大島鉱泉をめざし、温泉施設の建物の前の道を西に進み、上信越道の高架をくぐり、右手100mほどに登り口があります。


大島鉱泉、奥に見えるとんがった山が城山です。建物手前の道を西に進みます。

上信越道高架(富岡市8)のトンネルをくぐり、右手に進むとこの登り道があります。

俯瞰図は「余湖くんのお城のページ」より。登り道に入ってすぐに、曲輪6・7がありますが、草深く写真になりません。

北尾根を登ってゆくと

北尾根第一腰曲輪城壁

北尾根第一腰曲輪

北尾根第二腰曲輪

北尾根第三腰曲輪・第四腰曲輪(よく見ると二段になっています。)俯瞰図では曲輪Cから、二つ目の曲輪を指しています。この曲輪が防御の要で、東側斜面に三段の帯曲輪に通じています。

以降は次回とします。

西平城の歴史は分かっていませんが、藤田城に藤田弾正という地方豪族が岩染、野上・南後箇の地域を支配していたようです。山崎一氏は西平城も藤田地域城として捉えています。

藤田城地図

藤田氏について
凸藤田氏の伝承を持つ山城
 標高631.4mの山頂部と、東側の削平地(主郭)などから構成される小規模な山城で、藤田峠方面を監視する役割を担っていたものと推定されます。「上野志」によれば、藤田弾正が居城とし、その子孫(※藤田信吉の子孫を指すか)は加賀に居したとも記されています。しかし、藤田氏の居城とするには烽火台や物見台規模の小規模な城郭遺構であることから疑問が呈されます。
 山崎一氏が編纂した「上毛古城塁址一覧」あるいは「日本城郭全集 3」になどの資料によりますと、戦国期に武蔵西北部から西上州らかけて勢力のあった藤田氏の一連の城郭のひとつと推定されていますが、この地域に勢力のあった小幡氏との相互関係を含めてその実態については不明な部分が多いものと考えられます。
 
※藤田能登守信吉(1558-1616)は武蔵天神山城主藤田氏一族の用土業国の子とされ、別名を用土新左衛門尉ともいわれ、北条氏邦の支配下では沼田城主を務めたが、天正8年に沼田城とともにそのまま甲斐武田氏に服属した。天正10年の武田氏滅亡後には、越後上杉氏に仕え後北条氏攻略に戦功をあげた。
 その後慶長5年の関ヶ原合戦では上杉家から出奔し、徳川家康に仕官し下野西方1万5千石を領するに至ったが、元和元年の大坂夏の陣での失態を理由に改易となり翌年に病没したとされている。(「戦国人名辞典」2006/吉川弘文館より引用した)「城跡ほっつき歩記」記事より