山城めぐり(兄弟ブログ biglob)

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西平城

2018-06-28 21:42:00 | 山城ー上州
西平城は群馬県富岡市野上にあります。

西平城地図

国道254号線、駅前の信号を南に600mくらいで二又を左手、県道192号線を進みます。バス停大島入り口を右折して市道に入ります。道なりに大島鉱泉をめざし、温泉施設の建物の前の道を西に進み、上信越道の高架をくぐり、右手100mほどに登り口があります。


大島鉱泉、奥に見えるとんがった山が城山です。建物手前の道を西に進みます。

上信越道高架(富岡市8)のトンネルをくぐり、右手に進むとこの登り道があります。

俯瞰図は「余湖くんのお城のページ」より。登り道に入ってすぐに、曲輪6・7がありますが、草深く写真になりません。

北尾根を登ってゆくと

北尾根第一腰曲輪城壁

北尾根第一腰曲輪

北尾根第二腰曲輪

北尾根第三腰曲輪・第四腰曲輪(よく見ると二段になっています。)俯瞰図では曲輪Cから、二つ目の曲輪を指しています。この曲輪が防御の要で、東側斜面に三段の帯曲輪に通じています。

以降は次回とします。

西平城の歴史は分かっていませんが、藤田城に藤田弾正という地方豪族が岩染、野上・南後箇の地域を支配していたようです。山崎一氏は西平城も藤田地域城として捉えています。

藤田城地図

藤田氏について
凸藤田氏の伝承を持つ山城
 標高631.4mの山頂部と、東側の削平地(主郭)などから構成される小規模な山城で、藤田峠方面を監視する役割を担っていたものと推定されます。「上野志」によれば、藤田弾正が居城とし、その子孫(※藤田信吉の子孫を指すか)は加賀に居したとも記されています。しかし、藤田氏の居城とするには烽火台や物見台規模の小規模な城郭遺構であることから疑問が呈されます。
 山崎一氏が編纂した「上毛古城塁址一覧」あるいは「日本城郭全集 3」になどの資料によりますと、戦国期に武蔵西北部から西上州らかけて勢力のあった藤田氏の一連の城郭のひとつと推定されていますが、この地域に勢力のあった小幡氏との相互関係を含めてその実態については不明な部分が多いものと考えられます。
 
※藤田能登守信吉(1558-1616)は武蔵天神山城主藤田氏一族の用土業国の子とされ、別名を用土新左衛門尉ともいわれ、北条氏邦の支配下では沼田城主を務めたが、天正8年に沼田城とともにそのまま甲斐武田氏に服属した。天正10年の武田氏滅亡後には、越後上杉氏に仕え後北条氏攻略に戦功をあげた。
 その後慶長5年の関ヶ原合戦では上杉家から出奔し、徳川家康に仕官し下野西方1万5千石を領するに至ったが、元和元年の大坂夏の陣での失態を理由に改易となり翌年に病没したとされている。(「戦国人名辞典」2006/吉川弘文館より引用した)「城跡ほっつき歩記」記事より








日朝会談は夢物語

2018-06-28 21:14:45 | 日記
韓国が主導した北朝鮮との平和会談を、ことごとく足を引っ張ってきた安倍外交は金正恩には見透かされている。もっとも安倍の頭には拉致被害者救出などは念頭にはない。本気で拉致被害者の救出を考えておれば、この機会を逃すはずはなかったし、文在寅大統領が金正恩が「日本はなぜ政府使者の派遣をしないのか?」と問うたことを、日本政府に伝えている。この時も安倍は動かなかった。朝鮮半島に有事が起きれば、自分のじいさんであった岸信介の悲願、憲法改正が実現できると期待していたからである。麻生大臣が「新聞を読まない若者は自民党支持である。」と産経新聞に云ったそうである。これほど日本の若者を馬鹿にした発言はない。しかし、これが現実でもある。社会に関心なく、政治に関心なく、自分の事しか考えていない若者が多いことか。若者が自民党を支持し、このまま推移すれば、憲法9条の廃棄は行われるだろう。戦争の出来る日本国家が、果たして幸せにつながるのか、議論の余地もないが、この危険な情勢に無関心であるのだから仕方がない。

遠のく日朝会談…北は安倍首相を“蚊帳の外”“卑しい”と批判

今や発言力は世界トップクラス(C)ロイター 拡大する
 2004年以来となる日朝首脳会談の実現を模索する安倍首相の足元を見透かすように、北朝鮮がアベ批判を強めている。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が週末にかけて立て続けに論評を掲載。ボルテージは上がりっ放しだ。このままでは、会談実現は遠のくばかりだ。

 労働新聞が21日付で掲載したのが、〈蚊帳の外から抜け出そうという術策〉と題した論評だ。米朝首脳会談が行われた12日、来日したマレーシアのマハティール首相やラオスのトンルン首相に対し、安倍首相が対北圧力への協調を求めたと言及。〈蚊帳の外に置かれている者の卑しい物乞い行為だ〉〈不安感に襲われた安倍は、朝鮮半島情勢を悪化させようという不純な策動に東南アジア諸国を引き込もうと愚かに画策している〉と断じる一方、安倍政権が配備を急ぐ「イージス・アショア」もこうヤリ玉に挙げた。

〈日本の防衛相は、ミサイル迎撃システムを拡張すると発表しながら、良い方向に流れている朝鮮半島の雰囲気に冷や水を浴びせている〉
昨年11月に初来日したトランプ米大統領から「バイ・アメリカン」と迫られ、北朝鮮の脅威を理由に購入を前倒しした陸上配備型のミサイル迎撃システムだ。1基1000億円弱で、搭載に向けて日米で共同開発中の新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」4発と関連装備品は計約150億円。2基で2000億円もする代物である。米朝対話が進む中、配備予定地の秋田と山口からもその必要性を疑問視する声が上がる。そして、安倍政権のやり方をこう総括していた。

〈安倍勢力の総的目標は、日本を戦争国家にすることである。今まで日本は周辺情勢、特に朝鮮半島情勢悪化を口実に、武力増強に拍車をかけ、軍事訓練を頻繁に行ってきた。侵略戦争に出られる準備をほとんど整えた日本に今残っているのは、現行憲法を書き換え、法的名分を作ることだけである。だから、朝鮮半島情勢緩和ではなく、激化を望んでいる〉
指摘はごもっともで、子細に分析したものである。元韓国国防省北朝鮮情報分析官の高永テツ氏(拓大主任研究員)はこう言う。

「北朝鮮は米国との融和ムードに水を差し、足を引っ張ろうとする安倍政権にイラ立ちを募らせています。金正恩党委員長と本気で向き合う覚悟があるのなら、刺激するような態度は改めろ、というメッセージだと受け取るべきでしょう」

 22日付の〈日本は誠実に過去を清算せよ〉と題した論評も痛烈だった。従軍慰安婦に関する日韓合意を巡り、日本の反対にもかかわらず、少女像が米議会で巡回展示されたことに言及。〈「合意」なるものを前面に掲げて、凶悪非道な性奴隷犯罪が全部清算されたかのように宣伝している〉と非難し、〈過去の罪悪を率直に認めて徹底的に賠償することだけが、日本が生きる道である〉と主張した。


 拉致問題の解決を前面に押し出す安倍政権にまたもクギを刺してきたわけである。「外交というものは血こそ流さないものの、頭脳を駆使する戦争です。国民感情を考えれば、日本が拉致問題を最重要課題とするのは理解できますが、国際社会が大きく動く局面では、世論の反発を恐れず、本音を隠す外交の知恵を絞った方がいい」(高永テツ氏=前出)

 事態を1ミリも進展させず、“拉致の安倍”で高ようじだったツケが一気に回ってきた。 日刊ゲンダイ記事より